そんな疑問にお答えします。
先日、子どもの書く字が汚いことについて以下のツイートをしました。
子どもの字の汚さは、能力の不足にあり悪気があるわけではない?
✍️子どもの字が汚い理由
✅きれいな字が書けないのは、指先がまだ不器用だから
✅行やマスをはみ出してしまうのは、空間認識能力がまだ不十分だから
✅考えている内容を文章にするときに、手が追い付かないから#中学受験— しろくま@中受2022年組 (@shirokumanabu) June 22, 2020
子どもの書く字が汚いのは、能力の不足にあり悪気があるわけではありません。
- きれいな字が書けないのは、指先がまだ不器用だから
- 行やマスをはみ出してしまうのは、空間認識能力がまだ不十分だから
- 考えている内容を文章にするときに、手が追い付かないから
子どもの書いた字が汚いのは、本人の能力不足であって、悪気があるわけではありません
なんで子どもの書く字が汚く見えるのか
正しく読めない字を書いている
そもそも、本人が後から読んでも読めない字を書いている場合は、計算ミスや誤答の原因となるので修正する必要があります。
我が家の次男も数字の「7」が「9」に見えるような字や、
「6」が「0」に見えるような字を書いていて、たまに計算ミスをしています。
きちんと書かないだけで何点も落とすのはもったいないので、こういった正しく判読できない文字については、指摘をいれています。
文字を書く時のバランスが悪い
「晴」という字の「日」の部分がやたら大きかったり、
「意」という字の「立」の部分がやたら小さかったり、
文字の形や配置のバランスが悪いだけの字は、見た目は悪くとも計算ミスなどの原因にはならないので、基本放置で良いと考えています。
ただ、汚く書いたことによって意味が変わってしまう漢字は修正する必要があります。
きれいな字に変えていくために出来ること
方法1:正しい書き方を教えてあげる
子どもが変な字を書いているときは、正しい書き順で書いていないことが多いです。
- 数字の「9」を「q」のように書いていたり
- 漢字のトメやハネに気づいていなかったり
大人が見ると一目でおかしいとわかる字でも、子どもは正しい字に触れている量が少ないので、なかなか気づくことができません。
例えば、大人だってアラビア語で書かれた文字が正しいかどうかは判断つかないですよね?
これは極端な例ですが、子どもが正しい字を理解せず思い込みで書いてしまっている場合があります。
方法2:自分でもわからない字を書いていることを自覚させる
例えば、算数の間違った問題を一緒に振り返って、どうして間違ったのかを確認してみましょう。
数字の読み間違えでミスしている事に気づけば、自分でもわからない字を書いていることで損をしていることがわかり、自然とていねいな字を書くようになります。
きれいな字を書くためにやってはいけないこと
「きれいな字を書きなさい」
「ていねいに書きなさい」
このような事を何回言っても効果はありません。
なぜなら、注意が具体的でないからです。
「きれい」というのが、どういう状態で、具体的に何を直さなければいけないのか?
なんで「ていねい」に書く必要があるのか?
子ども自身が納得をしてくれないと効果がないです。
子どもの書いた字が汚い理由
子どもの書いた字が汚い字になっているのには、理由があります。
子どもが字を書いている様子を観察すると意外なことに気づくことがあります。
- めちゃくちゃ短い鉛筆を使ってる
- 書いてる時の姿勢が悪い
- 机の高さがあってない
姿勢が悪い場合は、正しい姿勢にするためのクッションを使うのがオススメです。
他にも色々と字が汚い理由が考えられます。
指先が不器用だから
小学5年生や6年生になっても、指先の器用さはまだ不十分な事があります。
まっすぐに線を引いたり、曲線を描いたりということが上手くできない場合は、まだ指先を上手く使えていないのかもしれません。
低学年生であれば、なぞり書きの練習などをするところですが、高学年生にそんな時間はありません。指先の器用さが問題であれば、書く量が増えていけば改善するはずなので、長い目で見るのがよさそうです。
空間認識能力が不十分だから
漢字のテキストは□の枠で囲まれていますが、そこからはみ出している字もよくあります。
これは、空間認識能力が不足しているからかもしれません。
空間認識能力(くうかんにんしきのうりょく)とは、物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が三次元空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力のこと
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
子どもが書こうとしている場所の認識がずれていると、枠の中にきちんと書けないという事がありえます。
空間認識能力は、スポーツの世界でも注目されている能力で、日本代表の本田圭佑選手もトレーニングをしているそうです。
空間認知能力を高めるトレーニング。子供には特にいいんで、毎日1、2回くらいでいいので、トライしてみてください。 pic.twitter.com/gPilOpkcZY
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) November 8, 2018
- 最初に目を開けて置いてあるペットボトルを見る
- 目をつぶってペットボトルまで歩く
- 目をつぶったままペットボトルをとる
というトレーニングらしいです。
考える速さに手の速さが追い付かないから
頭が良い子に多いのですが、考えるスピードが速すぎて書くのが追い付かないケースがあります。
字が汚くなっているのも、自分の考えるスピードに合わせて急いで書いた結果なので、例え雑な字を書いていたとしても最低限読めていれば良いと割り切る必要がありそうです。
読めない字に絞って改善しよう
字がきれいなことは素晴らしい事だと思います。
ただ、字がきれいだからといって、勉強ができるというわけではありません。
最低限、「自分が見てわかる」「他人が見てわかる」字が書ければ十分だと思います。
特に社会に出てからは手で文字を書くという機会は各段に減っていきます。
子どもの字が多少汚くても、そういうものだと割り切って、読めない文字に絞って具体的に注意していけばよいと思います。
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