中学受験の塾は、子どもが一番伸びる塾を選びたいですよね。
いざ塾を選ぼうと思っても、選択肢が沢山あり迷ってしまいます。
今回は、最もわかりやすい塾選び3つのパターンを紹介します。
中学受験の塾選びには3つのパターンがあります
中学受験の塾選びで最もわかりやすいのは、志望校から選ぶ方法です。
受験を考えている志望校別に、ざっくり3つのパターンに分けられます。
- 御三家や難関校狙いならSAPIX
- 都立中狙いならena
- それ以外ならじっくり選ぶ(四谷大塚、日能研、早稲アカ)
理由を順番に説明します。
御三家や難関校狙いならSAPIX(サピックス)
御三家や難関校狙いならSAPIX(サピックス)になります。
なぜなら、合格実績が抜群にいいからです。
御三家や難関校の合格者は、SAPIXが約半分を占めています。
凄まじい数字ですね。
御三家や難関校を目指すのであれば、合格実績から考えてSAPIXが第1候補となります。
参照:SAPIX合格実績 ※2020年度
()内の数字は、合格者数に占める割合です。
筑波大付属駒場:94(72%)
開成:286(72%)
麻布:183(48%)
武蔵:52(28%)
聖光学院:239(71%)
栄光学園:129(49%)
浅野:285(47%)
桜蔭:172(61%)
女子学院:148(54%)
雙葉:61(52%)
豊島岡女子学園:293(54%)
渋谷教育学園渋谷:251(56%)
渋谷教育学園幕張:338(29%)
慶応中等部:146(64%)
慶応湘南藤沢:45(45%)
SAPIXが御三家や難関校の合格者の50%を占めているといっても、SAPIX全体で6.000人近くいるので、全員が御三家や難関校に合格している訳ではありません。
SAPIXの上位クラス(αクラス)の子どもが合格実績をつくっています。
授業のテキストも上位クラスの子を対象に作られているため、上位クラスに入るだけの学力を早くからつける必要があります。
SAPIX(サピックス)は、入塾テストがあり基準点以上でないと入塾することができません。入塾テストに向けた対策については、コチラの記事をご覧下さい。
SAPIXの入室テストの合格率と対策【簡単に点数をあげられる方法】
都立中狙いならena(エナ)
都立中狙いならena(エナ)になります。
都立中は、適性検査という入試形態をとっており、私立中学校の受験とは異なる対策が必要となります。
enaは早期から都立中対策に力を入れていたこともあって、都立中の合格実績が抜群に良いです。
都立中総定員数(1600名)に対し過半数をenaが占めています。
南多摩中:102(64%)
立川国際中:102(64%)
三鷹中:85(53%)
白鴎高附属中:77(64%)
武蔵高附属中:78(65%)
富士高附属中:77(64%)
大泉高附属中:71(59%)
小石川中:77(64%)
武蔵高附属中:65(41%)
九段中等:62(39%)
桜修館中:55(34%)
両国高附属中:42(35%)
これもまた、凄まじい数字です。
都立中を目指すのであれば、合格実績から考えてenaが第1候補となります。
都立中を受ける場合は、通っている小学校から提出する報告書も得点換算されます。成績が良かったとしても、授業態度が悪かったり先生と仲が悪い子の場合は注意が必要です。
それ以外ならじっくり選ぶ(四谷大塚、日能研、早稲アカ)
絶対に御三家や難関校に行かせたい訳でもないし、都立中に絞ることもできない。
子どもの頑張れる範囲で、気に入った学校を受験してくれれば。
このように考える方も多いと思います。
そういった場合は、各塾の特徴を踏まえたうえで、最寄りの校舎の説明会や体験授業を受けてみて、子どもとの相性を見てみるのが良いと思います
日能研の特徴
- 生徒数も多く、どんな子でも受け入れてくる
- 復習重視
四谷大塚の特徴
- 自社制作の予習シリーズの完成度が高い
- 予習重視
早稲田アカデミーの特徴
- 量重視のくり返し学習
- 宿題の量が多い
大手進学塾以外の選択肢(個別指導塾、家庭教師、通信教育、家庭学習)
今まで大手進学塾を中心に紹介してきましたが、大手進学塾以外の選択肢もあります。
個別指導塾や家庭教師は、大手の進学塾に通いながら併用する受験生も多いです。
我が家も家庭教師を併用しています。
通信教育や家庭学習は、親が勉強を見る時間が必要です。
中学受験の問題は年々難しくなっており、親が中学受験の経験があったとしても、子どもに教えるのはかなり難しいです。(経験談)
また、これらの4つのケースでも、小学5年生くらいからは大手進学塾が開催している統一テストや模試を受験し、想定的に自分がどのくらいの位置にいるかを定期的にチェックする必要があります。
個別指導塾
- 塾全体で合格に向かう一体感がある
- 講師は学生が多い
家庭教師
- 中学受験指導の経験がある先生を探す必要がある
- 先生のあたり外れが大きい
家庭教師については、【中学受験】家庭教師を利用して偏差値12アップした合格体験談で詳しく書いています。
通信教育
- 自分で勉強を進めていく必要がある
- 塾や家庭教師と比較して料金が安い
通信教育については、【小学生】人気の通信教育15コを比較!子供に合った講座が必ず見つかるで詳しく書いています。
家庭学習
- 親が勉強を見る必要がある
- 塾や家庭教師と比較して料金が安い
まとめ:中学受験の塾選び3つのパターン
中学受験の塾選びに迷う方向けに、塾選びの3つのパターンを紹介しました。
塾選びには様々な要素を考慮する必要があります。
- 規模(集団塾or個別指導塾)
- 学習スタイル(予習中心or復習中心)
- 子どもの性格
- 現在の学力
- 家からの距離
- 費用
etc…
ただ、初めから沢山の要素を考えても、なかなか絞り切れず決めるのが難しいです。
まずは、本記事で紹介した3つのパターンに当てはめて考えてみて、ある程度絞りましょう。
塾が絞れたら説明会や体験授業を受けて、実際に通う校舎や先生の印象を見て決めるのが良いです。
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Z会が発行している小冊子で「中学受験が気になったら読む本」というものがあります。
この小冊子では、中学受験に関する基本的なことがらがギュッとつめられた内容になっています。
- 「受験するかしないか」を決める際にまず考えてみるべきこと
- 合格に向けたスケジュール
- 志望校選びのポイント
- 学習法の選択
- 合格体験談
ぼくも実際に読んでみて、もっと早くに知っておけば良かったという内容が多かったです。
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