中学受験の本番がせまった小6生。
しかし、焦るのは親ばかりで子どもはなかなか本気で勉強してくれないということも…。
わたしはインスタ経由でたくさんの質問をいただくのですが、そうした質問を頂くことも多いです。
今回は、小6の秋になるけれどなかなか積極的に勉強しないという相談を受けたので、質問と回答を共有したいと思います。
特に小学6年生のお子さんがいらっしゃる方で、お子さんとの接し方に悩まれている方は参考にどうぞ。
(質問)勉強しない小6受験生にどう接したらいいかわかりません
※個人が特定されるような情報については加工しています
しろくまさん、こんにちは。XX県在住、小6男子の母です。
すみません、またご相談というか、愚痴なんですが…
夏期講習を休むことなく乗り切り、二学期が始まりました。
9月の第二週目ころから、息子の精神が不安定になってきました。
爪をやたらさわるくらいでしたら、もう見て見ぬふりをしていましたが、
やたら反抗的な態度、攻撃的な態度、投げやりな態度になってしまいました。
こちらの揚げ足を取り、そこから不機嫌になり、
過去問や解き直しをすることを放棄し時間が過ぎてしまう…
そんな日を過ごしています。
先日は、弟と朝から喧嘩をして、学校に行かないと言い張り、結局休みました。
今まで、そういうことがなかったので、プレッシャーがすごいのかなぁと思います…
日曜日も御三家特訓という講習が8時半から17時半まで始まりました。
時間も長い間拘束されますし、ストレスかたまるのもよく分かりますが、
上記のような態度に、腫れ物をさわるように接していて、正直疲弊しています。
塾の先生からは、この時期、余計なプレッシャーを与えず、
褒めて認めて受け入れてあげてほしいと言われていますが、
なかなか難しく、泣きそう、いえ泣いています。
しろくまさんも同じ男の子がいらっしゃるので、メッセージ送ってしまいました。
子供それぞれだと思いますが、私たち親子がこの闇から抜け出せるアドバイスをぜひお願いします。
なかなかお辛い状況かと推察いたします。アドバイスの前に一点確認させて下さい。志望校の偏差値に対して、最新の模試の偏差値はどれくらい乖離がありますか?また、成績は夏前と比べて如何でしょう。差し支えない範囲で教えて頂けると、より参考になるアドバイスができるかなと思います。
第一志望の偏差値は60で、息子は57です。
塾は四谷大塚に通っておりまして、模試は合不合判定テストを受けております。
7月に受けた模試の偏差値が55、今月10日に受けた模試では57でした。
第一志望校の合否判定では60%でしたが、不安なんです。
もっともっとやらせなきゃと思う反面、
彼も限界まで頑張っているとちゃんと分かっているつもりです。
第二志望校以下は合否判定80%出ていますが、
過去問になると全く手が出ない状況です。
過去問を解く分には、解きますが、
解き直しは不貞腐れてやるので、こちらの精神が削られます…
(回答)勉強しない小6受験生にどう接したらいいかわかりません
こんにちは、しろくまです🐻❄️
7月から9月にかけて偏差値が上がっているのは素晴らしいです。夏休みかなり頑張ったのだと思います。第一志望校の合否判定が60%ということが不安だということですが、60%あれば十分に合格できる水準です。
過去問については、9月時点ではほとんど解けないのが普通です。これから、3ヶ月間かけて習熟度をあげていくものなので、解けなかった問題・単元の潰し込みをしていくことで解けるようになってきます。
お子さんが解き直しを嫌がるということですが、ほとんどの子どもは解き直しを嫌がります。なぜなら、テストを受けて点数が出るところまでが勉強だと考えている子が多いからです。
子どもに解き直しの意味を理解させるためには、「あと何点とれていたら合格できたのか?」「どの問題を解けていたら合格できたのか?」「その問題を解くためには、どういった知識や理解が不足していたのか?」「その知識や理解を補うためには何をする必要があるのか?」と、具体的な行動まで落とし込んであげる必要があります。
具体的な行動まで落とし込むと「これをすれば合格できるんだ」という確信を持って、次の勉強につながっていきます。
6年生の秋は中学受験生にとって、最も過酷な時期です。我が家も上の子の時は、第一志望、第二志望共に合格率20%ということが続き、あまりにできなかった模試の後など、子どもは試験後のファミレスで号泣していました。
下の子の時は、この後におよんで塾をサボって学校の友達と遊んでいたりして、膝から崩れ落ちたこともあります。
腹が立ちますし、誰のためにやっているんだと、感情が爆発しそうになりましたが、そこで怒鳴り散らかしても良いことはありません。グッとこらえていました。
もちろん親もストレスは溜まるので、当時は怒るのを堪える度にハーゲンダッツを買ってました。大人は自分で自分の機嫌をとれるので、一時凌ぎではありますがそういった手も有効です。
あとは決して子どもに言う必要はないのですが、親が第二志望、第三志望校の良いところを沢山見つけておくということも有効です。子どもはもちろん第一志望校に合格することだけを考えていると思いますが、親も絶対に何がなんでも第一志望校に合格しないといけない。第一志望校に合格できなかったら受験は失敗だったと考えていると、これからはさらにシンドイです。
第一志望校を目指すけれど、第二志望校、第三志望校にも良いところが沢山あって、最終的にそれらの学校に進学したとしてもいいよね、という心境になれるとかなり楽になります。
実際に長い目で見ると、第一志望校か第二・第三志望校かということは大きな問題になりません。なぜなら、大学進学ということを考えても、それぞれの学校から難関大に行く子もいれば、そうでない子もいるからです。結局、中高でもコツコツ学習を継続できたかどうかで決まります。
また、学生生活を楽しむという観点でいうと、それこそ子どもにとって違いはありません。進学した学校がかけがえのない母校になり、そこで得た友達が大切な仲間となります。これは、最近インタビューをした東大生(第一志望に不合格で第二志望に進学した生徒)も同じことを言っていました。
まとめますと、具体的な対策は大きく2点となります。
- 子どもが過去問や解き直しを嫌がる時は、無理にさせない。ただし、解き直しが終わるまでは次の過去問には着手させない。 解き直しをする際は、あとどの問題が解けていたら、合格できたか?を一緒に分析し、その問題が解けるようになるにはどうすればよかったか?を検討してアクションに落とし込む。
- 親は必要以上に不安な気持ちにならないように、第二志望校、第三志望校の良い点を沢山見つけておく。 気持ちが落ち込んだ時は、自分で自分の機嫌をとる。
こちらのアドバイスが、参考になれば幸いです。応援しています📣
中学受験についての悩みや相談があれば
中学受験についての悩みや相談がございましたら、
しろくまのインスタまでメッセージをお願いします。
中学受験に取り組む親を本気で応援していますので、お気軽にどうぞ。
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