家庭教師をつけたのに子どもが勉強しない…。
この記事ではそんなお悩みを解決します!
家庭教師に勉強を教えてもらう環境ができたのに勉強しない子には、以下のような特徴があります。
- どうしても勉強したくない
- 自分のわがままを大人は聞いてくれると思っている
- わかる楽しみを感じたことがない
- 勉強以外の楽しいことがしたい
以下では、それぞれの特徴の深堀りと対策をセットで解説していきます!
当サイトのおすすめ家庭教師は「中学受験の家庭教師おすすめを比較」という記事で紹介しているので、興味がある方は参考にどうぞ。
どうしても勉強したくない
家庭教師や塾講師を最も困らせるのが、何が何でも勉強なんてしたくないとかたくなに思っている生徒です。わたしも塾講師ですが、このようなタイプの生徒が自主的に勉強し始めることはほぼ例がありません。親が無理やり勉強させようとしており、子どもの方は勉強に興味がない場合は、正直お金を捨てている状態になります。
勉強をしたくない理由はさまざまでしょうけれど、どうしても勉強したくない場合の対策は「勉強しなさい!」の一言を封印することです。勉強しないのだからもっと言いたくなる気持ちもわかりますが、反抗的になっている子どもには逆効果なのです。
勉強を拒む生徒には、新たな知識を教えるのでななく、生徒が既に知っている情報を引き出し、「すごいね!何で知ってるの!?」と大げさにほめてあげる指導法があります。おだててノッてくれる子はこれで勉強の苦手意識をとることができますが、時間はかなりかかり、半年以上かかることも珍しくありません。子どもと家庭教師との我慢比べとなります。
生徒が既に知っていることを聞きだすだけですから新しい知識は一切身に付きません。ですから学校の成績も上がりません。それでも家庭教師を雇うなら、成績アップの前に勉強の苦手意識をとることを要望してみてください。
自分のわがままを大人は聞いてくれると思っている
家庭教師を雇ったのに勉強をしない子は、わがままを言えば大人はいつかあきらめて自分のいうことを聞いてくれるようになると思っています。毎日毎日、「勉強しなさい!」というのは精神的に疲れますよね。あまりに言うことを聞かないと、親でも、いや、親だからこそ根負けしてしまうこともあります。
厄介なのは、子どもは自分のわがままが一度でも通ると今後もわがままを言い続けることです。親だけでなく、家庭教師という大人にもわがままを言えば、自分の要望を通してくれると信じています。だから勉強をしたくないことを一生懸命伝え、駄々をこねます。
家庭教師としての対策は、講師が主導権を握れるよう心を鬼にして厳しい指導にチェンジすることです。普段は優しい先生でも、生徒のことを本当に思うなら子どものわがままには一切耳を貸さないようにします。その代わり、指示通りのことができた場合は思い切りほめます。時間はかかりますが、講師優位の信頼関係を築いていければやがて生徒は習慣的に勉強するようになります。
親としてできることは、子どものわがままを制することに疲れるなら一切聞く耳を持たないスタンスでいることです。無視するのは心が痛みますし、イライラするとつい言葉を返したくなります。そこをグッと我慢し、わがままは絶対に聞かないと決めて子どもと勝負しましょう。子どもは意外に頑固ですからなかなか手ごわいですが、一度負けたらより厄介なことになるので一度きりの勝負と思い、絶対に負けないように頑張りましょう。
わかる楽しみを感じたことがない
家庭教師をつけても子どもが勉強しないのは、勉強によってわかる楽しみを感じたことがないからです。勉強は楽しいことだという意識があれば、家庭教師が来ることを楽しみに感じるでしょう。そして先生の指示に従い、自分ができるようになること、成長することに喜びを感じます。しかし、勉強する楽しさがわからない子は、家庭教師が来ると勉強という嫌なことをさせられると思ってしまいます。よって、余計に勉強をしたくない、嫌だという感情を抱いてしまうのです。
このような場合の対策は、家庭教師側は生徒にとにかく「わかる喜び」を教えることになります。問題が難しければ前学年の内容を指導し、できるところのみ教えます。また、できたことを自己満足で終わらせないよう、ほめまくっておだてます。人にほめられることは子どもなら特に嬉しいもので、自分の価値まで認められたように感じることがあります。ですから、たくさんほめて勉強すればよいことがあると刷り込んでいきます。自分が苦手な勉強をしても怒られない、叱られないとわかれば、勉強に対する嫌「嫌だ」という意識もなくなっていきます。
保護者の方ができる対策は、たとえテストの点数が悪くても叱らず、できた問題をほめることです。できないところにばかり目が行ってしまう気持ちもわかります。しかし、そこをグッとこらえてほめる練習をしましょう。講師が生徒をやる気にさせるための方法のひとつでもあるので、徹底的のほめてあげる教育方法に変えることをおすすめします。
勉強以外の楽しいことがしたい
家庭教師をつけても勉強しない子は、勉強以外のことに大きな楽しみを見出していることが多いです。つまらない勉強よりもゲームがしたい、好きなスポーツの習い事を増やしたい、テレビが見たい、漫画を読みたい…。このように、好きではないことより楽しいことをして人生を謳歌したいという気持ちが強い子が多いです。このまま好きなことだけをしていても将来にどう関係するかわからない子もいます。勉強をしなかったらどうなるのか、教えてもらってもピンとこないと遊びことに夢中になってしまうのです。
家庭教師がやるべきことは、とにかく自分が来たら勉強をするというルールを徹底させることです。ですから、保護者の方は、多少厳しい指導になっても構わないと言ってあげると講師の腕が光るでしょう。
保護者の方が家でできる対策としては、遊びと勉強のオンオフの切り替えをはっきりさせてあげることです。子どもの一日のスケジュールを把握し、勉強する時間を決めましょう。それ以外の時間は自由に遊んでいいよと言うと、案外喜んでくれるものです。
勉強時間は家庭教師が来る間と、その家庭教師から出題された宿題や学校の宿題をやる時間だけでかまいません。中学生だと定期テスト前により多くの勉強時間が必要になるのですが、日々の勉強量は急に多くしないことがポイントです。また、時間だけ指定すると、ただダラダラして時間を過ごしてしまう子もいるので、内容も決めてあげましょう。勉強より楽しいことがある子は手がかかりますが、「今日は勉強時間に○○を完了させることが目標ね」とノートなどに書いてあげましょう。文字にして書かないと「忘れた」と言い訳されることがありますし、紙に書くと「なくした」と言われて勉強しないことがあるので注意しましょう。
家庭教師をつけても勉強しないのは「わかる喜び」を知らないから!
せっかく家庭教師をつけても、自主的に勉強してくれるようになるとは限りません。自主的に勉強するようになるには、勉強に対する苦手意識をなくすことが重要です。そして、わかることが楽しいと感じられるようにならなくてはなりません。勉強が嫌いな状態で家庭教師をつけても勉強にならないことは多々あるので、子どもの自主性を重んじてあげることが大切です。とにかくほめてあげて、できなかったところではなくできたところに着目することがポイントです。
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