関東では中学受験の御三家があるけれど、関西での御三家はどの学校…?
この記事では、そんな疑問を解決します!
関西の私立中学の中でも有名で、偏差値が高い学校といえば「灘中学」「洛南高等学校附属中学校」「東大寺学園中学校」となります。
これら3校は御三家と言われている訳ではありませんが、まさに関西を代表する難関中学校です。それぞれどのような中学校なのか解説していきます。
関西の中学受験御三家を紹介
先ほど紹介した最難関中学のうち、特に名高い灘中学校、洛南高等学校附属中学校、そして東大寺学園中学校の3つを紹介します。それぞれの特徴を見極めれば、志望校で迷うこともなくなるでしょう。
灘中学校
灘といえば言わずと知れた関西の有名校。中学高校と6年通えるため、一貫教育ができる点を強みとしています。ここから東大を目指す生徒も多く、ハイレベルな授業についていける生徒が集まります。
「完全」一貫教育で担任は6年間持ち上がり
灘が一貫教育のことをわざわざ「完全」一貫教育というのは、担任団が6年間ずっと持ちあがるからです。担任の先生たちが変わらないことにより一貫した教育が受けられるようになり、先生による違いで起こる教え方の差を埋めることができます。また、生徒のことをよく知れるため、生徒指導にも力が入ります。
このような完全一貫教育により、各学年それぞれの個性はどんどん濃くなり、学年ごとに性格ができあがっていくのが灘らしさです。生徒の個性はつぶすのではなく伸ばすことも重視しており、日本における「出る杭は打たれる」精神は持っていません。それぞれの個性があってこそ自由に生きる道を明確にできるものです。和を重んじることも大切ですが、そのために個をつぶし我慢を強いることはしません。
服装も髪型も自由
灘中学では、服装も髪型も自由という日本では珍しいスタイルを採用しています。ただ、自由と言っても自律心がなければ許されないとしており、中学生にふさわしいものでなければいけないと名言しています。自由をはき違えないことは大切ではあるが、勉強スタイルを含め自分で考えて行動してほしいという思いが込められています。もしこの自由をはき違えている生徒がいるとしたならば、校則はすぐに変えられているでしょう。そうではないので、灘中学の生徒はその自由をきちんと理解していることになります。
自由は開放的でポジティブなイメージを持たれますが、やりたいことがない子にとっては、大海原へ放り出され、どちらの方向に行けばいいかわからない大変不安で不便な状態です。ですから、灘中学に入学するなら自分で進むべき方向性を決められる子であるべきでしょう。もちろん担任団によるサポートはありますが、大切なのは本人の自覚であるとするのが灘中学です。
洛南高等学校附属中学校
洛南高等学校附属中学校は偏差値が74と高く、平安時代に空海が設立した教育機関をルーツにしている真言宗系の私立学校です。
スポーツも得意な文武両道型中学校
洛南高等学校附属中学校は偏差値からわかるように頭脳明晰なのは明確ですが、実はスポーツにも力を入れています。特に今はバスケットボール部や陸上部、体操部が優秀な成績をおさめています。勉強だけでなく部活動も頑張りたいという子との相性は良いでしょう。
洛南高等学校附属中学校には1年中ずっと使える温水プールが完備されており、体力を鍛えることもできます。スポーツにおいても勉強においても全国トップレベルの生徒が集まるだけあり、その能力を存分に活かせる場所を探しているなら洛南高等学校附属中学校がおすすめです。
国語、数学、英語の学習時間が多い
どの有名中学校も勉強には力を入れていますが、洛南高等学校附属中学校は特に国語、数学、英語の3科目の学習時間が多いことが特徴的です。他の科目の勉強量が地元の中学と比べて少ないというわけではありませんが、特に主要3科目に力を入れているという意味です。
英語は理系・文系問わず入学試験に必要となってくる科目ですし、国語も数学も得意なら文理選択の際にどちらにも行けます。将来の自分の可能性を狭めることがないため、今は将来の夢が決まっていない子にもおすすめです。
東大寺学園中学校
東大寺学園中学校私立中高一貫校で、関西トップクラスの生徒たちが集まっています。華厳宗大本山の寺「東大寺」が経営していますが、仏教的な慣習はほとんどありません。
校則がない自由な校風
学校なのに校則がないというとびっくりするかもしれませんね。東大寺学園中学校にはその校則がないため、自由な校風の中で学びたい子にぴったりです。型にはまった生き方はしたくないと感じている子、自分の道は自分で選び取っていきたい子、意味のない校則に縛られることにうんざりしている子にとっては大変過ごしやすい学校になるでしょう。
校則がないと言ってもそれで学校が荒れるなら評判はガタ落ちですから、生徒たちは自主性を持って過ごしていることがわかります。校則がないのに荒れない学校というのは、それだけきちんとした生徒が集まっているという証拠です。
大学受験指導を特別視していない
東大寺学園中学校では、大学受験指導を特別視していません。普通、中高一貫校なら当然大学受験について早いうちから生徒に教え込むものですが、大学受験だけがすべてではないと考えているのが東大寺学園中学校です。
大学受験指導を特別視していないというだけで、決して軽視しているわけではないことは覚えておきましょう。先生に頼れば何でも教えてくれますし、やりたいこと、なりたいことがあればきちんとフォローしてくれます。
ただ、日本はあまりにも受験に縛られすぎてしまってしたいことができない、つまり個性が生まれない教育になってしまっています。東大寺学園中学校はそこに疑問を投げかけ、もっと生徒が自由に、そして個性的に生きられる道を提供してくれます。
【中学受験】関西の男子の最難関中学
関西には、男子と女子、それぞれに最難関中学と言われている学校があります。男子と言えど男子校ばかりではなく共学も含むのですが、これは全部で7校あります。以下の学校を見て下さい。
- 灘
- 東大寺学園
- 洛南
- 甲陽学院
- 大阪星光学院
- 西大和学園
- 洛星
洛南と西大和学園は共学で、それ以外は男子校です。やはり関西と言えば灘が頭一つ抜けています。大学合格実績が群を抜いていることを考えると、中学のうちからかなりハイレベルな授業をしてそれを定着させていることがわかります。
【中学受験】関西の女子の最難関中学
関西の女子の最難関中学は4校あると言われており、男子の最難関中学とかぶるところもありますが、以下のようになっています。
- 洛南
- 西大和学園
- 神戸女学院
- 四天王寺
神戸女学院と四天王寺は女子校です。四天王寺には「医志コース」があるのですが、こちらはかなり人気です。将来の夢がある程度固まっているなら、中学校だけでなくその後に入るコースも意識して入学を決めておくと良いでしょう。
中学受験の御三家は関西では灘、洛南、東大寺学園!
関東のように中学受験の御三家は関西にはありませんが、トップクラスの中学を見ていくと灘中学校、洛南高等学校附属中学校、東大寺学園中学校が御三家と言えるのではないでしょうか。
お子様をこの3校のうちどれかへ入学させたいなと考えているなら、それぞれの学校の個性を理解し、お子様の性格に合うかどうかも考えるべきでしょう。学力レベルも当然チェックすべきですが、入学してからのことも考えておきたいですね。
灘中学をはじめとした関西の難関校への合格実績は、浜学園が群を抜いています。浜学園について興味がある方は「浜学園の評判・口コミを調査!」という記事で紹介しているので、よかったらご覧ください。
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