家庭教師と個別指導塾、どちらがいいかわからない…。
この記事は、そんなお悩みを解決します!
家庭教師がおすすめなのは以下のような子です。
- 家で勉強したい子
- じっくり教えてもらいたい子
- 塾へ通う時間がない子
そして個別指導がおすすめなのは以下のような子です。
- 静かすぎる空間が苦手な子
- 教科によって先生を変えたい子
- 相性のいい先生を探したい子
では、以下でより詳しい内容を解説していきましょう!
当サイトのおすすめ家庭教師は「中学受験の家庭教師おすすめを比較」という記事で紹介しているので、興味がある方は参考にどうぞ。
家庭教師と個別指導の違い
まずは家庭教師と個別指導の違いを把握しておきましょう。家庭教師は、先生が生徒の自宅に赴き、生徒をマンツーマンで教えます。一方個別指導は、先生と生徒の割合が1:2や1:3などになっており、塾で勉強を教えます。
ひとりの生徒に集中できるかどうかの違い
ひとり、あるいは少人数の生徒に勉強を教えるという点では家庭教師も個別指導も似ていますが、完全にひとりに教えるのと、2人同時に教えるのとでは大きな違いがあります。
ひとりの生徒を教える場合、わからないことが多かったり、常に先生に教えてもらわないと解けない生徒であればとても相性が良いと言えます。時間いっぱい先生を独占し、フルオーダーメイドの授業を受けることができます。家庭教師や、マンツーマンで指導を行う塾だと成績アップのきっかけになるでしょう。
ただし、一度に2人や3人同時に教える場合、どちらの生徒もある程度自力で問題が解けないと教えるのは一気に難しくなります。やんちゃで常にかまってほしい子や、上記のように問題が解けない子が2人いれば、どちらかに我慢させる時間を与えてしまいます。
そもそも2人同時に勉強を教えることができるというのは、一方を教えている間に一方がひとりで演習問題を解けるという前提があります。ですから、この前提が崩れるとかまってほしい生徒を複数人担当する講師は対処しきれなくなり、生徒の成績を上げることは大変困難になってしまうのです。
家庭教師は、生徒がどんな子であってもマンツーマンで指導ができるため問題はありませんし、かまってほしい子であれば満足が得られるでしょう。個別指導の場合は、ある程度理解力がある子でないと厳しいことがあります。
教える場所の違い
家庭教師は生徒の家で、個別指導は塾で勉強を教えるのは周知の事実でしょう。ただ、生徒にとっては教えてもらう場所の違いは環境の違いとして心理的に大きな影響をもたらします。
自宅で勉強を教えてもらう家庭教師の場合、静かな場所で2人きりとなるため初めは緊張感を持ち、相手を警戒します。しかし、慣れてしまうと仲良くなりすぎてしまうリスクがあり、それを止める人がいません。
対して個別指導塾は勉強を教える場所が塾であるため、ブースはあれど開かれた空間になります。生徒は周りにもたくさん人がいることを意識するため、学校と似たような空間に安心します。シーンとしているより少しざわざわしていた方が集中できるという子もいるのですが、その場合は自宅よりも塾に通った方が向いているといえるでしょう。
また、先生と仲良くなりすぎても周りの目があるため、生徒、あるいは先生が他の先生から叱られて勉強に戻ることができます。
家庭教師をおすすめする子
家庭教師をおすすめするのはどんな子か、パターン別で見ていきますので、子どもの性格を意識して考えてみてください。
家で勉強したい子
自分の安心できる場所、家で勉強をしたい子にはもちろん家庭教師が向いています。外に出ると体調が悪くなってしまう子や、人目を気にしすぎてしまう子は自宅で学習できた方が良いでしょう。
家の中に他人が来ること、自室にその人を招くことに最初は抵抗があるかもしれませんが、慣れればなんてことなくなるので保護者の方がここをそこまで心配する必要はないでしょう。
じっくり教えてもらいたい子
勉強をとにかくじっくり教えてもらいたい子にも家庭教師が向いています。個別指導でもじっくり教えてはもらえますが、担当講師が同時に教えている別の子が手のかかる子だったら、かまってもらえる時間は家庭教師より少なくなってしまいます。解いている途中に質問したくても、隣の子に教えている場合は聞けないので自分の番が来るまで待つことになります。
家庭教師なら、講師は授業中ずっとひとりの生徒を担当しているので時間は目一杯有効に使えます。教えてもらいたいところを自分で決めることもできるなど、融通が利く点は家庭教師の魅力のひとつです。
塾へ通う時間がない子
塾でも良いけれど、通う時間がないほど忙しいという子も家庭教師向きですね。塾の場合、個別指導塾でも時間は決まっています。多少は授業時間の変更を許可してくれることもありますが、自分の都合に合わせてくれるところは少ないです。
それに対して家庭教師は、契約次第で自由な時間に来てくれます。習い事で忙しくても、塾へ通う必要がないならその時間も有意義に使えるでしょう。また、小さい子であれば保護者の方が忙しくて送り迎えができない場合もあるので、親子で忙しいときにもおすすめです。
当サイトのおすすめ家庭教師は「中学受験の家庭教師おすすめを比較」という記事で紹介しているので、興味がある方は参考にどうぞ。
個別指導塾をおすすめする子
では、次に個別指導塾をおすすめする子の特徴を見ていきます。家庭教師は逆に苦手という場合もあるので、やはり子どもの性格をきちんと見抜くことが大切になります。
静かすぎる空間が苦手な子
静かすぎると緊張してしまい、逆に勉強に集中できない子は個別指導塾がおすすめです。ブースで区切られていることが多い個別指導塾ですが、周りで教えている先生の声や、質問している生徒の声は聞こえてくるのである程度ざわざわとはしています。このような環境の方が集中しやすいなら、自宅でマンツーマンで指導を行う家庭教師よりは、個別指導塾の方が向いているでしょう。
先生の目が、終始自分に向いていることに不快感を覚える生徒もいます。じっと手元を見られると問題が解きにくいと感じたり、問題を解いているときには違うことをしていてほしいと思ったりすることもあります。そのような場合は、演習中に別の子を解説する個別指導がおすすめです。
教科によって先生を変えたい子
個別指導塾では、科目によって先生を変えることができます。それぞれの科目のスペシャリストに教えてもらいたいなら、個別指導塾で勉強した方が良いですね。
塾で需要が高い科目は算数と国語なので、それぞれ得意な先生に担当してもらうことも可能です。
相性のいい先生を探したい子
相性のいい先生を探したい子にも個別指導塾をおすすめします。家庭教師は一度契約すると、普通は契約期間が終わるまで同じ先生に勉強を教えてもらいます。しかし、個別指導塾は好きな先生がいれば指名できるところもあります。
教えるのが上手い先生がいい、テンションが同じ先生がいい、志望大学出身の先生がいいなど、希望する先生を担当にしたいなら塾の方が都合が良いです。先生のスケジュールが空いているなら授業をしてもらえるので、担当替えのことを視野に入れるなら個別指導塾でしょう。
当サイトのおすすめ個別指導塾は「個別指導塾のおすすめ7選を徹底比較」という記事で紹介しているので、興味がある方は参考にどうぞ。
家庭教師か個別指導かは子どもの性格によって決めるべき!
家庭教師は完全なマンツーマンなのに対し、個別指導はひとりだけではなく、2人や3人を同時に教えることがあります。そしてどちらが良いかは子どもの性格によって異なります。自宅で徹底的に教えてほしいなら家庭教師ですが、先生を選んで演習は自分の力でやりたいというなら個別指導の方が向いています。
中学受験で成績を上げていくのは、学年が上がるほど大変になってきます。
子どもなりに一生懸命に学習していても、思うような結果がでないこともしょっちゅうあります。
もし志望校との偏差値が5以上離れていて、このまま成績が上がっていくイメージがわかないのであれば、個別指導や家庭教師を利用しましょう。
じつは、中学受験をされているご家庭の39%が個別指導塾や家庭教師を利用しています。
そして、個別指導塾や家庭教師を利用したご家庭のうち35%は偏差値が5以上アップしています。
我が家では家庭教師を利用していましたが、苦手な国語の偏差値が12アップし第1志望校に合格できました。
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