慶應中等部の受験を考えているパパ・ママ向けのリアルな受験体験記です。
慶應中等部を受験したきっかけや、パパ・ママ目線で見た魅力、偏差値事情。
受験当日の会場までの道のりや、受験中の保護者の過ごし方。合格発表から合格発表後の動きまで、一連の流れを紹介しています。
はじめに:「慶應中等部」を受験
息子は2/3午前に「慶應中等部」の一次入試を受験しました。
本記事は、当時の事を思い出しながら受験日から合格発表までの記録をお伝えする内容となっています。
日付は全て当時のものとなってますので、最新の情報については、必ず学校の公式ホームページをご確認下さい。
「慶應中等部」の偏差値事情
慶應中等部の偏差値について、紹介します。
概ね、偏差値60以上という結果となっています。特に女子の偏差値は、SAPIX偏差値(64)とトップクラスです。
ただし、中等部の入試問題がそこまで難しいかというと、そういう訳でもありません。
御三家で出るような、とても難しい問題が出るというよりは、難易度は多少落ちるがスピードと精度が求められる傾向があります。
受験生には、簡単な問題を素早くミスなく解く能力が求められています。
また、二次試験で面接があるため、入試だけで決まる学校に比べて不確定要素が多いことも、偏差値を上げている原因かと思います。
- SAPIX:男子(58)女子(64)
- 日能研:男子(64)女子(69)
- 四谷大塚:男子(64)女子(70)
「慶應中等部」の魅力
慶應中等部の魅力についても触れておきたいと思います。
1位:慶應大学の付属中学校
2位:自由な校風
3位:独特の慶應カルチャー
1位:慶應大学の付属中学校
慶應中等部からは、9割以上の生徒がそのまま慶應大学に進学します。
学校の雰囲気も、進学校とは全く異なっており、テストの成績が貼り出されるようなこともありません。説明会でも、「社会に出るための器を広げる教育をしたい」と言われています。
特に重要視されているのが、授業・交友会(部活)・行事の3つを柱とした教育です。
説明会等で学校行事のビデオが流れますが、どの行事も楽しそうです。共学校なので、運動会も男子校のような激しさはありませんが、男女フォークダンスは中等部ならではの競技だと感じます。
2位:自由な校風
慶應中等部には厳しい校則はなく、制服も基準服という位置づけです。
髪を染めているような生徒はいませんが、髪の長さについてはそこまで厳しくなさそうです。
生徒を見てみると、ジーンズなどは履いておらず、男子はスラックスを履いている子がほとんどです。女子は、基本的にスカートのようです。
3位:独特の慶應カルチャー
慶應中等部には、独特の慶應カルチャーがあります。それは、言葉遣いにも表れていると感じます。
- 先生の事を「さん」づけで呼ぶ
- 部活と呼ばず、交友会と呼ぶ
- 慶早戦(早慶戦)で若き血を歌う 等々
どこの学校でも、その学校独特のカルチャーはあると思いますが、慶應の場合は、小学校から大学まででカルチャーが培われているため、塾生(生徒)の団結力はかなり強いものがあります。そういったカルチャーや団結力が好きな人には、魅力的だと思います。
「慶應中等部」受験のきっかけ
息子は、地元の中学校の校則が嫌で小学4年生の時に受験を決めました。そのため、受験した学校も全て校則が比較的自由な学校です。
中等部は、展覧会へ行った際に本人がかなり学校を気にいったため、受験することとしました。
中等部の展覧会は、他の中高一貫校と異なり、中学生のみで実施されています。
高校生と一緒に開催している中高一貫校と比べると、他校の生徒はほとんどいない落ち着いた雰囲気ですが、息子はそれが気に入ったようです。
「慶應中等部」の受験体験記!
受験会場までの道のり
「慶應義塾中等部」の一次試験は、2/3午前に行われました。
場所は、慶應義塾大学の三田校舎となります。大学はオープンキャンパスとなっているので、もし可能であれば、説明会の時などに大学のキャンパスを見ておくと本番の緊張が多少抑えられると思います。ちなみに、入試会場は男子が第1校舎、女子が西校舎で行われることが多いようです。
第1校舎の前で、受験番号毎にグループ分けされ、呼ばれた順に試験監督に先導されます。この試験監督は一部を在校生が務めています。
慶應義塾大学の三田校舎では、他校の中学入試が行われる場合があります。佐久長聖中学では、例年慶應義塾大学の三田校舎で入試を実施しています。
1月の中旬に入試が行われるため、慶應義塾中等部を受験される場合は会場の雰囲気を掴む意味で受験してみると良いかもしれません。ちなみに、我々はその情報を知らず、佐久長聖の入試申し込みが締め切られた後に知りました。
電車だと田町駅から向かう人が一番多い印象です。我々も田町駅から向かいました。二次試験で質問される可能性があるので、自宅から学校までの道程については受験生本人が説明できるようにしておく必要があります。
例:
自宅から本校までは、〇〇分かかります。
自宅から最寄りの〇〇駅まで、徒歩〇〇分。
〇〇駅からXX線に乗り○○駅まで〇〇分、〇〇駅でXX線に乗り換え田町駅まで〇〇分。
田町駅から本校まで、徒歩〇〇分でした。
受験中の保護者の過ごし方
受験生と別れた後に、保護者は大学の大教室で待つことが出来ます。
我々は、大学近くのカフェで二次試験の対策冊子などを読みながら、待っていました。カフェには他にも、受験生の親と思われる人がチラホラいました。
一次試験の合格発表
合格発表は、2/4午後に行われました。
折角なので、家族3人で中等部まで見に行きました。15時からとの事だったので、丁度くらいに到着するように向かったのですが、実際は少し早くから公開していたようです。学校に向かう途中で、既に結果を見てきたと思われる受験生とすれ違いました。
一次試験で無事合格していた場合は、二次試験の案内を頂いて、二次試験に備える事となります。
一次試験合格発表後の動き
二次試験は親子面接となるので、親子で面接対策をする必要があります。
入学志願書に書いた内容を親子で振り返っておくのがおすすめです。特に、父親が受験にあまり関与していなかった場合は、しっかりと内容を叩き込んでおかないと危険です。
また、過去に展覧会や説明会に家族で行っていたら、その時に感じたことなどを3人で話してみるのもよいかもしれません。
おわりに:「慶應中等部」の受験体験記でした
「慶應中等部」の入試の特徴としては、一次試験、二次試験の2回試験があるという事だと思います。
出来れば、2/3の一次試験までに合格が1つあると余裕を持って試験にのぞめると思います。
二次試験についても色々コツはあると思いますが、二次試験のみの結果が考慮される訳ではないという事なので、一次試験でいい点数を取るに越したことはないと思います。
二次試験では「縄跳び」や「ドリブル」をする場合があるので、勉強の合間に息抜きとして少しやっておくと良いかもしれません。
大学付属校については、【中学受験】大学付属校の合格に効果があった7つの勉強法という記事で詳しく紹介しています。
持ち偏差値が志望校に足りない場合は、家庭教師をお願いするという方法もあります。
我が家でも小6から家庭教師をお願いしたところ偏差値が大幅アップし、第1志望校に合格する事ができました。
中学受験には成績の悩みがつきものです。
我が家でも、塾や家庭教師や個別指導塾など、いろいろな所に学習相談をしました。
色々なところと比較すると、個別指導塾「SS-1」の学習指導が抜きん出ていました。
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