- 小学生の偏差値の平均っていくつ?
- うちの子どもの偏差値の出し方は?
- 中学受験する子たちの偏差値を知りたい
- 全国統一小学生テストの偏差値の平均は?
この記事では、こんなお悩みを解決します。
小学生の偏差値を知る方法は模試や公開テストなどがありますが、当サイトでは、年2回無料で行われる四谷大塚主催の「全国統一小学生テスト」に申し込み、試験を受けることをおすすめしています。
なぜなら、中学受験を考えているお子さんは、早い段階から自分の偏差値が大体いくつなのかを知っておくことはとても重要だからです。偏差値を知っておくことで、子どもの学力レベルに適した学校を選ぶことができますし、目標とする学校に向けた対策を立てることも可能になります。
もし中学受験を考えていなかったとしても、偏差値があればそれを元に子どもの学習計画を立てることができます。弱点の克服や、得意分野のさらなる強化も可能となるからです。
さらに、この全国統一小学生テストを定期的に受験すると、「前回よりも良い点数を取ろう」と子どもが頑張るモチベーションにもなりますし、集団テストの緊張にも慣れることができるので、一石三鳥なのですが、なんとこのテストは無料です。成績優秀者になると様々な特典も・・・。
これは受験しない手はないですよね。
ただし、全国統一小学生テストの偏差値には注意点もありますので、本記事内で詳しく解説しています。息子の過去の成績表も載せていますので、よかったら参考にしてみてくださいね。
全国統一小学生テストの対策なら「東進オンライン学校」がおすすめ!受講生は、平均10点以上も点数アップしています。
全国統一小学生テスト対策におすすめ
小学生の偏差値の平均はいくつ?
小学生の偏差値の平均は、一般的に50とされています。(※1、※2)
(※1)偏差値は、テストのスコアを平均50、標準偏差(※2)10のデータに変換(標準化)したときに示す値のことです。
(※2)標準偏差とは、データのばらつき具合を示す指標です。
偏差値50が平均を意味するとき、偏差値が60であれば、上位約16%に位置することになります。逆に、偏差値40は下位約16%に位置するということになります。
偏差値 | 上位何%に位置する |
55 | 上位30.85% |
60 | 上位15.87% |
65 | 上位6.68% |
70 | 上位2.28% |
75 | 上位0.62% |
とはいえ、これはあくまでも偏差値の平均が50だった場合の偏差値なのでご注意ください。
偏差値は、テストの難易度によって異なります。難易度の高いテストでは、平均点が低くなるため、偏差値60でも上位層に位置する可能性があります。
逆に、難易度が低いテストでは、平均点が高くなるため、偏差値70でも上位層に位置する可能性は低くなることがあります。
子どもの偏差値を知る方法のひとつとして、全国統一小学生テストはおすすめです。
次は、全国統一小学生テストについてそのメリットや概要を解説していきますね。
全国統一小学生テスト対策におすすめ
全国統一小学生テストとは?6つのメリットを活かそう
全国統一小学生テストとは、四谷大塚が主催する年に2回の学力テストです。
受験料は無料で、日本全国の全国の幼稚園年長生から小学1〜6年生まで受験することができ、全国約2000もの学習塾で一斉に行われます。
ではなぜ全国統一小学生テストを受けるといいのか、そのメリットは以下6つです。
全国統一小学生テスト6つのメリット
- 無料で受験の経験を積むことができる
- 子どもの学力を客観的に把握できる
- 得意分野と苦手分野を把握できる
- 学習の成果と進捗状況を把握できる
- 学習の目標を設定できる
- 成績優秀者には特典がある
全国統一小学生テストにはこんなにたくさんのメリットがあります。
詳しく見ていきましょう。
メリット①無料で受験の経験を積むことができる
全国統一小学生テストの醍醐味は無料で受験できることです。
試験形式は、幼稚園の年長生と小学1・2年生が記述式、小学3・4・5・6年生はマークシート方式で実施されます。
中学受験を考えている場合は、集団で複数科目の一斉受験の経験を積むことで、中学受験本番での緊張を和らげることができます。
試験当日の持ち物準備だけでなく、忘れ物や、電車遅延など、受験にはなにかとトラブルがつきものですが、全国統一小学生テストを複数回受けてきた経験があれば、心の準備ができますよね。
メリット②子どもの学力を客観的に把握できる
全国統一小学生テストは、全国の小学生が一斉に受験するテストです。そのため、自分の得点を全国の同学年と比較して、客観的に自分の学力を把握することができます。
試験結果には、子どものテストの点数だけではなく、都道府県別の順位や全国の順位、男女別の順位も記載されているので、子どもの学力を相対的に評価できる指標となります。
子どもの偏差値も出るので、子どもが全国の同学年と比べてどのくらいの学力を持っているのかを把握することができます。
メリット③得意分野と苦手分野を把握できる
全国統一小学生テストでは、低学年のうちは国語と算数、高学年になると国語・算数・理科・社会の4教科から出題されます。
なお、高学年は必ずしも4教科受験しなければならないわけではなく、2教科から受験が可能です。
全国統一小学生テストを受ける目的として、得点や偏差値を分析することで、子どもの得意分野と苦手分野を把握することができます。
メリット④学習の成果と進捗状況を把握できる
全国統一小学生テストは、春と秋の年に2回実施されます。
定期的に全国統一小学生テストを受験することで、自分の学習の成果を把握することができます。
偏差値が上がった科目があれば、しっかり勉強を頑張った成果を褒めることもできますし、偏差値が下がった科目については出題範囲を見直し、どこで点数が取れていなかったのか、ミスをしやすい箇所はどこかなど、子どもの学習上の課題を把握することができます。
メリット⑤学習の目標を設定できる
全国統一小学生テストの成績を目標にすることで、学習のモチベーションを高め、具体的な学習の目標を設定することができます。
例えば、「次回は苦手な理科で100点満点中平均の50点を目指す」「得意な算数では150点満点中120点を目標にする」であったり、「偏差値60以上になりたい」のように、数値化することで目標を設定しやすくなります。
なお、偏差値だけを目標にする場合は注意が必要です。というのも、偏差値が高めに出ても点数は低かったり理解度が低い場合があるため、偏差値だけを目標の数値として設定することはおすすめできません。
偏差値と点数の両方を目標にすることは有効で、まずは偏差値を目標に学習し、ある程度の偏差値を達成したら、点数を目標に学習を進めていくという方法がおすすめです。
メリット⑥成績優秀者は特典がある
全国統一小学生テストの成績優秀者には、以下の特典があります。
- 成績優秀者表彰状の授与
- 決勝大会への招待
- 四谷大塚の学習塾で無料の特別授業を受けることができる
- アメリカIvy League視察団への招待
ひとつずつ解説しますね。
まず、成績優秀者表彰状は、学年ごとに全国順位と都道府県順位が発表され、名前と学校名が公表されます。
※保護者の同意を得た上で行われます。保護者が同意しない場合、成績優秀者は公表されません。
決勝大会は東京の御茶ノ水で行われ、小3〜小6の成績上位者が無料招待されます。
また、四谷大塚で無料の特別授業を受けることができるのは、以下の学年です。
- 小学3年生:国語・算数・理科・社会の4教科
- 小学4・5・6年生:国語・算数・理科・社会の4教科に加えて、英語
なお、決勝大会で優秀な成績を収めると、さらに以下の特典があります。
- 優秀者表彰状の授与
- 『アメリカIvy League視察団』への招待(小学4年生のみ)
この『アメリカIvy League視察団』は、小学4年生を対象とした特典です。決勝大会で各学年上位30名に入ると、毎年夏10日間のアメリカ東海岸の大学を訪問することができます。
コロナ禍はこの研修旅行も中止になっていましたが、2023年の夏には復活したようなので、良かったですね。
視察団の動き・日程のページでは、10日間にわたる研修旅行のスケジュールを見ることができます。フォトギャラリーでは、視察に訪れた子どもたちの生き生きとした表情が掲載されていますので、成績優秀者を狙えるお子さんはぜひこの研修旅行をモチベーションに頑張るといいかもしれません。
このように、全国統一小学生テストは無料にもかかわらず、たくさんのメリットがある試験なのです。
【概要】全国統一小学生テストとは?
項目 | 全国統一小学生テストの概要 |
---|---|
主催 | 四谷大塚 |
対象 | 小学生 (年長生から6年生) |
実施回数 | 年に2回 (春と秋) |
受験料 | 無料 |
出題教科 | 年長 算国融合型小1~小3 算数・国語小4~小6 算数・国語・理科・社会 |
試験時間 | 1教科あたり30分~50分 (学年・教科による) |
試験方式 | 年長生、小学1・2年生:記述式 小学3・4・5・6年生:マークシート形式 |
全国統一小学生テストは学習塾の四谷大塚が主催するテストです。
試験内容は学年によって異なります。
年長生は算数国語融合型の考える力を見る問題で、小学1・2・3年生は算数と国語、小学4・5・6年生は算数、国語、理科、社会の中から選択する形となっています。
全国統一小学生テストの受験を検討している場合は、人気の校舎はすぐに満席になってしまうため、申し込み受付がスタートしたらすぐに申し込みすると安心です。
申し込みに関する詳細は、関連記事「全国統一小学生テストとは?いつ行われるの?」で詳しく解説していますので、良かったら参考にしてみてください。
【成績表公開】全国統一小学生テストの平均点、偏差値の目安は?
全国統一小学生テストの平均点や偏差値の目安が気になりますよね。
結論から言いますと、平均点は受験者の学力や試験内容(テストの難易度)によって毎年変わります。
なので、過去のテストの平均点は、傾向としては参考になりますがあくまでも目安としてお考えください。
【実績】全国統一小学生テストの平均点、偏差値(2017年)
少し前のデータにはなりますが、我が家の子どもが全国統一小学生テストを受験した時の成績表はこちらです。
理科が偏差値45と出た以外は、算数・国語・社会全て偏差値60以上という結果になりました。
本人はその後、中学受験で実際に偏差値60以上の進学校に合格しています。全国統一小学生テストの偏差値の数字は大きく外れてはいませんが、若干高めに出る印象ですね。
偏差値の目安について詳しくは「全国統一小学生テストの偏差値の目安【中学受験の志望校と同じ?】」(ジャンプで移動できます)で後述します。
全国統一小学生テストの平均点の目安
全国統一小学生テストでは、学年によって平均点が異なるように作問をしています。
学年 | 平均点 |
年長生 | 80% |
小学1年生 | 70% |
小学2年生 | 60% |
小学3年生 | 60% |
小学4年生 | 55% |
小学5年生 | 55% |
小学6年生 | 55% |
年長生は配点の80%、1年生は配点の70%、2・3年生は60%、4・5・6年生は55%が平均点となるよう、試験問題を作成しています。
引用元:全国統一小学生テスト公式サイト
つまり、全国統一小学生テストでは、幼い年長生では正答率が高く(難易度が低く)なるように、そして学年が上がるにつれ正答率が下がる(難易度が上がる)ように作問されているということですね。
実際のテストで「偏差値の平均はいくつなのか」「子どもが上位何%に位置するのか」を正確に計算するには、各テストの各学年の標準偏差(ばらつき具合)を把握する必要があるのですが、全国統一小学生テストでは公表されていません。
全国統一小学生テストの偏差値の目安【中学受験の志望校と同じ?】
全国統一小学生テストの偏差値は中学受験の志望校や模試の偏差値と同じかどうか?について考察しましょう。
まず前提として、全国統一小学生テストを受験する子どもは中学受験をする子どもだけではありません。全国各地でテストが開催されるため、塾に通っていない子どもや、中学受験をしない子どもも受験することができます。全国統一小学生テストは無料で受験できることもあり、事前準備もなく単に「力試し」として受験している子どもも多いのです。
それに比べて、SAPIX(サピックス)や四谷大塚・早稲田アカデミー・日能研など学習塾の偏差値というのは塾が実施するテストであり、おもに受験対策をしている子どもが受験します。よって、受験者の学力が高い塾では、同じ得点を取っていても偏差値が低く出ることがあります。
(フォント小※偏差値は、各塾が実施するテストの平均点と標準偏差(ばらつき)を基に計算されます。そのため、テストの内容、難易度、受験者の能力分布などが異なる場合、偏差値も異なります。)
つまり、全国統一小学生テストの偏差値は各学習塾の偏差値より高めに出ると考えたほうがいいのです。
大体の偏差値の目安として、全国統一小学生テストの偏差値から10〜15程度マイナスするとちょうどいいです。
全国統一小学生テストの偏差値 – 10 =
四谷大塚・日能研・早稲田アカデミーなどの偏差値
全国統一小学生テストの偏差値 – 15 =
SAPIXの偏差値
※あくまで目安です。
中学受験をする子どもなら、全国統一小学生テストの偏差値で60以上だったからといって、偏差値60の志望校が余裕で狙えるわけではないので注意が必要です。
全国統一小学生テストを受験すると、成績レポートにお子さんの偏差値なども含めた個人成績が掲載されますので、子どもの偏差値を知りたい方はまずは一度全国統一小学生テストを受験してみてください。
全国統一小学生テスト対策におすすめ
全国統一小学生テストの難易度はどのくらい?
全国統一小学生テストの難易度は、学年によって異なります。
たとえば、年長さんから低学年までの難易度は易しめです。基本的な問題が大部分を占め、正答率が高くなるように作られています。
しかし、高学年になると出題範囲も広がるため、難易度も上がります。全国統一小学生テストは学習塾の四谷大塚が主催していることもあり、学校のテストとは違う「思考力」を問う問題が多いのです。
よって、一般的な小学校のテストよりも難易度が高いと言えます。
日頃から塾に通ったり中学受験対策で文章問題や応用問題に慣れている子どもにとっては、特別に難易度が高いとは思わないかもしれませんが、大量の問題を解くことに慣れていない子どもだと集中力が続かないかもしれません。
例えば、小1の算数では、たし算やひき算などの基本的な計算問題が中心ですが、小6の算数では、分数や比例などの応用問題も出題されます。
そのため、全国統一小学生テストを受験する際には、日頃からしっかりと学習しておくことが大切です。
以下に、全国統一小学生テストの難易度を学年別にまとめます。
学年 | 難易度 |
---|---|
年長 | 教科書レベル |
小1 | 教科書レベル+応用問題 |
小2 | 教科書レベル+応用問題 |
小3 | 教科書レベル+応用問題 |
小4 | 教科書レベル+応用問題 |
小5 | 教科書レベル+応用問題+思考力問題 |
小6 | 教科書レベル+応用問題+思考力問題 |
詳しくは以下の記事で解説しているので、全国統一小学生テストの難易度が気になる方は是非参考にしてみてください。
>>>全国統一小学生テスト(全統小)の難易度は?家庭でできる5つの対策を紹介!
全国統一小学生テストの対策・勉強方法は?
ここでは全国統一小学生テストの対策・勉強方法をまとめました。
- 過去問題集を解く
- 基礎をしっかりと固める
- 応用問題や思考力問題に慣れる
- 定期的に全統小テストを受ける
- 勉強を継続する
せっかくテストを受けるなら、これまで学習してきた手応えを感じられるよう、日頃から準備しておけるといいですね。
詳しく解説していきます。
対策①過去問題集を解く
まずは、全国統一小学生テストの過去問を解いて全体像を把握しましょう。
過去問を解くことで、出題範囲や傾向を把握することができます。
また、自分の苦手分野や課題を明確にすることもできるので、どの教科・単元を重点的にさらえばいいのかが分かります。
過去問を見るには全国統一小学生テストへの会員登録が必要です。以下のリンクから登録・閲覧できますよ。
対策②基礎をしっかりと固める
応用問題や思考力問題を解くためには、基礎をしっかりと固めることが大切です。
教科書の内容をしっかりと理解し、まずは基本的な問題を解けるようにします。
たとえば、学校で習う学習範囲で苦手なところは無いか教科書で確認しましょう。
嫌いな単元がある場合は、教えるのが上手な家庭教師や個別塾でのサポートを検討してもいいかもしれません。
>>【2023年最新】中学受験の家庭教師おすすめ12選を比較|親目線のおすすめはココ!
対策③応用問題や思考力問題に慣れる
全国統一小学生テストでは、学年が上がると応用問題や思考力問題も出題されます。そのためにも、数多くの問題を解いて、応用問題や思考力問題に慣れるようにしましょう。
子どもの進度に従って問題集を次々に揃えるのが大変なのですが、東進オンライン学校なら、四谷大塚の名門講師が授業をしてくれる映像授業が見れるので全国統一小学生テスト対策におすすめです。
東進オンライン学校の口コミ評判や、授業のようすなどについては【中学受験】東進オンライン学校小学部の口コミ・評判を徹底解説の記事で紹介していますので良かったら見てみてください。
>>>【中学受験】東進オンライン学校小学部の口コミ・評判を徹底解説
対策④定期的に全統小テストを受ける
年2回、定期的に全国統一小学生テストを受けましょう。
何といっても無料ですし、学習の成果を把握することができます。
成績が優秀なら表彰状をもらえたり特別授業に招待されるなどの特典もありますし、苦手分野や課題を早期に発見することもできます。
受けて損はないですよね。
対策⑤勉強を継続する
全国統一小学生テストは、中学受験を想定して作問されているため、学年が上がってくると教科書を読んだだけでは解けないような思考力・応用力を試す問題があります。
思考力や応用力は日々の勉強の積み重ねで身につくものですから、継続して勉強することが大切です。
勉強を継続できる環境はやはり塾が一番ですが、周りに塾がない方や、通わせる時間がない方におすすめなのが東進オンライン学校です。
全国統一小学生テスト対策におすすめ
全国統一小学生テストの勉強法(教科別)
全国統一小学生テストの教科別の勉強法について解説します。
教科 | 学習範囲 | 対策・勉強法 |
国語 | ・文章読解力 ・漢字 ・四字熟語 ・作文力 | ・本や教科書の内容を理解できるようにする・漢字や語彙を覚えるために、単語帳や漢字帳を使って暗記する ・作文力は、日記や感想文を書く、または作文添削を受ける |
算数 | ・基礎的な計算力 ・応用問題や思考力問題 ・数学的な考え方 | ・計算ドリルでスピードと正確性を身につける ・問題を解くときに、なぜその答えになるのか、人に説明できるようにする ・図や表を使って整理する・数で表すクセをつける |
理科 | ・基本的な知識 ・実験や観察 ・思考力 | ・家庭でできる簡単な実験や観察に挑戦する ・実験レポートや観察のレポートを書く |
社会 | ・日本や世界に関する基本的な知識 ・地図やグラフの読み取り ・年表の見方 | ・ニュースを見る ・白地図を作る ・地図やグラフを見ながら、自分で説明できるように練習する |
詳しく見ていきましょう。
全国統一小学生テストの勉強法:国語
国語は、まず基本的な文章読解力を鍛えるために、教科書や問題集の文章を読み、内容を理解できるようにしましょう。もしつまずくなら、以下が原因かもしれません。
- 漢字が読めない
- 熟語や語彙を知らない
- 文章を読むことに慣れていない
- 作文が苦手
国語でつまづいている理由を明確にし、ひとつずつ解決していきましょう。
漢字や熟語を覚えるためには、単語帳や漢字帳を使って、繰り返し暗記するのが近道です。
子どもが楽しく取り組めるように、全問正解したらご褒美をもらえるなどゲーム性を持たせたり、覚えやすいように壁に貼っておくなどの工夫をすると効果的です。
作文力を身につけるためには、日頃から日記や感想文を書くようにしましょう。
また、作文の添削を受けることで、より良い作文を書くためのスキルを身につけることができます。
全国統一小学生テストの勉強法:算数
算数は、基礎的な計算力を身につけるために、かけ算や割り算などの基本的な計算問題を繰り返し解きましょう。計算ドリルを使って、スピードと正確性を身につけることも大切です。
問題を解くときに、なぜその答えになるのかしっかりと考え、人に説明できるようにするのがおすすめです。子どもがどこまで理解しているか親御さんも把握できるうえ、子どもの言語能力やアウトプット能力の向上にもなるので一石二鳥です。
「数学的な考え方」というと難しく感じますが、日常生活のなかで、以下の点を取り入れるだけでも数学力は向上します。
- 図や表を使って身近な出来事を整理する
- 時間を計測する
- 長さや重さを測る
- 算数に関するボードゲームをする
子どもの好きなゲームやスポーツを図表にする習慣をつけるだけでも大きな差になりますよ。
全国統一小学生テストの勉強法:理科
理科は、実験や観察を通して、体験と知識を深めることが大切です。家庭でできる簡単な実験や観察に挑戦してみましょう。
「実験」と言うと大それたことのように思って腰が引けるかもしれませんが、動物の飼育や調理、ガーデニングを手伝ってもらうだけでも立派な経験になります。
また、実験や観察のレポートを書くことで、知識を定着させることができます。
全国統一小学生テストの勉強法:社会
社会に関しては、地理、地形、気候、自然、歴史、文化など範囲が広いのですが、まずは教科書の内容をしっかり読み込んでおくことが基本的な知識のためには不可欠です。
そのほかにできることとして、日頃からニュースを見て家族で話し合うことや、地図やグラフを見ながら自分で説明できるように練習するのもいいですね。
地理に関しては、楽しく知識を定着させられる「白地図作り」を当サイトではおすすめしています。
夏休みの自由研究などにも活用できるので、良かったら参考にしてみてください。
全国統一小学生テストを受けた方の口コミ・評判
ここでは、全国統一小学生テストを受けた方の口コミ・評判をX(Twitter)にて調査しました。
良い口コミ①決勝大会に出場した子どもの成績表
こちらの方は、全国統一小学生テストの偏差値が全て70以上、決勝大会に行かれた方の口コミです。
2016年の成績表ですが、決勝大会に行く子どもの偏差値の参考になりますね。
良い口コミ②子どもがやる気満々
全国統一小学生テストの結果は、日本全国における順位がわかります。
勉強が得意なお子さんは全国1番を目指すなど、明確な目標があるとテストを楽しみに勉強を頑張るモチベーションになります。
良い口コミ③対策をして3ヶ月で伸びた
全国統一小学生テストに向けて、読書・漢字・算数の計算・思考問題に集中して取り組んだ結果、素晴らしい成績を収めた方の口コミです。
目標に向かって親子で計画を練り、学習を継続して本番で成果を出す「PDCAサイクル」を小学生のうちから経験できるので、無料で受けられる全統小テストを活用したいですね。
良い口コミ④次に繋がる良い経験ができた
目標の全国1位がかなわなかったという口コミです。
集団テストの緊張感や、本番でのミスなど、全統小テストでは失敗も含めて様々な経験ができるので中学受験をする方にはおすすめです。
良い口コミ⑤無料で分析してくれて勧誘なし
塾に通っていなくても勧誘はなかったとの口コミです。
全国統一小学生テストを受けると四谷大塚から勧誘があるという噂がありますが、他の口コミを見ても「塾へのしつこい勧誘はない」という口コミが多かったです。
悪い口コミ①子どもが大泣きして拒絶した
中学受験をする予定がなくても、子どもの順位を知るために全国統一小学生テストに申し込む方は多いです。
ただ、応用問題や思考力を問う問題に慣れていないと、子どもに嫌がられる可能性もありますね。
悪い口コミ②レベルが高過ぎて大変
全国統一小学生テスト対策のために子どもに勉強を教えている親御さんの口コミです。
レベルが高くて大変ということですので、子どもに勉強を教える時間がない方や、学習内容を忘れている方は、無理せず中学受験のプロである塾に頼ることも検討しましょう。
全国統一小学生テスト対策には、四谷大塚の名門講師が授業をしてくれる、東進オンライン学校がおすすめです。
全国統一小学生テストを受けた方の口コミ・評判まとめ
良い口コミ
- テストがモチベーションになった
- テスト対策をした成果が出た
- 失敗も含めて良い経験になった
- 塾に通っていなくても勧誘なし
悪い口コミ
- 難易度が高く、子どもが嫌がった
- 難しい問題が多く、教える親が大変
全国統一小学生テストを受けた方の口コミをまとめると、中学受験を視野に入れているか否かで意見が異なることが分かりました。
中学受験をせず、塾に通っていない子どもにとっては、全国統一小学生テストの難易度が高く、子ども本人がテスト勉強を嫌がる、家庭内でのテスト対策が大変、などの結果になりました。
それに比べ、中学受験を視野に入れているお子さんは、全国統一小学生テストが受験勉強のモチベーションを上げ、今後に活かせる経験を積む機会だと捉えている方が多い印象でした。
全国統一小学生テストを受けることはけっして必須ではありません。ご家庭の方針や、お子さんの意見を考慮した上で申し込みを検討してください。
全国統一小学生テストに関するよくある質問
この項目では、小学生の偏差値や、全国統一小学生テストに関する質問をまとめています。
小学生の偏差値70だと全体のどのくらい?
小学生の偏差値70だと全体のどのくらいのレベル感かというと、一般的に偏差値70は全体の約2.28%に相当します。
つまり、100人の受験者がいた場合、上位2位に入るということです。
小学生で偏差値70を達成するためには、基礎的な知識をしっかりと身につけた上で、応用問題や思考力問題にも対応できるだけの学力を身につける必要があります。
また、時間制限のあるテストに慣れることも大切です。全国統一小学生テストや模試などを受けて、時間配分や問題の解き方、集中力などを確認しておきましょう。
なお、偏差値70という結果が出たとしても、過度な期待やプレッシャーを子どもに与えるのは避け、長期的な目線でサポートすることが重要です。
前述した「全国統一小学生テストの勉強法(教科別)」(ジャンプで移動できます)を参考に対策を立ててみてください。
小学生の偏差値40はどのくらいのレベルですか?
小学生の偏差値40は、全国平均から見てやや下回るレベルです。
一般的に、偏差値40は、全体の約25%に相当します。つまり、100人受験者がいた場合、下位25位に入るということです。
ただ、今後の学習次第では、中学受験においても十分に合格圏内に入る可能性はあります。
悲観しすぎず、まずは基礎的な知識をしっかりと身につけることが大切です。
全統小の小4の偏差値はいくつですか?
2023年6月の結果から考慮すると、全統小の小4の偏差値は約55となります。
根拠として、2023年6月の全統小の小4の平均点は、算数150点満点で82点、国語150点満点で82点、理科100点満点で55点、社会100点満点で55点でした。
この平均点を基準に、偏差値を算出すると、約55となるためです。
小学生の偏差値の出し方は?
小学生の偏差値は、以下の公式で求めることができます。
偏差値 = (個人の得点 – 平均点) / 標準偏差 * 10 + 50
- 個人の得点:自分がテストで取得した点数
- 平均点:テストを受けた全員の平均点
- 標準偏差:テストを受けた全員の点数の散らばり具合を表す値
偏差値は、各塾が実施するテストの平均点と標準偏差を基に計算されます。
よって、テスト内容や難易度、受験者数や受験者の能力分布が異なる場合は、偏差値も異なってきます。
偏差値50はテストで何点?
偏差値50は、平均点です。
つまり、偏差値50を取るには、テストで平均点をとる必要があります。
偏差値50を取るために必要な点数は以下の通りです。
難易度 | 必要点数(目安) |
易 | 60~65 |
標準 | 55~60 |
難 | 50~55 |
この表は、100点満点のテストで偏差値50を取るために必要な点数を示しています。
とはいえ、テストの点数は、テストの難易度によって異なります。難易度が高いテストでは、平均点が低くなります。そのため、偏差値50を取るために必要な点数は、テストの難易度によって異なります。
一般的には、100点満点のテストで偏差値50を取るには、60点前後をとる必要があります。ただし、難易度が高いテストでは、50点前後でも偏差値50を取れる可能性があります。
まとめ:対策をして全国統一小学生テストを受けてみよう
全国統一小学生テストは、子どもの学力を把握し、伸ばすための良いきっかけになります。
受験は無料ですし、四谷大塚からのしつこい入塾勧誘の心配もありません。
せっかくテストを受けるのなら、機会を無駄にしないためにもしっかり対策しておくことが重要です。
- 全国統一小学生テストの過去問を解く
- 苦手な教科は重点的に学習する
- 毎日の学習を継続する
とはいえ、テストの難易度は高いので、もしご家庭で対策するのが難しい場合は、東進オンライン学校がおすすめです。
四谷大塚の名門講師が授業をしてくれるので、分からなかったところが分かるようになったり、授業が楽しみになったというお子さんが多く、とても好評ですよ。
全国統一小学生テスト対策におすすめ
中学受験で成績を上げていくのは、学年が上がるほど大変になってきます。
子どもなりに一生懸命に学習していても、思うような結果がでないこともしょっちゅうあります。
もし志望校との偏差値が5以上離れていて、このまま成績が上がっていくイメージがわかないのであれば、個別指導や家庭教師を利用しましょう。
じつは、中学受験をされているご家庭の39%が個別指導塾や家庭教師を利用しています。
そして、個別指導塾や家庭教師を利用したご家庭のうち35%は偏差値が5以上アップしています。
我が家では家庭教師を利用していましたが、苦手な国語の偏差値が12アップし第1志望校に合格できました。
お住まいの地域に合わせて個別指導塾と家庭教師のおすすめを紹介するので、気になる方は資料請求してみてください。