子どもにせっかく家庭教師をつけたのに成績が上がらない・・・。
この記事では、そんなお悩みを解決していきます。
家庭教師をつけたにも関わらずお子様の成績が上がらない主な理由は以下の5つです。
- お子様の定着力が不足している
- 雑談ばかりしている
- 学校の復習をしている
- 苦手分野を避けている
- 家庭教師が子どもに好かれたがっている
これらの理由について、以下でより詳しくみていきましょう。
当サイトのおすすめ家庭教師は「中学受験の家庭教師おすすめを比較」という記事で紹介しているので、興味がある方は参考にどうぞ。
お子様の定着力が不足している
現役塾講師から言わせていただきますと、お子様の定着力がどうしても低い場合、誰がどのように教えても成績が伸びない事実があります。保護者の方からすると受け入れがたい事実かもしれませんが、たくさんの子どもたちに勉強を教えてきて、地頭がないとどうにもできないこともあると実感してしまいました。
もちろん、本人の努力によって克服できる場合もあります。しかし、それには人の何倍もの勉強量が必要になるため、ほとんどの子どもはあきらめて勉強をしなくなってしまいます。「どうして皆はできて自分にはできないの?」と。
このような場合、何度も何度もとにかく解説を繰り返したり、中学3年生でも中学1年生の最初からやり直したりして対策を練ります。しかし、定着力がないと教えたその場から忘れていってしまうため、何度教えても意味のない行為になってしまう場合があります。いわゆる、学習障害のグレーゾーンです。
最近は、この学習障害のグレーゾーンと言われる子どもたちを持つ保護者の方が、塾や家庭教師を頼みの綱としていることが多いです。しかし、ただ勉強をしないだけととらえている方も多く、勉強を教えてもらえれば成績は回復すると思っている場合があります。
講師は勉強を教えることはできても、生徒の頭に知識を定着させることはできません。これは講師に限らず、どんな人間でも不可能です。その生徒自身が自分で覚えなければいけないからです。他人がその子の脳に介入することができないのは承知の事実でしょう。
ですから、家庭教師をつけても成績が上がらない・伸びないのは、お子様の定着力が不足している可能性があります。
雑談ばかりしている
家庭教師にやる気や熱意がない場合、雑談ばかりしていて勉強をしていない場合もあります。子どもは、家での自分と外での自分の差を親に見せたくないと感じます。よって、家庭教師と勉強をしている時には部屋に入ってこないでほしいものです。となると、家庭教師とお子様の二人だけの空間となるわけで、いくら雑談をしても親が気付けない状況になります。
特に、家庭教師が学生などで生徒と年が近いと、話が合うため勉強を教えるよりも雑談をして時間をつぶそうとすることがあります。もちろんきちんとした学生もいますが、雑談と勉強を教える時間の割合がおかしいと当然成績も伸びません。
この問題を解決するには、成績が上がっていないことを家庭教師に伝えることが大切です。プレッシャーを与えることになりますが、雑談をしているならこの一言で「ヤバい」と思うはずです。少しやりにくいかもしれませんが、家庭教師が家に来る時に保護者の方が自宅にいるなら、お子様の部屋に耳を澄ませて時折きちんと勉強しているか確認してみましょう。お茶を淹れて持って行くと、ドアを開けた瞬間に家庭教師とお子様の会話が止まってしまうので、きちんと勉強していたか知るにはあまり向きません。
学校の復習をしている
学校の成績が伸びないのは、家庭教師がお子様の学校の復習をしているからという可能性もあります。受験対策なら復習も適切な勉強方法になりますが、学校の成績を上げることが目的なら復習より予習をすべきです。なぜなら、家庭教師に教えてもらってわかったことを学校の授業で手を挙げて発言することで、成績は良くなっていくからです。逆に、学校の授業がわからず先生に当てられても答えられず、後で家庭教師に教えてもらってわかった場合は学校の成績は悪くなります。
問題は、家庭教師には受験対策をしてもらいたいのか、それとも学校の成績を上げてほしいのか、どちらを望むのかという点です。もちろんどちらも並行するのがベストですが、限られた時間の中でどちらも欲張ると逆に両方中途半端になってしまうことがあります。よって、お子様の成績を上げたいのであれば予習に力を入れてもらうようにしましょう。
家庭教師による予習で勉強をわかるようにしておけば、学校の授業でわからないところがなくなります。すると自信を持って授業に参加できますし、先生に当てられても答えられます。ここで学校は成績を判断するわけですから、授業態度や理解力が良くなります。
苦手分野を避けている
お子様だけでなく、家庭教師もお子様の苦手分野を教えることを避けている場合は成績は伸びません。家庭教師がお子様の苦手分野を避けるのは、単純に教えにくいからです。わかりやすく教えても、何回教えても、わからないと言われればお手上げになることもあります。そういった時、根気強く付き合ってくれる家庭教師なのか、それともお子様の苦手分野は避けて得意分野を教えることに逃げてしまうのかで家庭教師の質が変わります。
苦手があるならそれを克服しないと、先に進んだ時にまたつまずくことが出てくるのが勉強です。一時は逃げられても、必ずどこかでまた出会うので早いうちに苦手の芽を摘むべきです。
確かに脳年齢が低いうちは、成長しないことにはなかなか理解できないこともあります。ただ、責任感がある家庭教師ならそこから逃げないので、より易しい問題からチャレンジしてみたり、家庭でやるべき宿題を増やしたり、なんらかの工夫をするはずです。
家庭教師が子どもに好かれたがっている
家庭教師が子どもに好かれたがっている場合にも、お子様の成績が伸びない場合があります。一見、子どもに好かれたいことと成績が伸びないことには関係がないように思えるかもしれません。しかし、これはかなり厄介な問題です。
子どもに好かれたいと思っている家庭教師は、子どもが嫌がることを避けたがります。例えば、子どもがやりたくない、苦手だという問題は出さないようにすることがあります。また、家庭教師が休憩を3分と定めても、子どもが5分にしてと言えばそれに従ってしまうこともあります。このように、家庭教師がリードすべきことであるのに、子どもが主導権を握ってしまうと成績は落ち始めます。
子どもは家庭教師が自分の言うことを聞いてくれる人であると認識し、家庭教師は子どもに好かれるために主導権を譲ってしまう状況。これはかなりマズイのですが、保護者の方がこの実態を知ることは滅多にありません。塾などの現場でも起きうることなので塾講師は知っていますが、現場を見る機会がないと保護者に方の目には留まらないでしょう。
成績が伸びないのはお子様、家庭教師、両方に原因がある場合も!
家庭教師をつけているにもかからわずお子様の成績が伸びない原因は、お子様にも家庭教師にも、両方にある場合があります。お子様の場合は、定着力がない場合や、家庭教師に甘えてしまうことで成績を自ら落とす原因を作りがちです。そして家庭教師の場合は、学校の成績を上げる本質を見失っている場合や、子どもに好かれたいため嫌がることを避けてしまうことが原因に挙がります。これらに気を付けるためには、責任感がある社員各の家庭教師を雇うことが必要です。
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中学受験で成績を上げていくのは、学年が上がるほど大変になってきます。
子どもなりに一生懸命に学習していても、思うような結果がでないこともしょっちゅうあります。
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