理科が好きになれない子の特徴として「理科では、暗記だけが求められている」と勘違いしている子が多くいます。
本来、理科は日常生活での疑問や好奇心に科学的な回答を得られる教科です。
そういった勘違いを解決するためには、日常でもっと「なんで?」や「どうして?」を実践で解決する場を与えてあげることが重要です。
この記事では、これら2つのポイントについて現役塾講師のわたしが解説します!
・理科が好きになれない子の特徴
・理科を好きになるための5つの方法
今回は、東進オンライン学校小学部やスタディサプリの紹介の他、家庭でできることを解説します!
理科が好きになれない子の3つの特徴
理科が好きになれない子というのは一定数います。
単純に理系ではないからという理由ではないようですが、どうして好きになれないのでしょうか。
理由は大きく3つです。
- 知識を詰め込むだけの授業に楽しみを見出せない
- 「わからない」を放置している
- 暗記をするのが億劫
順番に解説します。
知識を詰め込むだけの授業に楽しみを見いだせない
理科が好きになれない理由の一つは、知識ばかりを詰め込まれて実験回数が少ないからです。詰め込み式の教育が終わりを告げたとはいえ、ゆとり教育になったら今度は時間がないから実験に回す時間がないと、教室での授業だけになってしまいました。
とりあえずテストの範囲をこなすための授業はつまらないものです。小学生の時に実験は好きだったという方も、ただ知識だけの授業だったら果たして理科を好きになれたでしょうか。これは中学生になっても課題として残っているため、今後の教育カリキュラムの改訂に期待です。
「わからない」を放置している
理科が好きになれないのは、わからないところを放置しているからという場合もあります。まだ小学生のうちは暗記でどうにかなる部分もありますが、単元によってはもう少し思考力が問われるところもありますよね。
わからないまま授業を進めてもわかるようにはならないので、理科がつまらなくなるのは当然です。自分でどこがどうわからないのか言えない子もいるので、大人が介入してあげなくてはいけないこともあります。
どこが嫌いなのかを聞くと、教科書を指してくれるので、そこからわかりやすい解説を心がければ大抵は苦手意識が薄らいでいきます。わからないことを責めるのではなく、わかったことを褒めるのがコツです。
暗記をするのが億劫
理科は暗記がメインとなる単元もありますが、その単元のみ点数が悪いのは暗記方法がわからないからでしょう。
小学生のうちは、授業で何度も繰り返してくれるので家で特別に勉強しなくてもわかる子が多いですが、授業内で用語等が覚えられない子は暗記を億劫に感じてしまいます。
大人でも億劫なことはやりたくないものですから、子どもがそれを自主的にやろうと思うのは大変です。この場合は勉強のサポートが必要になってきます。
暗記は具体的にどのようにするものなのかを教え、実行さえなければいけません。
理科を好きになるための5つの方法
理科が好きになれない理由がわかったので、ここからは理科を好きになるための5つの方法を具体的に紹介していきます!
- 理科の実験教室に通う
- 料理をする
- 昆虫を観察する
- 東進オンライン学校小学部に入会する
- スタディサプリに入会する
順番に説明します。
1.理科の実験教室に通う
学校の授業で理科の実験をする機会が減っていることから、少し前から理科の実験教室が各地で開かれるようになりました。イベントのような一時的なものではなく、塾のようにして定期的に通える教室もあります。
実際、風船を膨らませて静電気について学ぶ授業など、子どもたちの目の前で繰り広げられる実験教室は大人気です。大人数だと参加している感を感じられなくなるので、できれば少人数の塾にしてあげると喜んでくれます。
自宅から通える範囲かどうかも問題になってくるでしょうけれど、動画を見るより体験した方が記憶に残るので、送り迎えが可能であればぜひ検討してみてください。
中学受験対策の理科実験教室なら、アルファ実験教室がおすすめです。
2.料理をする
理科の実験の要素を存分に含む身近なもののひとつは料理です。水を火にかけると、どれくらいの時間でどれだけ熱くなるのか。どの食材を混ぜることでどんな味になるのか。
理科の授業で扱う内容としては小学生レベルではなくても、実際に理科を体験できる最も身近な例は料理です。本格的な料理でなくても、親子一緒にお菓子作りをする中で感じ取れることはたくさんあるでしょう。
ガス、火、電子レンジなど、料理をするために私たちが普段使っている道具の仕組みを簡単に説明すると、理科という科目を飛び越えて生きるための知恵が早くから付くことにもなります。
余裕があれば、何をしたらどうなるのかという結果だけでなく、どうしてそういう結果になるのかというプロセスも解説してあげることをおすすめします。
3.昆虫を観察する
理科と言えば生物分野もありますよね。生物に興味がなさそうなら、家でも飼える昆虫を育てて子どもに観察させてみましょう。虫かごがあれば飼えるので場所を取りませんし、鳴きもしないのでうるさくもありません。ついでに言うとお金もかかりません。
カブトムシや蝶の観察は夏休みの宿題として出している学校もあるのですが、不思議なもので、宿題と言われると「やりたくないのに先生に言われてやらされるもの」という意識が子どもたちの中に芽生えます。せっかくの夏休みなのだから遊びたい気持ちが勝ってしまうのです。
ですから、普段から家族ぐるみで昆虫観察をすることで、理科分野に対して自主的に取り組む環境を与えてあげられます。自分で生物をお世話をすることで関心がわき、その生物について理解しようとする心が生まれます。
4.東進オンライン学校小学部に入会する
東進オンライン学校小学部では、理科にも力を入れています。オンラインで授業動画を見るのですが、小学生が驚く実験や、思わず「なんで!?」と言ってしまいそうな不思議な現象をベースに授業を行っています。
授業後にその謎が解けたら満足感に満たされるという仕組みになっており、確認テストを通して理科への興味と知識を同時に深めます。授業動画を見た後に確認テストというサイクルが確立されているため、暗記も自然にできて苦痛の少ない構成になっています。
月の終わりには月例テストがあり、1か月間勉強してきたことがきちんと定着しているかをチェックします。テストを子どもがしたかどうかは保護者の方も保護者専用ページで確認できるため、「勉強しなさい!」と叱ることもなくなります。
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5.スタディサプリに入会する
スタディサプリは小学生から利用できるオンライン塾です。動画で授業を何度も繰り返し見ることができるため、苦手科目ならわからないところを払しょくできます。理科もプロ講師が教えるため人気が高く、「勉強なのに楽しい」と思わせてくれます。
子どもはまだ「脳体力」が未熟で、特に苦手科目は長い間集中できず、さらに不得意になっていくという負のサイクルができやすくなっています。しかし、スタディサプリの授業は1回15分と短いため、集中力の問題を解決できます。
一流の講師陣は、授業に興味を持ってもらえるような喋り方や授業の進め方が非常に上手です。大人が見ても惹きこまれるので、入会したらぜひお子様と一緒に一度授業を見てみてください。
東進オンライン学校小学部とスタディサプリのどちらが良いか迷う方は「東進オンライン学校小学部とスタディサプリの徹底比較」をご覧ください。
理科が好きになれない子どもにはプロの授業と実体験が効果的!
子どもが理科が好きになれないのは、大人が作った教育カリキュラムにも原因があります。
それを一般人が変えるのは不可能なので、できるだけ楽しい授業を提供させてあげることが重要です。
東進オンライン学校小学部やスタディサプリの神授業を見せるのも良し、家庭で料理や昆虫観察をするも良し、とにかく実体験を増やして興味を惹いてあげましょう!
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