そんな疑問にお答えします。
結論から言うと、中学受験における父親の役割は「予算管理」と「スケジュール管理」の2つだと考えています。
理由を説明します。
- 中学受験はお金がかかる
- 中学受験はスケジュール管理が超重要
- 予算とスケジュール管理は父親の得意分野
- 父親のやる気は空回りすることがある
- 課題に対処する余力が出来る
はじめに:今の中学受験の状況
一昔前は、中学受験といえば、母親と子どもの二人三脚で、父親は少し離れて見ていた気がします。
わたしも自分自身が中学受験経験者ですが、塾の勉強について父親に何かを見てもらったりした記憶はありません。
しかし、現在は違います。
塾に子どものお迎えへ行くと大量の保護者の中には、父親が3割くらいいます。
話を聞いてると、わたしのように自分自身が中学受験を経験しており、子どもの中学受験に対しても興味・関心が強い父親が増えてきているようです。
父親は予算とスケジュール管理に徹した方がいい理由
中学受験はお金がかかる
一般的な中学受験に年間どれくらいの金額がかかるかというアンケート結果です。
こちらは5年前のデータですが、年間50万円~100万円が主流です。
また、4分の1の家庭では年間100万円以上となっています。
出典:edunavi
中学受験においては、学年が上がるにつれてかかる費用は上がりますので、首都圏の大手塾に通う6年生であれば、通常100万円を超えてくると思います。
特に、四大受験塾の中で1番料金が高いといわれているSAPIXでは、6年生の特別講習だけで100万円以上かかります。。
出典:中学受験基本のキ!
中学受験はスケジュール管理が超重要
中学受験は、過密な日程との戦いでもあります。
とくに入試間近の6年生の秋は、入試説明会や出願書類の提出、合格・不合格時の受験パターンの検討など、スケジュール管理がとても重要になります。
慶應など特定の私立中では、出願期間が4日間しかないケースもあり、綿密なスケジュール管理が求められます。
小学4年生や5年生だからといって、うかうかはしていられません。4年生や5年生のうちに文化祭や学校説明会に参加して、各学校の情報収集を行う必要があります。
事前募集が先着順で締め切られてしまう学校も多いので、気づいた時には申し込みできなかった。という事態にもなりかねません。
予算とスケジュール管理は父親の得意分野
ここまで予算管理とスケジュール管理が、中学受験においてとても重要である。
という事をお伝えしましたが、そこで登場するのが父親です。
会社で仕事をしている父親は、予算管理やスケジュール管理を、仕事の中で十分に経験を積んでいるケースが多いと思います。
- 年間の塾代は学年が上がるに従って高額となるため、計画的に貯金をしておく
- 小学6年生の秋以降は、お金に気を使っている場合でなくなるケースもあるので、資金計画に余裕をもたせておく
- 合格発表後、直ぐに入学金や授業料を払わないといけない学校もあるので、現金を多めに確保しておく
- 小学4年生から、受験可能性がある学校の文化祭、学校説明会の予定を把握しておく
- 小学6年生の秋以降は、取りこぼせない予定が増えるので、手帳やカレンダー、Excelで綿密に管理
- 実際の入試における受験パターンを予め考えておく
ちなみに、わたしは↓のようなスケジュール表をExcelで作成して管理していました。
スケジュールについては、Z会で配布しているスケジュール表が使いやすいです。
父親のやる気は空回りすることがある
これは、人によると思うのですが、やる気が空回りしてしまう父親もいるようです。
中学受験と言えば、母子の二人三脚だと思われていた。しかしいま、子供の中学受験に積極的に関わる父親が増えている一方で、父親のやる気が空回りし結果的に子供の足を引っ張ってしまうことがある。特に、自分自身に受験での成功体験が強かったり、仕事で成功を収めている父親が、自分のペースに子供を巻き込み、子供をつぶしてしまうケースが目立つ。
出典:「やっちゃった!」中学受験生の父親たちの失敗談
わたしも自分自身が中学受験経験者ということで、
子どもに対して「俺の時は〇〇だった」とか話していた事がありました。(反省しています)
また、自分の古い知識で教えて失敗したことも。。
「いい国(1192年)つくろう鎌倉幕府」ではなく、
「いいはこ(1185年)つくろう鎌倉幕府」だったり。
二月の勝者でも暴走したお父さん(島津父)がでています。
それこそ、父親が勉強方法や成績に口出しをすると母親と意見や考え方が異なった時に、子どもを混乱させてしまいます。
課題に対処する余力が出来る
父親が予算管理とスケジュール管理に徹する事で、
母親の負担は軽くなります。
また、父親が子どもの勉強方法や成績に極力口を出さずに少し離れた距離で俯瞰していると想定外の課題が発生した時に、課題解決にあたる事ができます。
特に入試直前や入試期間中は、ギリギリの状態なので、想定外の事も色々と発生します。
しろくま家では、1月の中旬に子どもがインフルエンザになってしまい、
1月のお試し受験で考えていた千葉・埼玉の学校を1校も受ける事が出来ませんでした。
子どももかなり凹んでいたので、急遽入試までの期間は仕事をリモートワークに切り替えて、家で子どもを精神的にサポートする事に徹しました。
パニックにならなかったのも、母親と父親で役割が分かれていたからだと思います。
父親も自分の役割に徹しよう
今回は、中学受験における父親の役割と、その理由について紹介しました。
- 中学受験はお金がかかる
- 中学受験はスケジュール管理が超重要
- 予算とスケジュール管理は父親の得意分野
- 父親のやる気は空回りすることがある
- 役割に徹する事で最後まで冷静でいられる
家庭の教育方針については、各ご家庭それぞれですし、お住いの地域や目指す学校もバラバラです。
今回ご紹介したのは、我が家の例ですが参考になれば幸いです。
中学受験は、家族一丸となって挑戦する一大プロジェクトです。
受験が佳境になれば、受験生以外の兄弟・姉妹もゲームや旅行を我慢したりすることになります。
ちなみにですが、小学6年生になると家庭教師を頼むご家庭が増えます。
できれば、そういった予定外のお金についても準備できると慌てないですみます。
家庭教師の費用や効果については、【中学受験】家庭教師を利用して偏差値12アップした合格体験談という記事で詳細を書いています。
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この小冊子では、中学受験に関する基本的なことがらがギュッとつめられた内容になっています。
- 「受験するかしないか」を決める際にまず考えてみるべきこと
- 合格に向けたスケジュール
- 志望校選びのポイント
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ぼくも実際に読んでみて、もっと早くに知っておけば良かったという内容が多かったです。
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