- 子どもの中学受験や高校受験のために個人契約で家庭教師をつけたいけど、不安。
- 個人契約の家庭教師はどうやって契約するの?
- 家庭教師の個人契約は安全?
そんな皆さんのお悩みを解決します!
この記事では、家庭教師の個人契約をする際の注意点について、「家庭教師経験5年以上のわたし」が紹介します。
家庭教師の個人契約を考えている人はぜひ参考にしてくださいね。
家庭教師の個人契約とは?
家庭教師の個人契約とは、家庭教師センターなどを利用せず、個人で家庭教師をやっているものと直接契約を結ぶことを言います。個人契約をすることで、費用が安く済んだり、時間などフレキシブルに指導を受けたりすることができます。
一般的には、子どもの勉強のために親が直接家庭教師と契約を結ぶケースが多いです。
家庭教師を個人契約するにはどうしたらいい?
家庭教師の個人契約では家庭教師の掲示板やマッチングサービスなどを利用します。インターネットで検索するとたくさん出てきます。友人の紹介でも見つけることができます。
家庭教師の個人契約5つの注意点
親が子どものために家庭教師を個人契約する際の5つの注意点を、実際に個人契約で家庭教師を行ったことがある筆者の視点からお伝えします。
- 家庭教師の生徒指導歴や学歴を確認する
- 家庭教師への給料金額や交通費、支払い方法の確認をする
- どのくらい指導に来れるか、いつまで契約可能か確認する
- 家庭教師との事前面談をしっかり行う
- 体験授業を行い、子どもと家庭教師の相性を確かめる
注意点 1: 家庭教師の生徒指導歴や学歴を確認する
子どもの成績をあげるためには、指導歴やある程度の学歴のある家庭教師を選ぶことが重要になります。
せっかく同じお金を払うなら、経験のある先生やある程度の学歴がある先生が安心ですし、子どもに一番あった指導法で指導してもらえる可能性が高まるので必ず確認してください。
特に、生徒側も教師側も無料で利用できる家庭教師の掲示板を使用する場合は、掲示板はあくまでも情報交換の場なので、教師が採用してもらうために指導歴や学歴を偽っている可能性もあります。
実際に筆者も家庭教師の無料契約掲示板を使用して、家庭教師として仕事をしたことがありますが、掲示板に書かれている情報は特に書き方が決まっているわけではありません。
マッチングサービスを利用する場合は、信頼できる会社かどうかを調べてから利用し、家庭教師を紹介してもらってください。
学歴は、指導力に直接つながるわけではありませんが、医学部の学生や国立大学の学生などは指導の際もこの問題が解けない、などと子どもの指導に支障をきたす可能性が低くなります。
教師の指導歴や学歴をしっかりと見極め、子どもに指導してもらいたいと思う教師に契約をお願いしましょう。
注意点 2: 家庭教師への給料金額や交通費、支払い方法の確認をする
家庭教師との個人契約をする際に避けて通れないのが、給料金額や交通費の交渉と支払いです。これらを仲介してくれる人がいないため、ご自身で契約の際にしっかり交渉して確認することが重要です。
契約前に給料や交通費、そして支払い方法のすり合わせをしないと後々家庭と家庭教師の間でトラブルになってしまった際に大変なことになってしまいます。
給料
実際に、給料金額に関しては学生の家庭教師では、一般的に1時間あたり1,500円〜2,000円くらいが相場です。交通費に関しては教師の家からご家庭までの往復分を支給が一般的です。
指導代金は、指導時間が1時間の予定が例えば1時間18分と延長になってしまった場合の計算方法なども交渉する必要があります。
また、わざと時間を延長して給料を稼ごうとする教師もいるので注意が必要です。
交通費
交通費は、自家用車の場合はガソリン代を支払うことが多いですが、なかなか計算が難しいので一律500円など初めに決めてしまうご家庭も多いです。
公共交通機関使用の場合は、学生教師の定期圏内か否かも確認が必要です。定期圏内であっても満額交通費が支払われる方が家庭教師側は嬉しいですが、少しでもお金を節約したい場合は、定期区間の場合交通費を支払わなくて良いか教師と交渉してみてください。
支払い方法
支払い方法としては、個人契約の場合は月末にまとめて家庭から家庭教師に現金で手渡しすることが多いです。別の手段としては銀行振り込みなどがあります。
給料、交通費、支払い方法を教師としっかり交渉して、家庭と教師の間でトラブルなく気持ち良い関係を築けるようにしましょう。
注意点 3: どのくらい指導に来れるか、いつまで契約可能か確認する
家庭教師の個人契約の場合、好きな時に好きなだけ家庭教師に指導に来てもらえるというメリットがあります。しかし、指導の頻度や契約期間などは事前にしっかり確認する必要があります。
特に学生教師の場合、就職活動などの関係で指導できる日が減ったり、契約可能な期間が短かったりすることで大事な子どもの勉強の追い込みの時期に指導してもらえない、ということが起こってしまいます。
おすすめは、指導曜日を毎週水曜日、など固定してしまうことです。月に4回など回数での個人契約を希望の場合は、1週間前には次の指導日を決めて教師に依頼するなどの取り決めをしましょう。
実際、筆者は月末に生徒と相談して翌月の指導日を一緒に決め、保護者の方に報告するスタイルをとっていました。
教師が留学などに行くことがあらかじめわかっている場合は契約期間をそれに合わせるか、短期留学の場合はその間の代理教師を探してもらう、探す、などしましょう。
指導の頻度や契約期間は子どもの勉強にとって大事になりますので必ず確認しましょう。
注意点 4: 家庭教師との事前面談をしっかり行う
個人契約をしたいと思う家庭教師がいたら、まず最初に保護者の方と家庭教師の間で事前面談をしっかり行うことが重要です。
事前に、子どもの特徴や、子どもの成績の目標、どのような指導をしてほしいか、生徒との距離感の要望などを教師と共有しておかないと、契約後にやっぱりこの先生ではなかった、と気づき後悔することになります。
子どもの特徴をしっかり伝えることで教師側からも相性を判断することができるため、ミスマッチングを防ぐことができます。
子どもの成績の目標は、「いつまでに算数で90点以上を目指す、難関中学合格を目指す」など具体的に家庭教師に伝えるのがおすすめです。
指導のスタイルも、優しく丁寧に、が良いのか、スパルタ、が良いのかなど具体的に伝えましょう。
子どもと家庭教師との距離感が近くなりすぎることで、子どもが家庭教師の言うことを聞かなくなる可能性があります。どのような距離感、言葉遣いが良いかなども希望を伝えましょう。
また、事前面談を行うことで教師の人柄も判断することができます。
契約後指導が始まってから後悔しないように、事前面談をしっかり行いましょう。
注意点 5: 体験授業を行い、子どもと家庭教師の相性を確かめる
事前面談後、1〜2回体験授業を行ってもらうことは不可欠です。
なぜなら、親の目線と子どもの目線では家庭教師との相性がまた変わってくるからです。
親が良いと思っていても子どもが「この先生はいや」と言うのであれば契約はおすすめできません。
一般的に、家庭教師センターなどを通す場合も個人契約をする場合も体験授業を受けてから本契約に移ることが多いです。
体験授業と言っても家庭教師にとっては労働ですので、きちんと体験授業代は支払いましょう。
体験授業の後に子どもから授業がどうだったか感想を聞くのが一番です。
家庭訪問の際の時間(何分前に来たか)や、靴の脱ぎ方、挨拶の仕方なども家庭教師として任せられるかの判断材料になります。
体験授業で子どもと家庭教師の相性がいい、大丈夫だ、と判断できたらいよいよ本契約を行います。判断するのに時間がかかる場合は、数日後までに改めて連絡する、と伝えるのもありです。
体験授業を行い、家庭教師と個人契約するかどうか最終決定をしましょう。
まとめ
家庭教師の個人契約をするときには、5つの注意点を抑えることが重要です。
- 家庭教師の生徒指導歴や学歴を確認する
- 家庭教師への給料金額や交通費、支払い方法の確認をする
- どのくらい指導に来れるか、いつまで契約可能かを確認する
- 家庭教師をの事前面談をしっかり行う
- 体験授業を行い、子どもと家庭教師の相性を確かめる
5つのポイントに注意することで、不安やトラブルなく家庭教師を個人契約することができますよ。
中学受験で成績を上げていくのは、学年が上がるほど大変になってきます。
子どもなりに一生懸命に学習していても、思うような結果がでないこともしょっちゅうあります。
もし志望校との偏差値が5以上離れていて、このまま成績が上がっていくイメージがわかないのであれば、個別指導や家庭教師を利用しましょう。
じつは、中学受験をされているご家庭の39%が個別指導塾や家庭教師を利用しています。
そして、個別指導塾や家庭教師を利用したご家庭のうち35%は偏差値が5以上アップしています。
我が家では家庭教師を利用していましたが、苦手な国語の偏差値が12アップし第1志望校に合格できました。
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