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二月の勝者

「二月の勝者」ドラマ7話のネタバレ・あらすじ|勉強しないと塾にいけない!?

「二月の勝者」ドラマ7話のネタバレ・あらすじ

2021年10月から放送が開始されたドラマ「二月の勝者」7話のネタバレ・あらすじを紹介します。

ビックコミックスピリッツで連載中の人気漫画「二月の勝者」がついにドラマに!

本記事では時間がなくてドラマを観れなかった方や、見逃してしまった人に向けてネタバレ・あらすじを紹介します。

中学受験生の親目線での感想もお伝えするので、実際の中学受験との違いについても参考にしてくださいね。

>>二月の勝者のまとめ記事はコチラ

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「二月の勝者」ドラマ7話のあらすじ

9月に入ると、夏の成果を試す統一合格判定テスト(=統合判テスト)が行われた。

9/9。講師たちは生徒たちの統合判テストの結果を見ながら、思うように結果がついてこない現状に苦い顔をしていた。そこへ黒木(柳楽優弥)が登場。「夏の頑張りで点数は上がっているものの、周囲の受験生も努力しているため偏差値は横ばい。下がることも普通の現象」とのことだ。黒木は続けて佐倉(井上真央)に「Rクラスの生徒も一部を除いてだが、学力が上がっていることは認める」としつつも、『一部』という点を強調して伝えた。また黒木は「偏差値が上がらないことで受験を離脱させないよう、親をいかに黙らせるかが大切」というビジネスライクな姿勢を全面に出すのであった・・・。

「二月の勝者」ドラマ7話のネタバレ

自習室にて。自習中、喉が渇いた王羅(横山歩)はコーラを取り出し開けると、中身が勢いよく吹き出した。一部の生徒は口には出さないまでも、自習の妨げになり嫌な様子だ。この様子は講師たちの噂話から黒木の耳にも入った。

王羅は祖母の静枝と暮らしていた。静枝に急かされ、いやいや塾に行く王羅。途中、池でザリガニを見つけると、側にあった枝で何やらつつき始め・・・。

王羅はなんと下半身泥水まみれで自習室にやってきた。ザリガニを釣ろうとして池に落ちたのだった。屋上で橘と佐倉が着替えさせる。その際橘は王羅に「実際中学受験どうしたいの」と尋ねるも、王羅は「よくわかんない」と投げやりだ。また、橘は佐倉に「小学生が毎日塾に来てるだけでも本来すごいこと」と言いつつも、「これからはみんなの邪魔になるようなら考えないとな」と王羅の対応に悩む一面も見せた。

灰谷(加藤シゲアキ)は書店で本を買っていた。ふと財布を開けると、先日黒木から招待された誕生日パーティーの手書きの招待状が出てきた。

相談室にて。佐倉と三枝子が面談していた。王羅は父を早くに亡くしており、一人親で寂しい思いをしているところに半ば託児所的な意味合いで桜花に通わせていたのだった。佐倉はその話を聞いて、勉強する以外の理由でも塾に通う生徒はいることを知った。

そんな時、紗良(住田萌乃)からメッセージが届く。内容は『明日会えませんか?』というものだった。

自習室にて。その日も王羅は真面目に自習する様子はなく、ゲーム片手にやってきた。席についても隣の友達と大声で話す王羅に礼央(粟野咲莉)は我慢ができなくなり、つい声を荒げて注意してしまった。そこへ通りかかった橘がやってくる。橘はよく事情も聞かず、ちょうどその場で声を荒げていた礼央を注意し、自習室の移動まで命じてしまったのだ。

講師室にて。礼央の母から橘宛に『塾をやめさせたいと思っている』という旨の電話がかかってきた。自習室での橘の、礼央に対する対応に納得がいかない様子だ。橘は当時の状況について弁明しようとするも聞き入れてもらえず、一方的に電話を切られてしまった。

スピーカーにて会話を聞いていた黒木は橘に「最悪の対応ですね」と言い放った。続けて「礼央にも非があったという正論よりも『お客様』の気分を害してしまったことの方が重大だ」とし、礼央が退塾してしまった際の責任問題にまで迫ったのだ。

橘がふと顔を上げると廊下に礼央の姿が見えたため、急いで駆け寄り「話を聞かずに怒ってしまい申し訳なかった」と丁寧に謝罪した。すると礼央は「だったらこの状況をどうにかして、このままじゃ勉強できない」と強く訴え去っていった。

佐倉は帰り道紗良と合流し、ある場所に向かっていた。紗良は前回、弓道場で会員登録する際に佐倉の免許証が目に入り、誕生日を覚えていたのだった。紗良が連れてきたのは『STAR FISH』で、なんとそこには灰谷もいた。扉を開けた黒木は、招待していない佐倉がいることにかなり面食らったが、紗良が事情を説明した。

誕生日パーティーが始まった。中には子どもから大人まで様々な年齢の人たちが集まり、みんなで賑やかにお祝いしていた。

帰り道、灰谷は佐倉に黒木がルトワックを辞めた真相を話した。当時黒木はSTAR FISHとルトワックを掛け持ちしていた。そのことを知ったルトワックの社長は、看板講師である黒木が副業はまずいと考え、ルトワックかSTAR FISHどちらかを辞めるよう黒木に迫ったという。当時STAR FISHが無料塾であったことは誰も知らない。その結果黒木はSTAR FISHを選びルトワックの契約を切られたのだった。真相を知った灰谷は、それでも黒木がSTAR FISHを選んだ理由が腑に落ちないでいた。 一人になった佐倉は自転車を置き忘れたことに気づき取りに戻る。鍵を開けて帰ろうと顔を上げると、そこに黒木がいた。黒木が「今日見たことは」と言いかけると、佐倉が察して「誰にもいいません」と後を引き継いだ。佐倉はその後も今日の感想を述べていたが、気づくと黒木は去っていた。

教室で三枝子と黒木の姿を見かけた佐倉は、急いで後を追った。黒木に事情を尋ねると、「王羅が周囲より幼く勉強に向いていないとしても、塾に通わない理由にはならない」といった。黒木が講師室に入るや否や、全員に報告があるとし「王羅さんは桜花を退塾することになりました」といった。橘らが声を荒げて反論する中、社長である白柳(岸部一徳)がやってきた。なんと、桜花の上の5階に個別指導塾『ブルーミング』を開講し、王羅は一足早くそちらに入塾するというのだ。また、橘は黒木の推薦を受け、白柳より来春からブルーミングの校長にと抜擢されたのだった。

黒木は帰宅途中、灰谷と遭遇した。灰谷は黒木に「STAR FISHと引き換えにルトワックを退塾した件について、やはり理解できない」とぶつけた。黒木は「最初は社会貢献的な意味合いもあったかもしれないが、今では私の方があの子たちから多くのものを与えられている」とこたえ、「その幸せをあなたにも感じて欲しかった」といった。また、「幸せを感じているのはどうしてなのかあなたに尋ねたかった」とも付け加えた。黒木は、自ら自分の理解者だといった灰谷ならわかると思い、灰谷をパーティーに招待したのだった。

9/24。中学入試まで130日。講師室では、橘が来春への期待を胸に上機嫌だ。佐倉は王羅のノートに何かを見つけ、橘に共有する。それは橘を描いたパラパラ漫画だった。橘の喜ぶ様子を見た佐倉が「このノート石田くんに返さないと」とわざとらしくいうと、橘は満足そうに「俺が届けるよ」といい引き取った。橘はエレベーター前で王羅と遭遇し、ノートを返すと共に「俺は見てるからな」と激励した。

講師室にて。佐倉と黒木は順(羽村仁成)の両親が約束の時間を過ぎても面談にこないことを不審に思っていた。すると順の母・優子(遠藤久美子)から入電があり、「今立て込んでいて伺えない」と言いつつ、何やら慌ただしい様子で電話が切れた。電話の向こうでは、順の父・弘(金子貴俊)が「塾には頼らない!」と声を荒げていた。時間をおいて黒木が電話をかけるも、一向に繋がらない。電話が鳴り止まないことに苛立った弘は電話を床に投げ、その拍子で受話器が外れてしまった。家でのただならぬ音と会話が聞こえた黒木と佐倉は、走って島津家に向かった。到着すると周囲にはパトカーが来ており・・・。

「二月の勝者」ドラマ7話の感想

7話は波乱の展開で終わりましたね。ちょっと不謹慎かもしれないですが、私個人的にはこんな展開の方がドキドキ感があって好きだったりします。また、7話は王羅メインの回でしたが、今までに比べ中学受験の参考になりそうなテーマが少なかったように思います。

冒頭、黒木が秋以降の成績について言及している場面で、発言が1話付近のビジネスライクなものに戻った印象を受けました。この辺りは最終回の受験本番に向け、成績アップの秘策が何か登場するのか楽しみな要素でもあります。

「二月の勝者」は塾のもつ社会的意義も学べる

今回王羅のケースで、塾に通うことに勉強以外の役割があることを初めて知りました。実際にこのような家庭があるかは不明ですが、塾にとっても経営の目線で考えると、このような子どもも蔑ろにはできないですよね。また、黒木が行っているSTAR FISHも無料ではありますが子どもたちの拠りどころとなっていました。現代社会においては、学校が終わった後の子どもの引き受け先についても様々な形で需要がありそうですね。

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