- ワンダーボックスとシンクシンクはどう違うの?
- おすすめはどっち?
といった疑問が解決できる記事になっています。
我が家では小学3年生の子どもがワンダーボックスを1年以上利用していますが、ワンダーボックスを始める前に、シンクシンクを使っていました。
この経験を元に、ワンダーボックスとシンクシンクの違いや、おすすめポイントについて解説します。ワンダーボックスが気になる方はぜひごらんください。
ワンダーボックスとシンクシンクの違い
どちらもワンダーラボ社の知的教材
「ワンダーボックス」も「シンクシンク」も、ワンダーラボ社が作っています。
ワンダーラボ社は国際的な算数大会の問題や教材を多数制作・監修している知的教材のパイオニアです。
「シンクシンク」は2016年3月に一般向けアプリがリリースされ、今では150ヶ国の170万ユーザーが利用している人気の知育アプリです。
「ワンダーボックス」は2020年4月に開始された、まだ新しい通信教育ですが、従来の通信教育とは全く違った、STEAM教育を取り入れた独特な教材を使い、知育に関心のある親御さんの注目を集めています。
どちらも学校のカリキュラムに沿った内容ではありませんが、子どもがわくわく楽しみながら、思考センスを磨ける知的教材です。
ワンダーボックスとシンクシンクの大きな違い
ワンダーボックスとシンクシンクの大きな違いは、「教材」と「学べる分野」です。
サービス名 | 教材 | 学べる分野 |
---|---|---|
シンクシンク | アプリ | M(算数・数学) |
ワンダーボックス | アプリ+キット | STEAM全般 |
シンクシンクはアプリだけを使い、M(算数・数学)分野を対象にしています。
ワンダーボックスは、アプリとキットを使う通信教育で、STEAM分野全般をカバーしています。アプリの中には全18種類のコンテンツがあり、そのうち常時10種類が使えます。
実は、その中にシンクシンクの内容が含まれています!(出題形式など少し異なる点については後述します)
つまり、ワンダーボックスには、シンクシンクが含まれていて、さらにSTEAM分野のアプリコンテンツ18種とキットが入っているということです。
ワンダーボックス = シンクシンク + STEAMアプリとキット
ワンダーボックスに含まれているシンクシンクとは
ワンダーボックスには、シンクシンクのプレミアムコースの内容まで含まれていますが、少し違いがありますので解説します。
違う点①
出題形式が異なります。シンクシンクは惑星の中、ワンダーボックスはアプリコンテンツの中に問題が入っています。
シンクシンクの「シンクトピア」と「プレミール」という惑星に入っている問題は、ワンダーボックスでは「シンクシンクプラス」というアプリコンテンツにまとめて入っています。
違う点②
ワンダーボックスには、シンクシンクにはないオリジナル問題が収録されていて、問題数が多くなっていたり、自由に選べる問題があります。
違う点③
ワンダーボックスの「シンクシンクプラス」アプリコンテンツには、何度も挑戦すること自体が素晴らしいと子どもに感じてもらえるように、ステージを最後までやり切ると、ゲージにポイントが累積されていく表示があります。
違う点④
シンクシンクの「オリンピコ」という惑星では、世界中のシンクシンクユーザーが、月に一回、期間限定の問題に挑戦する大会に参加することができますが、ワンダーボックスでは現時点では大会は開催されていません。
(オリンピコ大会に参加したい場合は、シンクシンクの無料コース会員でも参加できます)
「シンクシンク」と「ワンダーボックスに含まれるシンクシンク」の違いのまとめ
シンクシンク | ワンダーボックス | |
---|---|---|
「シンクトピア」と「プレミール」 問題はランダムに出題される | ⇒ | 「シンクシンクプラス」 オリジナル問題あり。 自由に選べる問題がある。挑戦を認められる仕組みがある。 |
「バベロン」 2つの塔の完成をめざす | ⇒ | 「バベロンプラス」 オリジナル問題あり。 最難関の塔1つが加わり、3つの塔の完成をめざす。 |
「アトラニアス」 | ⇒ | 「アトラニアス」 内容は同じ |
「オリンピコ」(大会) | ⇒ | なし |
次に、シンクシンクとワンダーボックスの概要について説明します。
シンクシンクとは
- シンクシンクは立体図形やパズル、迷路などで、「空間認識」「平面認識」「試行錯誤」「論理」「数的処理」といった、考えるための土台となる力(=思考力)を育むアプリです。
- STEAM教育のうちM(算数・数学)分野に特化した問題を扱っています。
- 問題の数は123種類収録されていて、毎月増え続けています。
- 対象年齢は4−10歳で、学年別コースの設定はありません。
- 無料と有料の3コースがあります。(月額0円、300円、980円)
- 1日にプレイできる回数制限があります。無料コースでは1日1回(3分間)まで使え、有料コースでは1回3分の問題を「1日3回まで合計約10分」プレイできます。
- 有料コースのプレイ回数を「1日3回」から「週21回」に変更して、週末にまとめてプレイすることもできます。
シンクシンクの遊びかた
- シンクシンクという宇宙に6つの惑星があり(シンクトピア、オリンピコ、バベロン、プレミール、アトラニアス、追加惑星)、それぞれの惑星の中に様々な問題が入っています。
最初からプレイできる問題と、プレイを進めていかないと挑戦できない問題があります。
- フリーコースと有料コースでは、遊べる惑星の種類が変わります。
フリーコースでは3種類の惑星の問題しか挑戦できませんが、有料コースになると挑戦できる惑星の種類が増えます。
シンクシンクのコースまとめ
項目 | フリー | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
価格 | 無料 | 300円/月 | 980円/月 |
問題種類 | 36種類 | 98種類 | 123種類 |
ユーザー数 | 1ユーザー | 1〜3ユーザー | 1〜6ユーザー |
プレイ回数 | 1回/日 | 3回/日 または 21回/週 |
3回/日 または 21回/週 |
プレイ可能な惑星 | 「シンクトピアの一部」 「オリンピコ」 「バベロン」 |
「シンクトピア」 「オリンピコ」 「バベロン」 |
「シンクトピア」 「オリンピコ」 「バベロン」 「プレミール」 「アトラニアス」 「+追加惑星」 |
シンクシンクには無料版もあります
シンクシンクはイラストがかわいく、わかりやすい内容で、宇宙の中の色々な惑星を訪れながら、宇宙探検をするという設定です。各惑星の中に、たくさんの問題が入っています。
宇宙好きな息子は、アプリに食いついて、楽しい!もっとやってみたい!といいはじめました。
シンクシンク有料版は、問題が全部で123種類あり、プレイ回数は1日3回までできますが、無料版では36種類までしか利用できず、プレイ回数は1日1回だけです。
シンクシンク有料版に申し込もうかなとも思ったのですが、調べてみるとワンダーボックスには、シンクシンクの有料版の内容も含まれているということがわかりました!
シンクシンクとワンダーボックスの違いについては、後ほどの章でまとめているので、このまま読み進めてください。
ワンダーボックスとは
- ワンダーボックスは「アプリとキット教材」を使いながら、思考力と創造性を育てるSTEAM教育を取り入れた通信教材です。
プログラミング、アートなどの、答えがない問題や、自分で工夫して作り出す教材もあります。
- アプリとキットはSTEAM全般をカバーしていて、次の7つの種類に分かれた教材があります。
①「思考力」
②「戦略」
③「プログラミング」
④「サイエンス」
⑤「エンジニアリング」
⑥「アート」
⑦「総合」
- 「アプリ」、「キット」、「アプリ×キット」の3パターンの楽しみ方があります。
特にアプリとキットを組み合わせて学べる仕組みが素晴らしく、デジタルとリアルの両方の良さを活かして相乗効果が生まれ、深く楽しめるようになっています。
- アプリには全18種類のコンテンツがあり、そのうち常時10種類を自由に選んで使うことができます。その中にシンクシンクの内容も含まれています。
- キット教材は、厳選された、かさばらない教材が毎月3点届きます。(パズルノート、トイ教材、ペーパーコンテンツ)
- 対象年齢は4−10歳で、アプリとキットは「学年グループに分けているもの」と、「全学年共通のもの」があるので、子どもの年齢に合わせた教材が使えます。
- 1日の回数制限がないため、じっくり取り組むことができます。
やりすぎを防ぐため、保護者が時間制限を設定することもできます。1日の最長利用時間と休憩時間の設定が可能です。
- 月額3,700円〜(12ヶ月一括払いの場合)6ヶ月一括払い・毎月払いも可能です。
- 紹介キャンペーンを使うと、初年度5%OFFでお得に利用できます。
- 兄弟の追加は、1人につき月額1,850円で追加できます。
- 最短受講期間は通常2ヶ月で、解約は3ヶ月以降可能です。
ワンダーボックスとシンクシンクの比較
シンクシンク | ワンダーボックス | |
---|---|---|
教材 | アプリのみ | アプリ+キットの通信教育 |
学べる分野 | M(算数・数学) | STEAM(科学、技術、工学、芸術、算数・数学) |
アプリコンテンツ | 6つの惑星の中に問題が入っている。 最大1日3回まで挑戦できる。 | 常時10種のアプリから自由に選べる。 シンクシンクも含まれている。 |
対象年齢 | 4−10歳 学年別コースなし | 4−10歳 年齢に合わせた教材あり |
回数制限 | 最大1日3回10分まで | 制限なし |
料金 | 月額0円、300円、980円 | 月額3,700円〜 |
シンクシンク
- スキマ時間で思考力を伸ばせるアプリ
- 主に「数理的思考力」を対象としている
- 1日の回数制限あり
ワンダーボックス
- 思考力と創造性を育てる通信教育
- 「STEAM教育」領域が対象で、幅広い
- プログラミングやアートなどの教材、「答えのない問題」、「自ら工夫して作り出す教材」も数多い
- リアルな教材(キット)とアプリの組み合わせで、総合的な体験ができる
- ワンダーボックスで扱う力は、学校や幼稚園・保育園では扱わない場合が多い
- シンクシンクのプレミアムコース(有料版)の内容まで含まれている
- 1日の回数制限なし(保護者が時間制限を設定可能)
シンクシンクはアプリだけですが、ワンダーボックスはリアルな教材(キット)も届きます。
アプリとキットの組み合わせで、幅広い学習ができるしシンクシンクの有料版の内容がワンダーボックスには含まれているので、ワンダーボックスはじめました。
シンクシンクのおすすめポイント
- 立体図形やパズルなど、M(算数・数学)分野に特化した学習ができる
- 1日3回10分までという回数制限があるので、長時間の利用を避けられる。
- 無料〜月980円で利用できるので、あまり費用をかけずに使える。
- アプリだけで完結するので、教材が増える心配がない。
ワンダーボックスのおすすめポイント
- 従来の通信教育とは全く違い、遊びながら楽しく地頭力を伸ばせる。
- アプリとキットの組み合わせで、できることがとても面白い。
- STEAM教育全般をカバーしているので、算数・数学以外にも、サイエンス、アートなど幅広い学びができる。
- 答えのない問題もあり、自分の頭で考える力を育てられる。
- シンクシンクの内容も含まれている!
- プログラミングにも触れさせることができる。
- 1日の回数制限がないので、じっくりと取り組める。
- やり過ぎを防ぐため、時間制限と休憩時間を設定できる。
- 年齢に合わせた教材が使える。
まとめ
わが家では、まずシンクシンク無料版を試しました。息子がとても気に入ったので有料版にするか迷いましたが、ワンダーボックスにシンクシンクの有料版の内容まで入っていること、それに加えてSTEAM全般のたくさんのアプリやキットが使えて、アプリとキットの連携がとても魅力的だったので、ワンダーボックスを選びました。
始めてみて、ワンダーボックスには予想以上にできることがたくさん詰まっていることがわかりました。
毎月全ての問題はやりきれないほどです。STEAMの色々な分野の楽しい問題や、アプリとキットのかけ合わせが面白いので、息子は飽きることなく取り組んでいます。
アプリもキットも、本当に良く考えられて作られている良質な教材ばかりで、いつも感心しています。
また、ワンダーボックスは学校のカリキュラムに沿った内容ではないのですが、息子がワンダーボックスを1年使ってみたところ、学校の算数の成績がアップしました!
費用はシンクシンクより高いですが、他にはない素晴らしい内容なので、ワンダーボックスを選んで良かったと思います。
子どもに楽しくSTEAM全般の学びをさせたい方、子どもの感性や思考力を育てて地頭力を伸ばしたい方には、ワンダーボックスがおすすめです!
中学受験で成績を上げていくのは、学年が上がるほど大変になってきます。
子どもなりに一生懸命に学習していても、思うような結果がでないこともしょっちゅうあります。
もし志望校との偏差値が5以上離れていて、このまま成績が上がっていくイメージがわかないのであれば、個別指導や家庭教師を利用しましょう。
じつは、中学受験をされているご家庭の39%が個別指導塾や家庭教師を利用しています。
そして、個別指導塾や家庭教師を利用したご家庭のうち35%は偏差値が5以上アップしています。
我が家では家庭教師を利用していましたが、苦手な国語の偏差値が12アップし第1志望校に合格できました。
お住まいの地域に合わせて個別指導塾と家庭教師のおすすめを紹介するので、気になる方は資料請求してみてください。