- 模試の成績が全く上がらず、第一志望との偏差値に差がある
- 第一志望がE判定でこのままだと合格できそうにない
- 勉強しているのに成績が上がらないけど、理由がわからない
そんなお悩みを解決します。
勉強しているのに成績が上がらず、模試の判定が良くないととても不安になりますよね。
この記事では、各教科の成績が上がらない理由と、おすすめの勉強法を解説します。
これから大学受験を控えている高校生や、保護者の方の参考になれば幸いです。ぜひ今後の勉強に生かしてみてください。
本記事の内容は、東大生の塾講師が監修しています。
国語・数学・英語・理科・社会の5教科それぞれについて紹介しているので、”もくじ”の気になる教科からご覧下さい。
【大学受験】成績が上がらない3つの理由
各教科について解説する前に、まずは全教科に共通する成績が上がらない理由から解説していきます。
- 基礎が固まっていない
- 復習をしていない
- 目標から逆算していない
成績が上がらない理由その1:基礎が固まっていない
成績が上がらない生徒は、基礎が固まっていないことが多いです。どの教科でも共通ですが、基礎を固めないと成績を上げるのは難しいです。
大学受験では基礎をいかに早い時期に完成させるかが重要で、早めに基礎を固めることができれば他の受験生と差をつけることができます。
まずは焦らないで教科書レベルの基本問題を完璧にすることが大切です。
成績が上がらない理由その2:復習をしていない
模試や授業を受けた後、そのまま放置している生徒が多いです。特に模試では、成績を見て一喜一憂して終わりにする場合が多いです。
模試は、自分の現状や苦手分野を把握して、勉強するべきことを明確にするために受けるものです。模試を受けたら必ず復習して、成績を上げるために活用しましょう。
成績が上がらない理由その3:目標から逆算していない
がむしゃらに勉強していても、目標が決まっていないとなかなか成果が出ません。目標を決めないで勉強することは、地図を持たないで旅に出るようなものです。
問題形式が大学によって様々で、試験で求められることも違います。過去問を見ることで、何を勉強すれば良いかを明確にすることができます。
最終目標が明確になったら、中目標として、いつの模試で何点取るのかを決めます。そして小目標として、今月はどの問題集をどこまでやるか、など具体的に勉強計画を立てていきましょう。
最終的な目標と、やるべきことを明確にすることで効率よく勉強できます。
【大学受験】成績が上がらない人のための国語の勉強法
国語の成績が上がらない人に向けて「国語の成績が上がらない理由」と「国語の成績を上げるためのルール」について説明します。
国語の成績が上がらない3つの理由
国語の成績が上がらない理由は、以下の3つです。
- 感覚で解いている
- 家で勉強していない
- 古文、漢文で得点できていない
理由その1:感覚で解いている
国語が苦手な生徒は、国語の問題をなんとなくで解いています。
感覚で解いているとその時によって解き方が変わるので、点数が上がったり下がったりして安定しません。
国語の問題を解くのにセンスは必要なく、解き方を勉強すれば点数を上げることができます。
まずは「自分には国語はできない」という思い込みをなくすことから始めましょう。
理由その2:家で勉強していない
多くの生徒は、国語は家では勉強しておらず、学校と塾の授業や宿題しかやっていない場合が多いです。
しかし国語は授業や宿題だけでは身につかず、他の科目と同じように家で勉強しないと成績を上げることは難しいです。
国語を勉強する習慣がない人は、まずは国語の学習時間を確保するようにしましょう。
理由その3:古文、漢文で得点できていない
国語は現代文、古文、漢文の3つの科目で構成されています。現代文は短期間で成績を上げるのは難しいですが、古文と漢文は比較的成績を上げやすいです。そのため、勉強した人と勉強していない人の差がつきやすい科目です。
どうしても国語が苦手な人は、現代文で成績を上げることにこだわらず、古文や漢文で点数を稼ぐのがおすすめです。
国語の成績を上げるための3つのルール
続いて、国語の成績を上げるための3つのルールを紹介します。
- 論理的に解く
- 語彙力をつける
- 古典文法、漢文句法を固める
ルールその1:論理的に解く
国語は点数が安定しないと思われがちですが、他の教科と同じように、国語も解き方を練習すれば点数を安定させることができます。
国語の点数を安定させるポイントは、論理的に解く癖をつけることです
論理的に解くためのポイント
指示語や接続語、段落の働きを意識しながら文章を読むことが重要です。
以下のポイントを意識するだけでも論理の流れが分かると思います。
- 指示語が指す内容は何か?
- 接続語は順接と逆接どちらなのか?
- 主張・根拠・具体例・結論はそれぞれどこの段落に書かれているか?
自分にはセンスがないからと諦めずに、文章を正しく理解し、論理的に解く練習をしてみましょう。
ルールその2:語彙力をつける
現代文では、読解をする上でキーワードとなる言葉があります。例を挙げると、「具体」と「抽象」や、「主観」と「客観」などがあります。
このような言葉の意味を正しく理解していると文章を読みやすくなります。
逆に間違った理解をしていると、文章を逆の意味で読解してしまいます。
抽象:筆者の主張や結論。具体の部分に比べて意味が分からないことが多く、一読しただけでは意味が取れないこともある
具体:抽象の逆。読者がイメージしやすい内容で読者に納得をさせ、筆者の主張の説得力を高める。結論や主張、法則などは登場しない。
主観:自分の視点や価値観や感性にもとづいて解く
客観:作者の視点や価値観や感性、登場人物の気持ちを読み取って解く
ルールその3:古典文法、漢文句法を固める
国語の読解が苦手な人でも、古文や漢文は点数を上げやすいです。
基本的な知識が身についていると、文法問題や口語訳の問題が解けるようになるので、点数が安定します。それだけでなく、古文と漢文の読解問題は現代文よりも簡単なものが多いので、知識があるだけで解きやすくなります。
今まで古文や漢文をあまり勉強していなかった人は、少しずつ古文単語や漢文の句法を復習しましょう。
【大学受験】成績が上がらない人のための数学の勉強法
数学の成績が上がらない人に向けて「数学の成績が上がらない理由」と「数学の成績を上げるためのルール」について説明します。
数学の成績が上がらない3つの理由
数学の成績が上がらない理由は、以下の3つです。
- 定石が身についていない
- 色々な問題集に手を出している
- 模試を受けっぱなしにしている
理由その1:定石が身についていない
数学が苦手な原因として考えられるのが、基本問題の解法が身についていないことです。
定石の解法を使いこなせないと点数を安定させることができません。数学の成績を上げるためには、基本問題を完璧にして定石を身につけることを目指しましょう。
理由その2:色々な問題集に手を出している
数学の成績が上がらない生徒がやりがちなのが、色々な問題集をやろうとすることです。
問題集を何冊もやろうとしても、全てこなして内容を身につけるのは大変ですし難しいです。
自分のやっている勉強が正しいのか不安になるのは分かりますが、すぐに他の教材に浮気するのはやめた方がいいでしょう。
理由その3:模試を受けっぱなしにしている
数学が苦手な生徒は、模試を受けてそのままにしていることが多いです。模試を受けたら、復習しないと意味がありません。
つまり、模試を受けた直後は成績を上げる絶好のチャンスなのです。次回の模試からは受けっぱなしにせず、必ず復習をするようにしましょう。
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数学の成績を上げるための3つのルール
続いて、数学の成績を上げるための3つのルールを紹介します。
- 基本問題を繰り返す
- 1冊を完璧にする
- 間違いノートを作る
ルールその1:基本問題を繰り返す
数学の成績を上げるためには、基本問題を何度も繰り返しましょう。応用問題でもよく使われる、定石といわれる解法を身につけるためです。
問題文と答えを暗記することが目的ではなく、似た問題を見た時に解法の流れが思い浮かぶようにするのが目的です。
まずは教科書の基本問題を完璧にすることから始めてみましょう。
ルールその2:1冊を完璧にする
数学の問題集をやるときは、どれか1冊を決めて、決めた問題集を完璧にすることが大事です。
とはいえ100%解けるようにする必要はなく、9割くらい解けるようになれば次の問題集に進みましょう。
簡単な問題集でも1冊を完璧にできれば、解ける問題がかなり増え、達成感や自信にも繋がるでしょう。
ルールその3:間違いノートを作る
間違いノートは、模試や問題集で間違えた問題だけをまとめたノートです。模試を受けたらそのままにするのではなく、間違いノートに間違えた問題と解答をセットで書いていきます。
間違いノートは、自分の苦手な問題が詰まった自分専用の参考書です。間違いノートを何度も復習して解けるようにすれば、効率よく苦手を克服することができます。繰り返し学習すれば、数学の点数が上がることは間違いありません。
【大学受験】成績が上がらない人のための英語の勉強法
英語の成績が上がらない人に向けて「英語の成績が上がらない理由」と「英語の成績を上げるためのルール」について説明します。
英語の成績が上がらない3つの理由
英語の成績が上がらない理由は、以下の3つです。
- 基礎が固まっていない
- 長文対策が足りていない
- 知識が定着していない
理由その1:基礎が固まっていない
英語の成績が上がらない人の一番の理由は、基礎が固まっていないことです。英語に苦手意識がある人は、英文法の基礎を復習してみましょう。
高校の内容が難しく感じる人は、中学の内容に戻って基礎をやり直すと効率よく苦手を克服できます。
理由その2:長文対策が足りていない
英語で得点できない人の多くは、長文対策が足りていません。長文を読むのに時間がかかり、試験時間内に問題を解ききれていないことも多いです。
長文対策をすることで点数を安定させやすくなり、英語を読むのも速くなります。長文に慣れていない人は、300語程度の短めのものから読んでみましょう。
理由その3:知識が定着していない
単語や熟語を覚えることは英語学習の基本です。単語や熟語が頭に入っていないと、文法が分かっていても意味を理解できず、問題も解けません。
1冊を完璧にできればかなり英語が読みやすくなるはずです。
英語の成績を上げるための3つのルール
続いて、英語の成績を上げるための3つのルールを紹介します。
- 毎日英語に触れる
- 音読をする
- 例文を覚える
ルールその1:毎日英語に触れる
英語を身につけるためには、覚えるまで何度も繰り返すことが大事です。そのために、毎日英語に触れるようにしましょう。
いきなり長時間やる必要はないので、まずは英単語を毎日5分やることから始めてみましょう。
ルールその2:音読をする
英語を身につけるのにおすすめの勉強法が、英語を音読をすることです。自分の口を動かして英語を声に出すと、目で追うだけよりも定着しやすくなります。
英単語も、綴りを覚えるだけでなく発音も一緒に覚えることができるので忘れにくくなり、リスニング対策にもなります。
発音や意味が理解できていないとスムーズに音読できないので、音読できるレベルまで理解すれば、分かったつもりになることを防げます。
音読をすると良いことばかりなので、ぜひ今日から英語を声に出してみてくださいね。
ルールその3:例文を覚える
英語の成績を上げるために効果的なのが、英語の文の型を頭に入れることです。文の方を頭に入れるためには、例文を覚えるのが一番早いです。
長文読解や和訳も、見たことのある構造の文はすぐに理解できます。まずは教科書に出てくる例文を覚えてみると、その効果が実感できるでしょう。
【大学受験】成績が上がらない人のための理科の勉強法
理科の成績が上がらない人に向けて「理科の成績が上がらない理由」と「理科の成績を上げるためのルール」について説明します。
理科の成績が上がらない3つの理由
理科の成績が上がらない理由は、以下の3つです。
- 基礎知識の反復が足りていない
- 苦手な分野がある
- 学校の授業の進度に合わせている
理由その1:基礎知識の反復が足りていない
理科の成績が上がらない原因として、基本的な知識が定着していないことが挙げられます。
基礎知識だけでも解ける問題が多いですし、知識問題を落とすのはもったいないです。他の受験生にも差をつけられてしまいます。
まずは1つの単元でもいいので、基本問題の知識問題を完璧にしてみましょう。
理由その2:苦手な分野がある
理科には物理、化学、生物、地学の4つの分野があります。
まずは苦手な分野でも基本的な問題を完璧にすることで、苦手意識をなくすことができます。
理由その3:学校の授業の進度に合わせている
私立の中高一貫校は全体的に授業進度が早いので、高3の夏〜秋に高校範囲を終えることが多いです。しかし公立高校だと受験直前まで入試の範囲が終わらないことがあります。
早めに入試対策をするためには、学校のペースよりも早めに学習した方が良いでしょう。
理科の成績を上げるための3つのルール
続いて、理科の成績を上げるための3つのルールを紹介します。
- 基礎知識の確認を何度も繰り返す
- 計算問題の解き方を理解する
- 先取り学習する
ルールその1:基礎知識の確認を何度も繰り返す
基礎知識を定着させるためには、「覚えて、確認する」を繰り返すことが重要です。知識を覚えるために大事なのは、2、3回やって終わりではなく何回もやることです。
知識を正確に理解することは計算問題や記述問題にも効果があるので、基礎は少しでも早く完璧にしましょう。
ルールその2:計算問題の解き方を理解する
理科の計算問題を得意にするためには、解法を覚えるのではなく、「なぜそうなるのか」を理解することが重要です。
計算問題を解くときは、「なぜそうなるのか」を意識するようにしてみましょう。
ルールその3:先取り学習する
先ほど説明したように、学校のペースに合わせて学習を進めていると、入試対策が遅くなる可能性があります。
先取りで勉強しておくことで入試対策に割ける時間が増えるので、他の生徒よりも有利になります。
ただ今の時点で学校についていくのが精一杯の場合は、無理に先取りしない方が良いでしょう。まずは学校の授業についていくことを優先しましょう。
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【大学受験】成績が上がらない人のための社会の勉強法
社会の成績が上がらない人に向けて「社会の成績が上がらない理由」と「社会の成績を上げるためのルール」について説明します。
社会の成績が上がらない3つの理由
社会の成績が上がらない理由は、以下の3つです。
- まとめノートを作ることにこだわっている
- 背景を理解していない
- 復習が足りていない
理由その1:まとめノートを作ることにこだわっている
社会の勉強をするときにやりがちなのが、覚える内容をノートに綺麗にまとめることです。ノートにまとめること自体は悪くないのですが、まとめることに時間をかけすぎるのは非効率です。
知識を身につけるためには、インプットとアウトプットをすることが大事です。まとめに時間をかけるよりも、問題を多く解く方が効率的です。
理由その2:背景を理解していない
社会では、知識や出来事だけでなく、その背景まで問われることがあります。そのような問題では、知識を知っているだけでは答えることができません。
丸暗記ではいずれ限界がくるので、工夫して覚えることが大切です。
理由その3:復習が足りていない
社会が苦手な生徒は、復習の回数が足りていないことが多いです。知識を身につけるための復習は、何回やったらOKというものではありません。
大事なのは回数ではなく、覚えるまで復習することです。
社会の成績を上げるための3つのルール
続いて、社会の成績を上げるための3つのルールを紹介します。
- 情報を一つの教材にまとめる
- 多角的な視点で理解する
- 大まかな流れを理解してから、細かい知識を覚える
ルールその1:情報を一つの教材にまとめる
社会の勉強では、覚えるべき情報を一つの教材にまとめるのがおすすめです。自分が使いやすいと思う参考書やテキストを一つ選び、足りない情報をその都度書き足していく方法です。
覚える内容を一つにまとめておけば、その1冊を見るだけですべて復習することができます。自分の好きなようにまとめられるので、自分だけの参考書を作ることができます。
ルールその2:多角的な視点で理解する
社会の膨大な内容を覚えるためには、多角的な視点で理解することが大切です。
歴史の場合は、縦の関係と横の関係を意識しましょう。歴史は単なる出来事の連続ではなく、政治や経済、文化など様々な内容が関連しています。
単に丸暗記しようとするのではなく、関連づけることでより頭に残りやすくなります。
ルールその3:大まかな流れを理解してから、細かい知識を覚える
これは、日本史や世界史を勉強するときにおすすめなやり方です。歴史の勉強では、まずは全体の流れを掴んでから、細かい知識を覚えていった方が良いです。
【大学受験】成績が上がらない3つの理由と教科毎の勉強法の紹介でした
本記事では大学受験で成績が上がらない3つの理由と、教科毎の勉強法を紹介しました。
- 基礎が固まっていない
- 復習をしていない
- 目標から逆算していない
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