二月の勝者

二月の勝者を中学受験生の親が読んだ感想・口コミ|中学受験のリアル

  • 「二月の勝者」が話題になっているけど、どこまでリアルなんだろう
  • 中学受験生の親は「二月の勝者」を読んで、どんな感想を持つんだろう
  • 「二月の勝者」の大体の話の流れが知りたい

こんな疑問を解決します!

この記事では、中学受験生の保護者であるわたしが「二月の勝者」を読んで感じたリアルな感想と、中学受験の実態との違いについて紹介します。

「二月の勝者」をまだ読んだことがないと人いう人にも、あらすじが分かるようにお伝えするので参考にしてくださいね。

結論「二月の勝者」は誇張された表現はありますが、中学受験のリアルな姿を描いています。

記事前半では「二月の勝者」の感想について、後半では「二月の勝者」の漫画のあらすじやドラマの紹介をするので、ぜひ参考にしてくださいね!

しろくまパパ
しろくまパパ
すぐに「二月の勝者」の漫画のあらすじについて知りたい方は、「二月の勝者」漫画のあらすじへどうぞ!
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中学受験漫画「二月の勝者」とは

「二月の勝者」はビッグコミックスピリッツで、2018年から連載している中学受験を題材とした人気漫画です。

タイトル 二月の勝者 ー絶対合格の教室ー
出版社 小学館
著者 高瀬 志帆 (著)
値段 607円
連載情報 ビッグコミックスピリッツ
  • 綿密な取材にもとづいた中学受験のリアルな様子が描かれている
  • 学習方法や志望校の選び方など、中学受験に役立つ情報が満載
  • 各家庭それぞれの中学受験があり、中学受験がイメージしやすい
  • 親や子ども、塾関係者の心情が丁寧に描写されており、共感できるシーンが多い
  • 登場する塾や学校にはモデルが存在しており、それぞれの塾や学校のイメージも湧く

著者の高瀬志帆さんは、二月の勝者の連載準備に1年半、取材に足掛け3年かけているそうです。

しろくまママ
しろくまママ
ドラゴン桜の中学受験版のイメージかな?
しろくまパパ
しろくまパパ
「ドラゴン桜」は大学受験がテーマなので、生徒と学校が主体。「二月の勝者」は中学受験がテーマで子どもと親、塾の3者が主体となるので、かなり違うよ。
いざ中学受験をすることになっても慌てないように自宅学習を進めておくなら、300人の保護者に調査をしたコチラの記事を参考にどうぞ。
>>【2021年】小学生の通信教育・タブレット教材のおすすめ人気ランキング15選【徹底比較】

二月の勝者の作品情報

二月の勝者は、これまで漫画と関連本が出版されています。そして、2021年にはドラマ化予定です。関連作品の情報をまとめました。

漫画 1巻~12巻 ※2021年8月時点
ドラマ 2021年10月より日本テレビで放送予定

高瀬志帆(たかせしほ)さんについて

高瀬志帆

二月の勝者の著者、高瀬志帆さんは1995年デビューの漫画家。代表作は、コミックゼノンで連載していた「おとりよせ大氏 飯田好実」などです。2018年から、ビッグコミックスピリッツにて「二月の勝者」を連載しています。

二月の勝者を書いたキッカケ
  • 二月の勝者は、もともと日経DUALで連載していた「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」の連載の仕事がきっかけ。
  • 高瀬さん自身は地方の公立中、公立高を経て東京に進学。中学受験は一部のセレブがやるものだという先入観があった。
  • 「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」の執筆を通して、中学受験の面白さに気付いたことで「二月の勝者」の企画を考える。

高瀬さんが考える中学受験の面白さとは?

中学受験は、子どもの意思と親の意思とを合致させて行う受験であるということ。

高校受験や大学受験は子どもの意思がメインとなるので、親の意思は余り介在しません。

「二月の勝者」を中学受験生の親が読んだ感想

「二月の勝者」を中学受験生の親が読んだ感想

正直、面白いです。そして、感情移入しすぎて涙することもよくあります。自分自身が中学受験生の親なので、共感するポイントが多いです。

特に面白い要素について深掘りして紹介します。

  • 「二月の勝者」用語
  • 「二月の勝者」に登場する生徒
  • 「二月の勝者」のデータ
  • 塾の内情

「二月の勝者」用語【桜花ゼミナールのモデル校は?】

二月の勝者には、実際の塾や学校がモデルと思われる用語が、たびたびでてきます。

漫画を読む際に知っておくと、より面白さが増しますよ。

桜花ゼミナールのように面倒見のよい塾をお探しなら、創研学院がおすすめです。勉強を塾で完結させるスタイルなので、ご家庭に負担がかかりません。(二月の勝者の取材協力も行っています)
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塾の名称

  • 桜花ゼミナール
    吉祥寺とお茶の水に校舎がある中堅塾だと、グノーブルになります。ライバルであるフェニックス(サピックス)と、御三家の合格率では互角であり、グノリンクという個別指導塾も系列に持っていることから、かなり可能性が高いと考えています。
    ただし、第2巻17話で桜花ゼミナールは系列母体が渋谷大崎だと佐倉先生が発言しています。そうすると四谷大塚の系列である早稲田アカデミーの可能性も非常に高くなります。
    名前から栄光ゼミナールがモデルでは?という声も多いですが、栄光ゼミナールは作中に「光栄アカデミー」という栄光ゼミナールをモデルとした塾が描かれています。
    結論、グノーブル、早稲田アカデミー、栄光ゼミナール、それぞれの特徴を持っているが全て当てはまる塾はないので、これらの塾をモデルにしたオリジナル塾と言えそうです。
  • PHONIX(フェニックス)
    「SAPIX(サピックス)」がモデル。中学受験の大手塾の1つ、毎年御三家をはじめとする難関校の合格人数がずば抜けている。
  • 毎日研
    「日能研」がモデル。中学受験の大手塾の1つ。全国に教室があり、中学受験塾の中で最大規模。Nバックが有名。
  • 渋谷大崎
    「四谷大塚」がモデル。中学受験の大手塾の1つ。親世代だと、四谷大塚に通っていた人は多い。(わたしも通っていました)
  • 早馬塾
    「早稲田アカデミー」がモデル。中学受験の大手塾の1つ。最近、難関校の合格実績を伸ばしている塾。

公開模試・講習の名称

  • PHONIXの「フェニックスオープンテスト」
    SAPIXの「サピックスオープン」がモデル。大手塾の模試の中で最も難易度が高く、他塾で偏差値50あったとしても、40くらいになってしまうことがある。
  • 毎日研の「全国統一模試」
    日能研の「全国公開模試」がモデル。全国で約12,000人が参加する最大規模の模試。
  • 渋谷大崎の「合格不合格判定テスト」
    四谷大塚の「合不合判定テスト」がモデル。小学6年生の受験者数1位の人気模試。
  • 帝都模試センターの「帝都圏模試」
    首都圏模試センターの「首都圏模試」がモデル。首都圏中学模試センターが主催している大規模模試。大手塾の生徒のみだけでなく、小規模・中規模塾の生徒も幅広く受験するのが特徴。問題も比較的やさしく、偏差値も高めにでることが多い。
  • ZZ(絶対全力)志望校特訓
    早馬塾のZZ志望校特訓は、早稲アカの「NN志望校特訓」がモデル。

学校の名称

  • 海上中学
    「海城中学校」がモデル。男子新御三家の1つで、新大久保にある男子校。
  • 東央学園中学校
    「桐朋中学校」がモデル。国立市にある男子校。
  • 輝星
    「暁星中学校」がモデル。九段下にある男子校。
  • 駒澤西方
    「駒場東邦」がモデル。男子新御三家の1つで、池尻にある男子校。
  • OK普通部
    「慶應義塾普通部」がモデル。慶應義塾大学の一貫教育校で、日吉にある男子校。
  • 聖栄
    「聖光学院」がモデル。神奈川の男子御三家の1つで、山手にある男子校。
  • 光栄
    「栄光学園」がモデル。神奈川の男子御三家の1つで、大船にある男子校。
  • 早米田
    「早稲田中学校」がモデル。早稲田大学の系属校の1つで、早稲田にある男子校。
  • 早米学
    「早稲田大学高等学院中等部」がモデル。早稲田大学の附属校の1つで、上石神井にある男子校。
  • 園学院久我山
    「國學院大學久我山」がモデル。久我山にある共学校。
  • 攻卵社
    「攻玉社」がモデル。不動前にある男子校。
  • 豊島園
    「豊島岡女子」がモデル。東京の女子新御三家の1つで、東池袋にある女子校。
    その他の名称
  • 吉祥寺女子
    「吉祥女子」がモデル。吉祥寺にある女子校。
  • 西洋西武女学院中
    「東洋英和女学院中」がモデル。六本木にある女子校。
  • 晶川女子
    「品川女子」がモデル。品川にある女子校。広末涼子が通っていたことでも有名。
  • 光花女子
    「昇華学園」がモデル。調布にある女子校。
  • YUSEN/湧泉女子
    「恵泉女学園」がモデル。千歳船橋にある女子校。
  • フィリス
    「フェリス女学院」がモデル。神奈川の女子御三家の1つで、石川町にある女子校。
  • 立聖女子
    「立教女学院」がモデル。立教大学の提携校の1つで、久我山にある女子校。
  • 鈴蘭女子学園
    「光塩女子学院」がモデル。高円寺にある女子校。
  • OK中等部
    「慶應義塾中等部」がモデル。慶應義塾大学の一貫教育校で、田町にある共学校。
  • OK横浜
    「慶應義塾湘南藤沢中等部」がモデル。慶應義塾大学の一貫教育校で、湘南台にある共学校。
  • 米田実業/早米実
    「早稲田実業」がモデル。早稲田大学の系属校で、国分寺にある共学校。
  • 新新/新宿学園新宿
    「渋谷教育学園渋谷」がモデル。渋谷にある共学校。
  • 東英大付属白銀
    「東海大学付属高輪台中等部」がモデル。東海大学の付属校で、白金台にある共学校。
  • 日照大附属杉並
    「日本大学第二中学校」がモデル。日本大学の付属校で、荻窪にある共学校。
  • 日照大第三
    「日本大学第三中学校」がモデル。日本大学の付属校で、町田にある共学校。
  • 有栖川学園
    「広尾学園」がモデル。海外大学への合格者実績がずば抜けており、ここ数年で人気の広尾にある共学校。
  • 文政学園
    「文化学園大学杉並」がモデル。阿佐ヶ谷にある共学校。
  • 都立三方
    「都立三鷹」がモデル。三鷹にある都立中高一貫校。
  • 多田大目白
    「多摩大学目黒」がモデル。目黒にある共学校。
  • 法陽大附属
    「法政大学中学校」がモデル。法政大学の付属校で、三鷹にある共学校。
  • 武蔵境大附属
    「武蔵野大学中学校」がモデル。武蔵境にある共学校。

その他

  • Sクラス(サミットクラス)
    SAPIXのαクラスのこと。最上位クラス。
  • こちら早稲田鶴巻町交番
    こちら葛飾区亀有公園前派出所
  • 丙乙
    両津
  • ドドバシカメラ
    ヨドバシカメラ
  • ママダ電器
    ヤマダ電機
  • フロト
    ロフト
  • TESUYA書店
    TETSUYA書店
  • 遊行王カード
    遊戯王カード

「二月の勝者」に登場する生徒(登場人物)

二月の勝者に登場するタイプの異なる家庭も本作品の魅力の一つです。各家庭毎にドラマがありますが、特に「柴田まるみ」のエピソードには思わず涙してしまいました。

※一部、ネタバレ箇所は伏せておきます。

  • 島津家
    島津順(Ωクラス)
    第一志望:開成
    桜花ゼミナール吉祥寺校のエース。
    暴走する父親は「島津父」として有名。
  • 前田家
    前田花恋(Ωクラス)
    第一志望:桜蔭
    勉強にプライドをもつ負けず嫌いの女の子。
    父親は海外に単身赴任。母親は医者。タワマンに住んでいる。
  • 直江家
    直江樹里(Ωクラス)
    第一志望:女子学院
    オシャレ大好き、数学得意の女の子。
    制服のない学校に行きたくて受験を決めた。
    両親は美容室を経営。
  • 上杉家
    上杉海人(A→Ωクラス)
    双子の兄。
    第一志望:桐朋(東央)→ネタバレ
    運動神経抜群で、空手で関東大会に出場したことも。
    弟の陸斗は、フォニックスの上位クラス(S1)。
    お父さんは医者。
  • 柴田家
    柴田まるみ(A→Ωクラス)
    学校不登校児。
    第一志望:ネタバレ
    学校では不登校の女の子。
    母親は弱気。父親はかなりイマイチ。
    不登校になった原因については、第11巻で語られています。
  • 馬場家
    馬場亜蘭(Ωクラス)
    帰国子女
    第一志望:新宿学園新宿(渋谷教育学園渋谷)
  • 加藤家
    加藤匠(R→Aクラス)
    鉄道大好き。
    第一志望:攻玉社(攻卵社)→ネタバレ
    鉄道オタクの男の子。成績急上昇中。
    両親ともに穏やかな一般家庭。
  • 伊達家
    伊達智弘(Aクラス)
    野球少年。
    第一志望:早稲田実業(米田実業)
  • 三浦家
    三浦佑星(R→Aクラス)
    サッカー少年。
    第一志望:園学院久我山(國學院久我山)
    サッカークラブに入っている男の子、小学6年の2月から入塾。
    父親が中学受験に反対していたが、黒木の説得により中学受験を認めることに。
  • 武田家
    武田勇人(Rクラス)
    ゲーマー親子。
    第一志望:武蔵境大附属(武蔵野大学中学校)
    美容部員の母と、会社員の父親を持つ男の子。
    武田家の母と言えば「課金ゲー上等!」という台詞が有名。
  • 大内家
    大内礼央(A→Rクラス)
    第一志望:法陽大附属(法政大学中学校)
    一般家庭。個別指導に月10万円近く課金。
    夏期講習にお弁当を二個持たされたり、橘先生の勘違いから5年生の自習室に行かされたりと何かと不運。
  • 今川家
    今川理衣沙(Rクラス)
    ボス女子。
    第一志望:吉祥女子
    問題児の女の子、たびたび塾で問題を起こす。
    偏差値至上主義、ブランド志向の母親。
  • 山本家
    山本佳苗(Rクラス)
    第一志望:光塩女子学院(鈴蘭女子)
    女の子。
    一般家庭。
  • 石田家
    石田王羅(Rクラス)
    カード狂。桜花6年生最下位。
    すぐ隠れてスマホゲームをする男の子。
    母親は鍼灸師。母子家庭。
  • 浅井家
    浅井紫(Rクラス)
    文具好き。
    第一志望:湧泉女子(恵泉女学園)
    将来の夢について悩む女の子。
  • 伊藤家
    伊藤章太郎(Rクラス)
    水族館好き。
    第一志望:東英大附属白金(東海大学付属高輪台中等部)
    親は医療系を志望。
  • 福島家
    福島圭(A→Rクラス)
    成明大附属(?)
    男の子
  • 大友家
    大友真千音(Aクラス)
    女の子
  • 田中家
    田中利休(Aクラス)
    男の子
  • 原家
    原秀道(Aクラス)
    男の子
  • 村上家
    村上一真(Ωクラス)
    第一志望:麻布
  • 本田家
    本田華鈴(Ωクラス)
    第一志望:雙葉
  • 藤原家
    藤原昴(Ωクラス)
    第一志望:武蔵
  • 黒田家
    黒田翼(Ωクラス)
    第一志望:武蔵

「二月の勝者」に登場するデータについて

「二月の勝者」では、実際のデータが多く使われています。

例えば、中学受験の偏差値は上位20%が母体になっているから、高校受験の偏差値に換算すると10-15ポイントくらい上にでる。

また、中学受験に関するデータだけでなく、大学受験や高校受験に関する情報も中学受験との違いという形で紹介されています。

中学受験のことを学びたいという人は「二月の勝者」を読むだけでも、中学受験に関する知識を得ることができますよ。

塾の内情について

「二月の勝者」の大きな特徴は、塾の内情をつまびらかにしていることです。

例えば、学校と塾で大きく違う点はなんでしょうか?

黒木先生いわく「塾講師は教育者ではなく、サービス業」です。

あくまで塾にとって、生徒はお客様。

お客様に満足してもらうことが、塾の使命。

作中で、そうした発言を繰り返す黒木に新任教師の佐倉麻衣は反発します。塾講師が抱える矛盾や葛藤が非常にリアルです。

また、御三家の合格者数によって講師に支給されるボーナス額が違うとか、生々しい塾の内情も描写されています。

こういう描写を見ると、「塾との個人面談でより偏差値の高い難関校を推してくるのは、ボーナスのためか?」と勘ぐってしまったりしてしまいます。

「二月の勝者」漫画のあらすじ

「二月の勝者」は、主人公であるカリスマ塾講師の黒木蔵人(くろきくろうど)が、業界最大手のフェニックスから業績不振の中堅塾「桜花ゼミナール」に校長として迎えられるところから始まります。

受験塾はサービス業だと言いきる黒木を中心に、新人教師の佐倉麻衣(さくらまい)や、その他の講師たち、塾の生徒や保護者の様子を描く超リアル中学受験漫画です。

漫画は2021年10月時点で13巻が発売済み。各巻のサブタイトルとあらすじを紹介します。

ちなみに漫画「二月の勝者」は、紙の単行本だと全14巻で9,014円ですが、ebookだと週末クーポン利用で7,199円(1,815円OFF)で購入できます
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第1巻|「受験塾」は「子どもの将来」を売る場所です。

新任講師の佐倉麻衣は、桜花ゼミナール吉祥寺校に赴任。研修期間中に、第一志望校に7割の子が受からないという中学受験の実態を見せつけられる。

御三家の合格者0人の吉祥寺校の校長は異動となり、新しくライバル塾のフェニックスから黒木蔵人が赴任。受験生を金脈と見ている黒木に対して佐倉は反発する。

塾を辞めようとするRクラスの加藤くんに対して、黒木は「好きなことがある子ほど中学受験を辞めなくていい」と言う。その言葉の真意とは?!

第2巻|中学受験は課金ゲームです。

三月になり成績が伸び悩む家庭の中には、転塾を考え始める家庭も。そんな中、吉祥寺校で女子トップの成績だった前田花恋がライバル塾のフェニックスに転塾してしまう。放っておけという黒木に対して、佐倉は何もできない自分に葛藤を感じる。

Rクラスの武田家では春期講習の費用を巡り夫婦喧嘩が勃発。黒木は、武田家の地雷を踏みぬくと宣言。そして、武田母から有名なあの台詞が?!

第3巻|この夏、真の意味で『受験生』にならなければならない

四月になり模試の対策を行うRクラス。黒木の指導を受けたRクラスの算数の成績がアップする。

五月の個人面談に備えて、子どもたちの考えている志望校を調査する佐倉。子どもたちの考えている志望校と、親が希望する志望校の違いに気づく。

「子どもの夢」と「志望校」をテーマにストーリーが進んでいく。そして、黒木はジャイアントキリングを達成しそうな子が1人いると予言する。

第4巻|高校受験?大っ嫌いです

夏期講習が本格的にはじまり、塾ではトラブルが頻発。特にΩクラスの島津順は、Aクラスの上杉海人にやたらと絡むようになる。

そして島津家では、思うように息子の成績が上がらないことから、島津父が島津母を激しく責め立てる。母親が父親に責め立てられている姿を見た島津順はショックをうけ、塾を無断欠席してしまう。

第5巻|この夏、子どもたちは「受験生」になっていく

夏期講習も中盤戦。生徒によって、学習に取り組む姿勢にも差が出てくる。成績最下位の石田王羅はトラブルを起こし、結果として桜花をやめて系列の個別指導塾に通うことになる。

八月の合宿を前に、今後の心がまえについて保護者に伝える黒木。そして、Ωクラスへは二人の生徒が昇格し、いよいよ夏合宿が始まる。

第6巻|運命を分ける秋が来る。

夏合宿が終わりぐったりした様子の生徒たち。佐倉は自分が半人前であることを自覚し、黒木にアドバイスを求める。

そして、夏休み明けはじめての模試。自信満々の生徒たちだったが、大部分の生徒は偏差値が下がってしまった。

島津父は、息子の成績が下がったことを塾の責任だと決めつけ、自分のやり方でやることを宣言する。

第7巻|2月1日の本番その日まで、学力は伸びます。

9月になりRクラス女子に異変があり、今川理衣沙と山本佳苗の仲が悪くなる。

理衣沙は佳苗の代わりに大内礼央に近づく。人間関係がギクシャクした礼央は成績が下がり、母親にも叱責されてしまう。

柴田まるみは同じJG志望の直江樹里と自分を比べて、自信を喪失してしまう。そんな中、黒木から国語の強化をするように言われていた樹里は、まるみを勉強に誘う。

第8巻|18歳の受験と12歳の受験は違う!

各家庭と個人面談を進める中で、子どもの希望する第一志望と安全校となる併願校のプランを提案する黒木。対照的に、佐倉は親の真剣さを感じながらも有効な提案をできないでいた。

そんな中、島津母から泣きながら電話がかかってきて、島津家との面談は中止となる。日曜の志望校別特訓がはじまり、佐倉は舐められないように空手の試合と同等の気合をもって授業に臨む。

第9巻|どんな手を使ってでも手にしたい。全ての生徒の合格を!

島津父に警察を呼ばれ家を飛び出した島津母と順は、吉祥寺校で黒木へ島津家で起きたことを話す。島津母に中学受験を辞めると伝えられた黒木は、順に気持ちを確認する。

順は母に「開成を受験したい」という気持ちを伝え、中学受験を続けることになった。島津家の事件をキッカケに、黒木は自分の「前科」を桂先生と佐倉に話す。

第10巻|ついに、2月入試本番を迎えます!

11月が近づき、黒木は保護者会で中学受験生の親に訪れる「3回の危機(クライシス)」について説明する。そして保護者に対して「女優になってください」とお願いする。

ついにラスト2回の模試が始まる。Rクラスでは模試の結果が芳しくない家庭が多く、各家庭では塾へ志望校のランクを下げるべきか相談したり、個別指導塾へ駆け込む家庭もチラホラでる。

第11巻|最終仕上げです。生徒としての。そして、受験生の親としての

2/1まで80日をきった。各家庭では、黒木に手渡された「中学受験直前期必勝マニュアル」をもとに、受験の準備を行っていた。

父親と別居中の島津順は都立中に興味を持ち、説明会を見に行くことに。

保健室登校が続く柴田まるみは「自分の夢」を「友達との約束」を叶えるために、震えながら教室に向かう。

第12巻|最後の12月の模試が終われば、あとはもう“本番”しかありません

第一志望の吉祥寺女子が諦めきれない、今井理衣沙の母。過去問で合格者平均点を超えたと黒木と佐倉に報告をする。理衣沙の抱える問題を解決するように、佐倉へ指示をだす黒木。

仕事のし過ぎで倒れてしまった黒木は、佐倉に裏の顔を知られてしまう。

12月の最後の模試が近づき、各生徒の志望校の最終確認をする講師陣。二人の生徒の志望校変更に驚く。

第13巻|残りの50日は、人生で5本の指に入るくらい熱い50日です!!

ついに12月に入り、受験本番まであと50日。

早いうちに合格判定80%を取って慢心する生徒の”まさか”を防ぐフェニックス灰谷の手法とは?

受験直前期の超実践的は注意点の数々、受験当日から受験終了日までの過ごし方、親のやるべき仕事を黒木が徹底解説。

白熱する”最後の保護者会”
「やってよかった」と思える「いい入試とは!?」

そしてついに黒木の二つの顔が一つに繋がる…。

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「二月の勝者 ー絶対合格の教室ー」がドラマ化(2021年10月16日から)

二月の勝者は2021年10月16日からドラマ放送されることが決まっています。

番組名 二月の勝者 ー絶対合格の教室ー
ch・テレビ局 5ch・日本テレビ
放送時間帯 毎週土曜日22時~
主演 柳楽優弥(黒木蔵人)、井上真央(佐倉麻衣)、加藤シゲアキ(灰谷純)
番組ホームページ https://www.ntv.co.jp/2gatsu/
  • 柳楽優弥さん演じる黒木の超強烈なキャラクター
  • 元塾講師の脚本家:成瀬活雄さんご自身の経験を活かした世界観
  • ご自身も中学受験を経験されている、加藤シゲアキさんの演技

しろくまママ
しろくまママ
脚本家の成瀬活雄さんは塾講師の経験があるんだね

しろくまパパ
しろくまパパ
主人公のライバル講師役の加藤シゲアキさんも、中学受験の経験があるみたい。ご自身の経験を活かした演技に期待だね。

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「二月の勝者」ドラマのキャストを紹介!

柳楽優弥(黒木蔵人 役)

主人公の黒木蔵人を演じるのは、俳優の柳楽優弥さんです。

実は、柳楽さんの奥さんは「二月の勝者」が大好き。柳楽さんも読んで一目惚れした作品だそうです

番組の宣伝動画を見ると、原作漫画よりもサイコ感がありますね。最終的に、どのような黒木になるのか楽しみです。

ちなみに、柳楽さんは今年30歳となり一発目のドラマが「二月の勝者」だそうです。

 

井上真央(佐倉麻衣 役)

新任講師の佐倉麻衣を演じるのは、女優の井上真央さんです。

井上さんは、中学受験の経験はないそうですが、原作を読んで今まで受験に抱いていたイメージが変わったとのことです。

前述の高瀬さんのインタビューでもありましたが、中学受験は一部の地域の限定された子どものみが挑戦するので、まだまだ一般的に実情が知られていません。

新任講師として佐倉麻衣が成長していく過程を演じたいと、抱負を語っていました。

 

加藤シゲアキ(灰谷純 役)

黒木のライバル灰谷純を演じるのは、俳優の加藤シゲアキさんです。

加藤さんはご自身が中学受験の経験があるため、自分の中学受験時代を振り返ることから役作りを始めたそうです。

加藤さんは中学受験で2校受験し、第二志望に合格したとのことです。不合格の悲しみと合格の喜び、どちらも知っているんですね。

そんな加藤さん演じる灰谷純も注目です。

 

池田鉄洋(橘先生 役)

黒木先生の同僚、橘先生を演じるのは池田鉄洋さんです。

漫画では保護者の反感を買ってしまって、黒木先生に怒られたりイイ所がないですが、ドラマでは一体どういうキャラになるのでしょうか。楽しみです。

瀧内公美(桂先生 役)

黒木先生の同僚、桂先生を演じるのは瀧内公美さんです。

保護者へそつなく対応し、新人講師の佐倉へも適切なアドバイスをするなど、黒木先生からの信頼も厚い桂先生。

ドラマでも同様のイケてる講師キャラが見られそうです。

今井隆文(木村先生 役)

黒木先生の同僚、桂先生を演じるのは瀧内公美さんです。

ちょっと頼りなさげな木村先生。漫画では佐倉と同じRクラスの担当をしており、佐倉の先輩として経験不足の佐倉を要所で助けています。

加治将樹(しんちゃん 役)

恐らくドラマの新キャラ、しんちゃんを演じるのは加治将樹さんです。

新キャラ登場により、ストーリーも漫画と変わる可能性が高まりました。
どのようにストーリーに関わってくるのか要注目です。

岸辺一徳(白柳社長 役)

桜花ゼミナールの白柳社長を演じるのは、大ベテランの岸辺一徳さんです。

黒木の裏の顔も知っており、いろいろと腹黒そうな白柳社長。
岸辺一徳さんは、とってもハマり役だと思いました。個人的には、一番楽しみ。(出番は少なそうですが)

 

「二月の勝者」ドラマ全話のあらすじ・ネタバレ・感想まとめ

「二月の勝者」のドラマ全話のあらすじとネタバレを、放送開始後からまとめていきます。

「二月の勝者」ドラマ1話のネタバレ・あらすじ

「二月の勝者」ドラマ2話のネタバレ・あらすじ

「二月の勝者」ドラマ3話のネタバレ・あらすじ

「二月の勝者」ドラマ4話のネタバレ・あらすじ

「二月の勝者」ドラマ5話のネタバレ・あらすじ

「二月の勝者」ドラマ6話のネタバレ・あらすじ

「二月の勝者」ドラマ7話のネタバレ・あらすじ

「二月の勝者」ドラマ8話のネタバレ・あらすじ

「二月の勝者」ドラマ9話のネタバレ・あらすじ

「二月の勝者」ドラマ10話(最終回)のネタバレ・あらすじ

「二月の勝者」の親に刺さる名言

二月の勝者には数多くの名言がでてきます。ここでは、その中でも有名な名言を紹介します。

1位|君達が合格できたのは父親の経済力、そして、母親の狂気

「二月の勝者」第一話の冒頭で使われた台詞。見たことがあるという人も多いと思います。

2位|課金ゲー上等。

中学受験に限らず、受験には課金ゲーの要素があると思います。

なので、ある程度しかたないと考えています。

3位|2月1日本番その日まで学力は伸びます。

これは、本当にそうです。精神論みたいですが、ギリギリまで諦めずに勉強し続けた子は、結果に繋がっていることが多いです。

「二月の勝者」を子どもに読ませるか迷ったら

「二月の勝者」を子どもが読んだ感想

子どもに積極的に読ませていたわけではないのですが、通っていた理科実験教室に置いてあったようで知らない間に全巻読んでました。

小6中学受験生の感想
  • 塾の内情とか、俺には関係ないし「そんなの知るか」って感じ
  • 島津父はおわってる
  • 今井母もアレはないわ

子どもは1つの物語として読んでいるようで、自分とシンクロさせるみたいなことは全くないようでした。

島津父と今井母に関する感想は、ボクと変わりないです(笑)。

子どもが1つの漫画として面白がって読む分には、そこまで気にする必要はないかなと思います。

 「二月の勝者」を子どもに読ませない方がいいという意見も

一方で「二月の勝者」を子どもに読ませない方がいいという意見もあります。作者の高瀬さんもインタビューの中で、そのように仰っています。

「子どもにそのまま渡して読ませないでください」というところがいいなと思いました。実は私が『二月の勝者』を描いているときも同じ気持ちなんです。親御さんが咀嚼して、お子さんに伝えてほしいんです。
参照:「東大合格は努力か環境か?」『二月の勝者』作者と考えた“中学受験の親”が捨てるべき下心(文春オンライン)

そのままというのがポイントで「子どもに伝えたいメッセージは親が咀嚼してお子さんに伝えてほしい」というのが著者のメッセージのようです。

このあたりはお子さんの性格にもよるので何とも言えませんが、子どもの自己啓発目的で読ませるのは、あまりオススメできないです。

「二月の勝者」世間の評判・口コミ

「二月の勝者」は今までになかった中学受験のリアルを描くということで、多方面で話題になっています。

テレビや新聞で話題に

「二月の勝者」は、テレビや新聞でも話題になっています。

最近は少し話題になる機会も減ってきましたが、2021年10月からドラマ化されるのでまたメディアに取り上げられる機会も増えるでしょう。

中学受験ジャーナリストおおたとしまささんも絶賛

二月の勝者の著者「高瀬志帆」さんと、中学受験ジャーナリストのおおたとしまささんは、文春オンラインの中で対談をしています。

対談の中でおおたさんは、二月の勝者のリアリティのある描写について絶賛しています。

リアリティのある描写が何度も出てきて、ひょっとしたら塾講師のご経験があるのではないか、と思うくらいでした。

参照:「東大合格は努力か環境か?」『二月の勝者』作者と考えた“中学受験の親”が捨てるべき下心(文春オンライン)

他にも多数のインタビュー記事が文春オンラインや朝日新聞EduAなど掲載されています。

中学受験生保護者の口コミ

二月の勝者は中学受験生保護者にも幅広く読まれています。もちろん、我が家も夫婦で読んでいます。

2021年時点で小学6年生の中学受験生を抱える我が家では、漫画のシーンが一歩先の未来に見えてしまいドキドキします。

わたしがTwitterで繋がっている中学受験生保護者も、体感で7割くらいは「二月の勝者」を読んでいます。

一般的な漫画では、自分たちが当事者だと漫画での誇張された表現が気になることが多いですが、二月の勝者についてはそんなことはありません。

どのシーンも「わかるわかる」という描写が多く、各家庭に感情移入してしまいます。

中学受験をするなら二月の勝者を読んで心がまえを

本記事では、二月の勝者を中学受験生の親が読んだ感想をまとめました。

二月の勝者は、中学受験の内情をかなり深くえぐっている作品です。

使用されているデータや受験に対する考察も的を得ているものであり、これから中学受験を考えている保護者や、中学受験中の保護者にオススメできます。

中学受験では華々しい合格体験記ばかりが目につきますが、実際に第一志望に合格できる子は4人に1人です。

そして、合格(不合格)にいたるまでの苦労やお金のことについては、保護者同士でも意見交換することはほとんどありません。

中学受験をするなら二月の勝者を読んで心がまえをしておくと「こんなはずじゃなかった」と、先々に後悔することも少なくなるでしょう。

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さいごに:自宅で出来るライバルの一歩先をいく中学受験準備

さいごに1つだけ、自宅で出来るライバルの一歩先をいく中学受験準備情報をお伝えします。

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