小学校低学年から中学受験の先取り学習が必要か、悩みますよね。
そんなお悩みを解決します!
この記事では、小学校低学年から中学受験の先取りは必要かという点と、中学受験の先取りを小学校低学年から始める時の注意点について現役塾講師のわたしが紹介します。
- 小学校低学年から中学受験の先取りは必要?
- 小学校低学年から中学受験をする時の注意点3つ
親が気を付けてあげられることに焦点を当てているので、できることから始めてみてください。
小学校低学年から中学受験の先取りは必要?
現役塾講師の私から見ると、小学校低学年から中学受験の先取りは必要です。もちろん、どんなレベルの中学を受けるのか、子どもの地頭はどうなのかによっていつから受験勉強を始めるかベストなタイミングは違ってきます。
しかし、小さいうちから中学受験を意識している生徒は他の生徒と比べて思考力が優れており、考え方が多様であるという傾向があります。むやみに難易度の高い問題を解くのはおすすめしませんが、その子がわかる範囲で思考力を育てる問題は積極的に解いていきたいです。
特に、小学校低学年だと国語力がすべてと言っても過言ではありません。算数、理科、社会、それぞれの問題を理解するためには国語力が必須だからです。よって、中学受験を検討しているのなら、小学校低学年の間は特に国語の強化をおすすめします。
小学校低学年から中学受験をする時の注意点3つ
では、小学校低学年から中学受験をする時の注意点を3つ見ていきましょう。ご家庭でもできる範囲でピックアップしたので、お子様との関わり方がわからない時や、勉強の教え方で困った時に参考にしてみてください。
- 中学受験を押し付けない
- 難しい問題ばかり刺せない
- 勉強は遊びの一環だと教える
1.中学受験を押し付けない
中学受験を子どもにさせたいと親が強く希望していたとしても、子どもに中学受験を押し付けないようにしましょう。中学受験をした子どもたちをたくさん見てきましたが、親に強制されていることを自覚した途端、勉強に対するモチベーションを失った生徒もいました。
大切なのは子どもの自主性です。「親に無理矢理中学受験をさせられている」、「自分の意思を尊重してくれない」と感じると、子どもは急に反抗期に入ります。まだ中学までなら子どもをコントロールできると思うかもしれませんが、親が知らないところで子どもは色々な刺激を受け、自立し始めます。
学校の先生、塾の先生、友達、習い事のメンバーなどなど、子どもが影響を受ける人物は親以外にもたくさんいます。言われたことや体験したことは、小学生なりに考え、咀嚼して受け入れたりもします。
周りは中学受験をしないと知った時、「どうして受験しないのだろう」という考えと共に、「どうして自分は受験をするのだろう」という意識が芽生えます。小学校低学年から中学受験の先取りをしていたとしても、ある時そこに疑問が生まれます。
大事なのは、中学受験する意味を親が子どもが納得するように説明することです。それが理に適っていたとしても、子どもが納得しなければ意味はありません。子どもが意思を持ち、自分で歩み始めた時には中学受験をしない選択も視野に入れる必要があります。一度嫌だと思ったことを再度始められる子どもは非常に少ないからです。
2.難しい問題ばかりさせない
小学校低学年から中学受験の先取りをする場合、親が注意しなければならないのは自分ばかり焦らないことです。小学校低学年の解く問題は大人からしたらもちろん簡単です。ですから、時には「どうしてこんな簡単な問題も解けないのだろう」、「中学受験をするならもっと難しい問題を解かなくては」と思ってしまうこともあると思います。
これは親だけの焦りで、こじらせると子どもに難しい問題ばかりを強制するようになるので注意しましょう。子どもが勉強を好きになるのは、その問題が解けるという喜びを知るからです。そしてそれによって親に褒められるからです。
勉強において「わからない」状態というのは子どもにとって最も苦痛なこと。ですから、基礎が出来ていないのに応用をやらせるのは勉強嫌いになる原因になります。子どもの成長はゆっくりかもしれませんが、ここで親が焦っては逆効果です。
小学校低学年だと、まだ脳の使い方が上手くない子もたくさんいます。もし学校のテストの点数が悪いようなら、応用は置いておいて基礎を繰り返させてあげましょう。そこで
「できる!」という感覚をたくさん積み重ね、成功体験による自信を付けさせましょう。成功が多くなり、親に褒められるほど子どもは伸びていきます。
市販のテキストによっては、基礎問題と発展問題に問題がわかれているので、あえて発展問題はもっと大きくなってから解かせるという方法もあります。小学校2年生の時点ではわからなくても、脳が成長した小学校3年生なら簡単にわかるようになっていることも珍しくありません。
小学校2年生の時にはアナログ時計の読み方を習いますが、その時にわからなくても、大人になってもずっと時計が読めない人はいませんよね。このように、脳が成長すると自然とわかることもあるので、小学校低学年のうちは成長を見守ることも大切です。
3.勉強は遊びの一環だと教える
小学校低学年から中学受験の先取りをさせたいなら、勉強は遊びの一環であることを教えましょう。こうすることで、「勉強=嫌なこと」という公式ができなくなります。
まだ小学校低学年だと、遊びたい盛りで勉強に身が入らない子もいます。中には落ち着いて椅子に座っていられなかったりして、塾に行っても勉強できず、まるで学童と変わらないただ子どもを預ける場所と化していることも。
そうならないようにするには、勉強は本来楽しみながらやるものであることを教える必要があります。その教育が上手く行くと子どもは勉強に積極的になります。
勉強を楽しんでいる生徒に「どうしてそんなに勉強が好きなの?」と聞くと、大抵は「クリアしていくのがゲームみたいで楽しいから」と答えます。「知らないことを知ることが楽しい」、「できることが増えていることが楽しい」、心からそう思っているのです。
逆に親に無理矢理塾に入れられた生徒は、講師がどんな手を尽くそうと授業ができません。勉強そのものを完全拒否しているため、こうなってからでは手が付けられないのです。
中学受験も、親によって強制されるものではなく、遊びの一環として楽しく行うものだと認識できれば子どもは自然とやる気を出します。大切なのは、自分から学ぼうという意思が発露する内的要因であり、周りから言われて勉強する外的要因ではありません。
できるだけ楽しく勉強できるタブレット学習や、図解やイラストが多いテキストで勉強をフォローしてあげましょう。
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>>【2021年】小学生の通信教育・タブレット教材のおすすめ人気ランキング15選【徹底比較】
中学受験を検討するなら小学校低学年から勉強の楽しさを教えよう!
中学受験を検討するなら、小学校低学年から先取り学習をしていく必要があります。その時に大切なのは、勉強を強制されていると子どもに感じさせないこと、つまり、勉強は楽しいものだと認識してもらうことです。
デジタルでもアナログでも、今の勉強方法は豊富なので、とにかく遊びの延長線上で学べる環境作りをしてあげるのが親の役目です。まずは勉強が楽しいことを知ってもらうのが小学校低学年のうちにやっておくべきことで、小学校高学年になってからが本格的な勉強に入る時期となります。
さいごに1つだけ、自宅で出来るライバルの一歩先をいく中学受験準備情報をお伝えします。
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