- 長時間勉強をしているのに、模試の成績が上がらない
- 高校受験が近づいているのに、このままだと間に合わないかもしれない
- 成績を上げるための方法が知りたい
そんなお悩みを解決します。
この記事では、なぜ勉強しているのに成績が上がらないのか、どうすれば成績を成績を上げやすいのかを解説していきます。
ぜひこれからの受験勉強の参考にしていただけたらと思います。
これから高校受験を控えている中学や、保護者の方の参考になれば幸いです。ぜひ今後の勉強に生かしてみてください。
本記事の内容は、東大生の塾講師に監修して頂きました。
国語・数学・英語・理科・社会の5教科それぞれについて紹介しているので、”もくじ”の気になる教科からご覧下さい。
【高校受験】成績が上がらない3つの理由
各教科について解説する前に、まずは全教科に共通する成績が上がらない理由から解説していきます。
- 基礎が固まっていない
- わからないことをそのままにしている
- 勉強時間だけを意識している
成績が上がらない理由その1:基礎が固まっていない
全ての教科に共通することですが、模試や実力テストで成績が上がらない原因は、基礎が固まっていない場合がほとんどです。
応用問題が配点の多くを占めているとはいえ、基礎を固めるだけでも、偏差値60くらいは到達できます。まずは基礎を固めることができれば、実力がついているのを実感できるでしょう。
成績が上がらない理由その2:わからないことをそのままにしている
成績が上がらない生徒にありがちなのが、わからないことをそのままにしていることです。
受験勉強で大事なのは、解けない問題を解けるようにしていくことです。言い換えると、分からないことを分かるようにすることが重要です。
まずは授業や小テストなどで分からなかったことを放置せず、少しずつ分かるようにしていくようにしましょう。
成績が上がらない理由その3:勉強時間だけを意識している
成績を上げるためには、勉強している時間が長ければ良いというわけではありません。
受験勉強の本質は、志望校に合格するために解ける問題を増やすことです。そのため、解ける問題が増えていなければ意味がありません。
勉強するときには、「ただ長時間やる」のではなく、「解ける問題を増やす」という意識で勉強しましょう。意識を変えるだけでも、勉強の効率が高まります。
【高校受験】成績が上がらない人のための国語の勉強法
国語の成績が上がらない人に向けて「国語の成績が上がらない理由」と「国語の成績を上げるためのルール」について説明します。
国語の成績が上がらない3つの理由
国語の成績が上がらない理由は、以下の3つです。
- 感覚で解いている
- センスがないと解けないと思っている
- 古文と漢文の基礎が身についていない
理由その1:感覚で解いている
国語が苦手な生徒のほとんどが、国語の問題を感覚で解いています。
国語も、算数や理科と同じように解き方を身につけることができます。成績を上げるためには、どの問題でも対応できる力を身につけることが大事です。
理由その2:センスがないと解けないと思っている
国語で点数を取るためには生まれつきのセンスが必要だと思っている生徒が多いです。
しかし、国語の問題を解くためにセンスは必要ありません。確かに、昔から読書をしている生徒の方が国語ができる傾向はありますが、それが全てではありません。
国語が苦手な人は、まずは「自分はセンスがないから国語はできない」という思い込みを捨てましょう。
理由その3:古文と漢文の基礎が身についていない
国語には、現代文、古文、漢文の3科目があります。このうち古文と漢文は、現代文と比べると成績を伸ばしやすい科目です。
そのため受験においては、古文と漢文は得点源になります。しかしその分、勉強した人と勉強していない人の差がつきやすいです。
古文と漢文で得点できるようにすることが、国語が足を引っ張ることを防ぐカギになります。
国語の成績を上げるための3つのルール
続いて、国語の成績を上げるための3つのルールを紹介します。
- 国語の勉強時間を確保する
- 答えの根拠を明確にする
- 古文と漢文の基礎を固める
ルールその1:国語の勉強時間を確保する
多くの生徒は、国語の勉強を授業と宿題だけで済ませており、家で学習時間を確保することがありません。家でやるとしても、漢字を覚えるだけの人がほとんどです。
授業と宿題しかやってこなかった生徒が、受験生になって急に問題を解けるようになることはありません。
まずは少しずつでもいいので、国語の勉強時間を確保するようにしましょう。
ルールその2:答えの根拠を明確にする
国語の問題を感覚で解いていると、なかなか成績は上がりません。
「この指示語が指しているのはこの内容である」、「この段落で一番伝えたい内容はこれだ」など、根拠を持って問題に答える癖をつけましょう。
ルールその3:古文と漢文の基礎を固める
古文と漢文は基本的な知識を覚えるだけで得点になる問題が多いです。
読解が苦手な人も、古文と漢文の単語、文法を覚えていき、少しずつ点数を取れるようにしていきましょう。
【高校受験】成績が上がらない人のための数学の勉強法
数学の成績が上がらない人に向けて「数学の成績が上がらない理由」と「数学の成績を上げるためのルール」について説明します。
数学の成績が上がらない3つの理由
数学の成績が上がらない理由は、以下の3つです。
- 解法パターンが身についていない
- 分からない問題を放置している
- 色々な問題集をやろうとする
理由その1:解法パターンが身についていない
高校入試の数学は、解法のパターンがある程度決まっています。つまり、基本問題の解法を使いこなすことができれば、解くことができる問題がほとんどです。
しっかり基本を身につければ、応用問題でも、基本問題の考え方を組み合わせることで解くことができます。まずは教科書の例題を全て解けるようにすることから始めましょう。
理由その2:分からない問題を放置している
数学が苦手な生徒は、分からない問題を解けるようにせず、そのまま放置していることが多いです。
分からない問題に出会ったら逃げるのではなく、1問ずつ解けるようにしていきましょう。そうすることで解ける問題が増え、模試の成績も上がっていきます。
理由その3:色々な問題集をやろうとする
数学の成績が上がっていない生徒の中には、色々な問題集に手を出している生徒がいます。
色々な問題集に手を広げすぎず、1冊の問題集を信じてやりきることが大切です。
数学の成績を上げるための3つのルール
続いて、数学の成績を上げるための3つのルールを紹介します。
- 基本問題を何度も繰り返す
- できなかった問題を復習する
- 1冊の問題集を完璧にする
ルールその1:基本問題を何度も繰り返す
数学の成績を安定させるためには、よく使う解法パターンを身につけることが重要です。
問題を見た瞬間に解法が思い浮かぶようになるくらい、何回も繰り返して解き方を身につけましょう。
ルールその2:できなかった問題を復習する
模試や実力テストで間違えた問題、自信を持って解けなかった問題は必ず復習しましょう。
とはいっても、誰も解けないような問題を解けるようにする必要はありません。
模試での正答率が50%以上の解ける人と解けない人の差がつく問題を、できるようにしましょう。
正答率20%以下など低すぎる問題はいきなりやらなくて大丈夫なので、正答率が高い問題から少しずつ復習をしていきましょう。そうすれば少しずつ解ける問題が増えていきます。
ルールその3:1冊の問題集を完璧にする
数学の成績が上がらない人は複数の問題集に手を出しがちです。しかし、同じレベルの3冊の問題集を1周ずつやるより、1冊の問題集を3周する方が勉強の効果が大きいです。
数学が苦手な人は、教科書の例題をすべて解けるようにするところからでも大丈夫です。教科書の問題が全て解けるようになるだけでも、かなりの達成感と自信に繋がりますよ。
【高校受験】成績が上がらない人のための英語の勉強法
英語の成績が上がらない人に向けて「英語の成績が上がらない理由」と「英語の成績を上げるためのルール」について説明します。
英語の成績が上がらない3つの理由
英語の成績が上がらない理由は、以下の3つです。
- 単語が定着していない
- 英文法が身についていない
- 長文対策をしていない
理由その1:単語が定着していない
英語学習の一番の基本は単語を覚えることです。英語ができない生徒は、そもそも知っている単語数が少ない場合がよくあります。単語を知っていなければ、長文を読むことはできません。
単語は英語の問題を解くための道具です。単語を知らないと何もできないので、面倒かもしれませんが、覚えていかなければいけません。
理由その2:英文法が身についていない
英語を読むためには単語が必要ですが、単語を知っているだけでは読むことはできません。英語は、英文法というルールに従って読まなければいけないからです。
このように英文法は英語を読むために必要なので、英語の成績を上げるために勉強しなければいけません。
理由その3:長文対策をしていない
模試や実力テストでは、配点のほとんどを長文問題が占めています。そのため、長文問題で得点できなければ、英語で良い点を取ることはできないのです。
長文を一文ずつ日本語に訳せることと、長文の問題を解けることは違うからです。
また、英語の試験を時間内にとき終わらず、良い点数が取れないということもよくあります。長文対策をすることで英語を読む速度も鍛えられ、時間内に解き終わることができるようにもなります。
まずは短めなものからで良いので、長文を読むのに慣れるところから始めましょう。
英語の成績を上げるための3つのルール
続いて、英語の成績を上げるための3つのルールを紹介します。
- 英単語と英文法を覚える
- 長文対策をする
- 音読をする
ルールその1:英単語と英文法を覚える
英語は単語と文法がわからなければ、長文を読むことも、和訳や並び替えの問題を解くこともできません。まずは単語と文法を覚えることが成績を上げるための土台になります。
入試に頻出な単語がまとめられており、効率よく覚えられます。また、単語は読めるだけでなく、書けるようにしておくと英作文するときにも困らなくなります。
文法は例文ごと覚えましょう。文法の決まりを覚えても、使い方がわからないと意味がありません。例文を覚えることで、単語を変えるだけで英作文にも使えるようになります。まずは教科書の例文を覚えてみるのをおすすめします。
単語と文法が身についていると高校に入ってからも役に立つので、今のうちに固めてしまいましょう。
ルールその2:長文対策をする
英語の試験で高得点を取るためには、長文問題を解けるようになることが必要です。ただし、多くの生徒は長文を読むことに慣れていないので、いきなり長文対策をしようとしても難しいかと思います。
短めの簡単なものから練習し、長文問題を解くことに慣れていきましょう。
ルールその3:音読をする
これから英語の成績を上げたい方におすすめなのが、英語を音読することです。単語、熟語、長文など英語の勉強全てに音読を取り入れることをおすすめします。
音読のメリットは、英語を声に出すことで発音も覚えることができる点です。スペルだけでなく音も頭に入れておけば、忘れにくくなります。
また、音読はリスニング対策にもなります。英語の発音が分かっていなければ、リスニングで聞き取ることはできません。発音を知っている単語が増えるだけでも、リスニングで聞き取りやすくなります。
【高校受験】成績が上がらない人のための理科の勉強法
理科の成績が上がらない人に向けて「理科の成績が上がらない理由」と「理科の成績を上げるためのルール」について説明します。
理科の成績が上がらない3つの理由
理科の成績が上がらない理由は、以下の3つです。
- 基礎知識が足りない
- わかった気になっている
- 苦手な単元がある
理由その1:基礎知識の反復が足りていない
理科が苦手な生徒は、基本的な知識が足りていないことが多いです。知識がない状態でいきなり問題演習をしても、あまり意味がありません。
理科ができないからと焦って応用問題をやろうとせず、まずは基礎知識をつけることを優先して勉強しましょう。
理由その2:わかった気になっている
勉強をしていると、「問題文に出てくる言葉はなんとなく知っているけれど、実際に問題を解くと解けない」ときがあります。
理科には、「圧力」や「浮力」などといった言葉がでてきますが、キチンと意味を理解していないと問題を解けません。
まずは教科書の内容をよく読んで、基本的な知識を身につけることが大事です。
理由その3:苦手な単元がある
理科では、苦手な単元があるとなかなか点数が安定しません。理科には、物理・化学・生物・地学の4つの分野があります。各分野の中でも様々な単元に分かれており、「できる単元」と「できない単元」がはっきり分かれることが多いです。
苦手な単元を放置せず、勉強して克服することで理科の成績アップに繋げることができます。
理科の成績を上げるための3つのルール
続いて、理科の成績を上げるための3つのルールを紹介します。
- 教科書をよく読む
- 苦手な単元を把握する
- 問題演習を繰り返す
ルールその1:教科書をよく読む
理科の成績を上げるために、まずは教科書をしっかり読みましょう。当たり前のことですが、成績アップのためには基礎知識をつけることが一番重要です。
まずは好きな単元からでいいので、教科書をしっかり読んでみましょう。読むことに抵抗がなくなったら、苦手な単元も読んで少しずつ知識をつけていきましょう。
ルールその2:苦手な単元を把握する
理科の成績を上げるために、苦手な単元を克服することが大事です。そのためにはまず、物理・化学・生物・地学のどの単元が苦手なのかを把握しましょう。
苦手な単元を一つずつ克服していくと、理科を得点源にできる状態に近づけます。
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ルールその3:問題演習を繰り返す
理科は知識を覚える科目というイメージがあると思います。しかし、覚えるだけではテストで良い点数は取れません。
読んでいるだけだとわかった気になっている可能性もあるので、実際に問題を解いて知識が身についているか確認することが必要です。問題演習と確認を繰り返して、内容を頭に定着させていきましょう。
【高校受験】成績が上がらない人のための社会の勉強法
社会の成績が上がらない人に向けて「社会の成績が上がらない理由」と「社会の成績を上げるためのルール」について説明します。
社会の成績が上がらない3つの理由
社会の成績が上がらない理由は、以下の3つです。
- まとめノートを作ることにこだわっている
- 勉強量が少ない
- 反復が足りていない
理由その1:まとめノートを作ることにこだわっている
社会の成績が上がりにくい生徒の特徴として、ノートにまとめることにこだわっていることが挙げられます。
何度やっても覚えられないものをピックアップして覚えようとするのは良いですが、最初からすべてをまとめるのはお勧めしません。
理由その2:勉強量が少ない
社会は主要教科の中で最も知識の割合が多く、覚えるだけで点数が取れる教科です。しかし、覚えるだけで点が取れる分、勉強量の差が顕著に成績に現れます。
必要な内容を覚えるためには、思っているよりも多くの勉強量が必要です。その上、単純に丸暗記しようとすると量が膨大なため、工夫して覚えることが重要です。
理由その3:反復が足りていない
社会の内容がなかなか覚えられないときは、反復の回数が足りていません。社会で覚えるべき内容はかなり多いので、何度も繰り返して覚えないと覚えられません。
自分が思っているよりも繰り返さないと定着させることができないので、何度も繰り返しましょう。テスト前などは、やり過ぎくらいがちょうどいいですよ。
社会の成績を上げるための3つのルール
続いて、社会の成績を上げるための3つのルールを紹介します。
- 概要を把握してから、細かい知識を覚える
- 関連づけて覚える
- 何度も繰り返し復習する
ルールその1:概要を把握してから、細かい知識を覚える
社会は覚えるべき内容が一番多い教科です。ただ知識だけを関連づけずに覚えようとすると、いずれ限界がきます。
まず概要を理解してから知識を入れることで、内容の結びつきがあるので覚えやすく、忘れにくくなります。
ルールその2:関連づけて覚える
知識は丸暗記するよりも、関連づけた方が楽に覚えることができます。
意識しながら勉強することで、単に暗記するより覚えやすくなり、頭に残りやすくなります。
ルールその3:何度も繰り返し復習する
知識を定着させるために一番重要なことは、何度も繰り返すことです。復習の回数を増やすことで、忘れることを防ぐことができます。
反復すればするほど、短期記憶から長期記憶になり忘れにくくなります。2,3回やって満足するのではなく、何度も繰り返して知識を自分のものにしていきましょう。
エビングハウスの忘却曲線をご存知でしょうか。忘却曲線とは、人が記憶したことが、時間の経過とともにどれだけ頭に残っているかを表したものです。
忘却曲線によると、人は何かを学んだとき、20分後には42%、1時間後には56%忘れ、そして1日後には67%忘れてしまいます。つまり、勉強した内容のほとんどは1日経つと忘れてしまうのです。
【大学受験】成績が上がらない3つの理由と教科毎の勉強法の紹介でした
本記事では大学受験で成績が上がらない3つの理由と、教科毎の勉強法を紹介しました。
- 基礎が固まっていない
- わからないことをそのままにしている
- 勉強時間だけを意識している
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