- 家庭教師の先生には、お菓子やご飯を出した方がいいの?
- 家庭教師の先生に、お菓子やご飯を出すのはいつがいいの?
皆さんのそんなお悩みを解決します!
本記事では、筆者の経験を元に「家庭教師の先生にお菓子やご飯を出す必要があるか」と「ご飯を出す際のタイミング」について紹介します。
結論としては
- ご飯まではだす必要なし。ただし、お菓子や飲み物はどの家庭でも出すことが多い。
- 出すタイミングとしては、授業が始まるタイミングか授業の中程で出すのがベスト。
それぞれのご家庭によっても違うので、具体的にイメージしやすいように、筆者が実際に経験した5つのケースで具体的に紹介します。
- 中学受験を控える小学6年生女子
- 高校受験を控える中学3年生の女子 1
- 高校受験を控える中学3年生の女子 2
- 中学受験を控える小学6年生男子
- 普段の勉強のために家庭教師をつけている高校1年生女子
ケース1. 中学受験を控える小学6年生女子
筆者は中学受験を控えている小学生の算数と国語の指導を担当していました。
指導時間は夕方の18:00から19:30までの1時間半でした。
こちらのご家庭は生徒さんだけでなくお母様も真面目で、同じ時間に隣の部屋でこの生徒の弟の指導をされていました。
お母様が途中でお菓子(個包装のもの)とお茶を運んできてくださいました。
基本的にはスパルタでの指導を行っており、雑談はなく、宿題の確認と答え合わせを行った後問題を次々と解いて解説をするスタイルだったため、特に休憩時間はありませんでした。
教師と生徒がそれぞれのペースでお菓子を食べたり、飲み物を飲んでいたりしましたし、たまに生徒の方がお母様に飲み物のおかわりをお願いすることもありました。
こちらの生徒さんのケースでは筆者も生徒さんも頭をフル回転させていたため、お茶菓子と飲み物があって助かりました。
特に、小学生などの低学年のとき、筆者自身もお菓子のご褒美があると勉強を頑張ることができたので、子どもが小学生の場合はお菓子を出してあげた方がいいと考えます。
ケース2. 高校受験を控える中学3年生の女子 1
次は高校受験のために家庭教師をつけた中学3年生女子のケースです。
こちらのご家庭はお母様が料理を趣味にされていて、料理だけでなく、さまざまなお菓子を作っていました。
こちらのご家庭でも、大体指導時間を半分すぎたところでお菓子と飲み物の提供がありました。
指導は土曜日の午前中に行っていたため、大体授業終了後にはお昼ご飯がテーブルに並んでいるような感じでした。
筆者にはご飯ではなくいつもお菓子が提供されていました。たまに、お母様だけでなく子どもが作ったお菓子が出ることもありました。
お菓子をきっかけにご家族の話を生徒さんから聞いたりすることも多かったため、アイスブレイクとしてのお菓子の提供はありだと感じました。
子どもとの距離を適度に縮めることができました。
ただし、手作りのものが苦手(衛生面から)という家庭教師もいますので注意が必要です。
ケース3. 高校受験を控える中学3年生の女子 2
こちらも高校受験のために家庭教師をつけた中学3年生女子のケースです。
この生徒さんは塾にも別で行っていて、そこで足りない部分を家庭教師にお願いする、というスタイルでした。
この家庭の場合はいつも筆者が家庭に上がった際に、生徒さんが飲み物とお菓子を持って一緒に生徒さんの部屋に持っていく、という感じでした。
そのため、指導中に親御さんが部屋に入ってくることは一切ありませんでした。
ある意味監視の目がないので生徒さんが途中でだらけてしまうことも考えられますが、この生徒さんは学習意欲がとても高かったのでだらけませんでした。
筆者と生徒さんは授業中はお菓子や飲み物をとることなく、大体指導時間の終了後に談笑をしながら一緒にとっていました。
お菓子や飲み物を家庭教師に出すタイミングも重要です。
ケース4. 中学受験を控える小学6年生男子
こちらの生徒さんも塾と家庭教師を併用されていました。
ご家庭で犬を飼っていたのですが、筆者は犬が苦手だったため、いつも家庭訪問の場合は犬を隠してもらっていました。
そして、家庭訪問後は生徒さんの部屋に直行し、お菓子や飲み物はその際に同時に運んでもらっていました。
この家庭の場合も指導中にご家族の方が部屋に入ってくることなく、監視の目としてのお菓子の役割はありませんでした。
この生徒さんも学習意欲がとても高く、授業中に集中力がなくなってしまったり、お菓子を食べることでだらけてしまったりということはありませんでした。
筆者からすると、指導中に頭が疲れてしまったり、時には疲れて眠くなってしまったりすることもあったため、飲み物を飲んで体を奮い立たせていました。
子どもがお菓子が欲しくなくても家庭教師にとってはお菓子があった方が嬉しい、そんなこともあります。
ケース5. 普段の勉強のために家庭教師をつけている高校1年生女子
このご家庭の場合は飲み物のみの提供で、途中でお母様が飲み物を指導部屋の中に持ってくるスタイルでした。
親御さんは最低限子どもに介入していて、基本的には生徒さんとメールでやりとりしたりその場で話したりして次回の指導日程を決める形でした。
生徒さんはお母様が部屋に入ってくるのを少し嫌がっている様子がありました。
このように、思春期の子どもの場合、食べ物や飲み物を提供するのに親が入ってくるのを嫌がるケースもあります。
その場合せっかく親御さんのご好意があっても、指導にはマイナスの影響があることがあります。
家庭教師への心遣いはもちろん大事ですが、子どもの指導効率や効果の方が重要です。
お菓子や飲み物を提供したとき、子どもの顔を確認して嫌がっていないかどうか確認して、お菓子や飲み物を出すかどうか判断することも重要です。
結局、お菓子やご飯は提供した方がいいのか。ベストなタイミングはいつか。
今回の記事では、筆者の家庭教師の5つの経験についてご紹介しました。
家庭によって、子どもと親の関係や年齢、親の性格や子どもの性格などさまざまな要因がありますが、基本的にはお菓子と飲み物を初めに出しておくのが良いです。
筆者の観点では、
- 小学生の子どもがいる家庭では、お菓子やご飯を指導時間を半分過ぎたところで提供する(休憩かつご褒美になる、子どもの指導の様子の確認もできる)
- 中学生の場合はケースバイケース(子どもの性格による)で判断する
- 高校生の場合は親の介入を嫌がる子どもも多いので、子どもの性格で親が判断する
- 家庭教師的にはお菓子やご飯を提供してくださる方がありがたいこともあるが、潔癖症の教師の場合には負担になることがある(特に手作りのもの)
以上の意見がベストアンサーになります。
これら4点を考慮した上で、各家庭でお菓子やご飯を出した方がいいのかどうか考えてみてください。
どの場合でも、子どもや家庭教師に相談してからお菓子やご飯を出すと、お互いに気持ちよく過ごせますよ。
中学受験で成績を上げていくのは、学年が上がるほど大変になってきます。
子どもなりに一生懸命に学習していても、思うような結果がでないこともしょっちゅうあります。
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